毎月ほぼ赤字の主婦が「貯め達人の5つの行動」を2週間やったら支出が1万円減った!
2021/02/09
貯め達人の5つの行動をマネしたら、本当にお金が貯まるのか?貯め下手の読者に、2週間試してもらいました。果たして、その結果はいかに……?毎月ほぼ赤字、ボーナス減の現状を立て直せるか必見です!
<教えてくれた人>
節約アドバイザーファイナンシャル・プランナー 丸山晴美さん
主婦のやりくりに精通し、時代に合う疲れない節約術や、効率のいい貯め方を提案。『節約家計ノート2021』(東京新聞)など、著書も多数。
この5つを実践すると、お金づかいのムダに気づくことができます!
「貯められない人は、何にどうお金を使えばいいか、優先順位をつけられていない傾向が。この5つの行動は、今のお金づかいのムダを自覚でき、『本当に必要な物にお金を使おう』という意識を芽生えさせるのに最適です」。
貯め達人の「5つの行動」
【行動1】買い物前に冷蔵庫の中を見る
【行動2】 レジ前にかごの中を見直す
【行動3】財布からレシートを出す
【行動4】支出は超簡単にメモる
【行動5】不用品は小まめに捨てる
「5つの行動」は、すべていちどに実行しなくてもOK。1週間後、2週間後、それぞれ変わったことをチェックしてもらいました。
<貯められない人>
『サンキュ!』読者 Tさん(奈良県 37歳)
夫(39歳)、長女(3歳)の3人家族。専業主婦。「家計簿はパソコンで入力しているものの、収支の振り返りはほとんどしていません」。
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 30万円
世帯年収(手取り) 約460万円
月貯蓄額(財形) 3万円
年貯蓄額(財形) 約50万円
住居費 8万円
食費・日用品費 7万円
毎月ほぼ赤字……。ボーナスも減ってしまい、貯められない!
「出産前の共働き時代から固定費も見直していないので、毎月赤字。ボーナスで補塡していたけど、コロナの影響でボーナスも減給。貯蓄なんてまったくできません(泣)」。
「5つの行動」1週目
【行動2】かごの中を見直す
買う予定の物をメモして、買い物へ。「リストどおりの物をかごに入れたところまではよかったけど、結局レジが終わるころには予定外の物も!見直す余裕なんてありませんでした」。
買い物メモを持参したのに……。
「何かお得な物はないかな?と店内を回り、『あったら使えるかも?』と思ったら、ついかごの中に。いつもの買い物のくせが出てしまった~」。
なぜか予定外の物まで盛りだくさんに!
100均でも、つい買いすぎちゃった!
「100均でも、リストどおりの物だけでなく、ついほかにも欲しい物を見つけて、100円だからと気がゆるんでしまいました」。
【行動3】レシートを出す
「1日分のレシートだけでも複数枚!今までは数日分のレシートをため込んでいたので、1日で使った分を意識していませんでした」。
1日分のレシートだけで財布がパンパン。
【行動4】支出をメモる
手帳に1日ごとに使った金額を書き出すように。「1週間で集計してみると……こんなに使っていたなんて自分でも驚き!給料日後だったので、つい使いすぎてしまったかも」。
毎日なんだかんだとお金を使ってた~。
1週目を終えて
無意識にこんなにお金を使っていたことにビックリ!
「『支出は超簡単にメモる』はいちばん精神的ダメージが大きかったです。まさか毎日、無意識にこんなにお金を使っていたなんて……。『ついで買い』の多さがわかりました」。
「5つの行動」2週目
【行動1】冷蔵庫の中を見る
在庫をチェックして、買いたしする物だけリストにメモするように。「元々片づけが苦手で、冷蔵庫内もいまいち整理できていないので、奥のほうは見逃しがち」。
1年以上前に期限が切れた物が続々!
【行動5】不用品を捨てる
「あらためて冷蔵庫の奥まで確認したら、賞味期限の切れた物がいっぱい!未開封の飲料もあり、もったいなかったな~と反省」。
【行動4】支出をメモる
1週目と同じように1週間分を集計。「先週の反省を踏まえて、メモに記入した物だけ買うように意識。買い物に行かない日もあったので、レシートも少なく、支出も大幅に減りました」。
支出が3分の1に減った!
2週目を終えて
お金づかいの甘さを反省。無買デーを増やしたい!
「こんな生活をしていたのでは、貯まるものも貯まらないと痛感!お金の使い方を改めようと思いました。買い物に行く頻度を減らし、その都度支出をメモすることを継続していきたいです」。
丸山さんアドバイス
「書き出したことで、買いすぎを意識できたのはとても重要。今までは目的なく買い物に行くのが習慣化していたので、買い物回数を減らすだけでもムダ買いはグッと減らせます。さらに週予算を決めて、それを守るように心がけましょう」。
参照:『サンキュ!』2021年2月号「15分あればあなたの家計は変わります」より。掲載している情報は2020年12月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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