【野菜のプロ監修】「ゴーヤ」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!
2022/04/25
この記事では、「ゴーヤ」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。
■記事監修
冷凍?冷蔵?常温?ゴーヤの適切な保存方法や期間を紹介
沖縄料理で馴染みのある「ゴーヤ」は、夏になるとスーパーなどで購入することができます。ゴーヤは暑い季節に採れるため、常温でも日持ちがしそうなイメージを持っているかたも多いのではないでしょうか。
ゴーヤは常温でも保存することは可能ですが、熟成が進みやすいため、すぐに食べない場合は冷凍保存や冷蔵保存がおすすめです。
ここでは、常温や冷凍、冷蔵の方法やそれぞれの保存期間についてくわしく紹介していきます。
冷凍保存
鮮度が落ちやすいゴーヤは、冷凍保存をすることで保存期間を長くすることができるでしょう。冷凍保存する際は、生のまま保存する場合と下ゆでをして保存する場合があります。
生のまま冷凍保存する場合は、まずはゴーヤを縦半分に切り、種とワタを取り除きます。半月の形になるように薄くスライスし、ジッパーつきの保存袋に薄く平らになるように入れ、空気をしっかりと抜きましょう。
薄く平らになるように入れることで、使いたい分だけを取り出しやすくなります。
下ゆでしてから保存する方法は、薄くスライスしたゴーヤを沸騰したお湯で20秒ほど湯がき、粗熱と水分を除いた状態のものをジッパーつきの保存袋に入れて保存します。このときも薄く平らになるように入れるとよいでしょう。
生のまま冷凍したものは、炒め物や天ぷらなどに冷凍のまま使うことができます。下ゆでしたものは、解凍してそのまま和え物やスムージーなどに使うことができるので、用途に合わせて使い分けてみましょう。どちらも冷凍庫で2週間ほど保存することができます。
冷蔵保存
ゴーヤは冷蔵保存をすることでも、鮮度を長持ちさせることができます。冷凍保存するよりは短くなりますが、正しく保存することでカット前のゴーヤで10日ほどは日持ちするでしょう。
カット前のゴーヤは、ビニールの袋に入れ野菜室で保存します。このとき、ヘタを上にして立てた状態で保存するとよりよいでしょう。朝露などの水分がついていると劣化やカビの原因になるため、水分をよくふき取ることも大切なポイントです。
また、イボが折れやすく、折れたところから傷んでくるのでていねいに取り扱うようにしましょう。
カット後の場合は、傷みやすい種とワタを取り除き、食品用ラップでぴったりと包んで保存します。このときも、水分をきちんとふき取ってから包むようにしましょう。カット後は、なるべく早く使い切るようにすることが大切です。
常温保存
前述したように、ゴーヤは常温での保存も可能です。しかし、常温では熟成が進み傷みやすいので、保存可能期間は2日ほどです。実が黄色くなり、ワタがなくなって種が赤く変色してくるため、見た目も参考にしてください。
保存する際には、なるべく涼しくて風通しのよい場所がおすすめです。28℃以上になると成熟スピードも速くなってしまうため、28℃以下で冷房が効いている場所であればよりよいでしょう。
すぐに食べることができない場合は、冷凍保存や冷蔵保存することをおすすめします。
ゴーヤを使ったおすすめレシピ紹介
ゴーヤを使った料理ではゴーヤチャンプルが人気の傾向にありますが、家庭菜園でたくさん収穫できたときなど、おいしい状態で食べきるためにもレシピのレパートリーの参考にしてみてください。
おすすめレシピ1:ゴーヤサラダ
まずは、ツナマヨネーズをベースに味つけされた「ゴーヤサラダ」のレシピです。
ゴーヤをスライスした後に塩もみして時間を置くことで、苦み成分が水分とともに流れ出るため、ゴーヤの苦みが苦手なかたでも食べやすくなります。塩分が気になるかたは、沸騰したお湯で1~2分ほど湯がいても苦味を減らすことができるでしょう。
おすすめレシピ2:豚肉とゴーヤーのカリカリ揚げ
次に、調味料に漬け込んだ豚肉とゴーヤをカリッと揚げた「豚肉とゴーヤのカリカリ揚げ」のレシピです。
夏場の暑い日の揚げ物は億劫に感じることもあるでしょうが、こちらは揚げ焼きでつくれるため、手軽にできるのもうれしいポイントでしょう。お酒のおつまみなどにもぴったりのレシピとなっています。
おすすめレシピ3:ゴーヤのチーズチップス
最後に、ほんのりチーズの風味が食欲をそそる「ゴーヤのチーズチップス」のレシピです。
塩もみしたゴーヤを使うことでゴーヤの苦みを抑えることができ、サクサクとスナック感覚で食べられるため、おやつとしても食べられるでしょう。また、ワインなどのお酒との相性もよく、おつまみとしても食べるのもおすすめです。
ゴーヤの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!
この記事では、ゴーヤの正しい保存方法やおすすめのレシピを紹介しました。
ゴーヤは常温での保存も可能ではありますが、日持ちを長くさせるためには冷凍保存や冷蔵保存がおすすめです。いずれも鮮度は落ちていくため、早めに食べきることも大切なポイントでしょう。
正しい保存方法を知り、ゴーヤをおいしく使い切るために、参考にしてみてはいかがでしょうか。