エプロンの女性

「やる気が出ない…」悩める主婦が知っておきたい原因と対処法

2022/03/20

“おせっかいな”ご家庭サポートを提供する「東京かあさん」から、暮らしに役立つ情報を教えてもらいました。

「東京かあさん」は、株式会社ぴんぴんころりが運営する育児・家事支援サービス。第2のお母さんとなって、 "おせ...

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家事のやる気が出ない原因は?

家事のスイッチが入らない原因として、以下のパターンが考えられます。ときには、複数の原因が合わさっている場合も。ご自身の状況と照らし合わせて、当てはまる項目を探してみましょう。

その1 モチベーションを感じられない

毎日家事をこなしているうちに、だんだんとモチベーションが薄まってはいませんか? そのうえ家族から「やって当たり前のことだ」と思われていると、「何のために家事をしているんだろう?」と虚しくなってしまうでしょう。

その2 毎日の家事に飽きている

朝起きたら朝食を作って、掃除機をかけて、洗濯機を回して…。こうしたサイクルを毎日繰り返していると、次第に飽きてくるのも無理はありません。そのうえ何年も継続するので、新婚時代に感じた新鮮味もすっかりなくなってしまうでしょう。

その3 孤独感が辛い

1人で黙々と掃除や洗濯をしているうちに、ふと寂しさを感じる瞬間はありませんか? 主婦の仕事は、家の中での作業がメイン。周囲に仕事仲間がいる職場とは違い、主婦業は孤独に感じやすい仕事といえます。

その4 睡眠不足

日中にボーっとする、うっかりミスが多い、家事に集中できないといった症状のある方は、睡眠時間が足りていない可能性があります。そんな状態で作業をしていると、不注意によってケガをしてしまうことも。さらには、送迎や買い物の途中で居眠り運転…なんてことになったら大変です。

その5 悩みを抱えている

精神的な疲労により、家事に対するやる気が奪われている場合も珍しくありません。とくに主婦たちは、家計・夫婦関係・ママ友関係・子どもの進路など、さまざまな悩みを抱えているケースが多く見受けられます。こうした悩みが、メンタルのバランスを崩しているのかもしれません。

その6 ホルモンバランスの影響

生理中は貧血によるふらつきや、生理痛に悩まされることも。また、生理前は月経前症候群(PMS)によって、だるさやイライラを感じる女性も少なくありません。さらに40~50代の女性は、更年期障害に悩まされるケースもあります。

その7 体に痛みがある

家事をしていると、肩こりや腰痛に悩まされることもあります。また、体の疲れが頭痛や目の違和感の原因になっている場合も。それでも我慢し続けていると、状態が悪化するリスクがあるので注意しましょう。

その8 労働量が多すぎる

そもそも、家事の労働量が多すぎてはいませんか? 膨大な量の家事に追われていると、体を休めるタイミングもとれません。こうしたオーバーワークを続けていると、心も体もヘロヘロ状態になってしまいます。

その9 嫌いな家事がある

すべての家事ではなく、特定の作業にだけやる気が出ないという方もいます。たとえば、「料理が苦手だから億劫」「食器洗いは手が荒れるからやりたくない」など。「今日も嫌いな家事をしなくては」という義務感が、自然とやる気を奪っているのです。

やる気が出ないときの対処法

自宅で本を読むアジアの女性
kazuma seki/gettyimages

こうした理由によって家事のやる気がでないときは、原因そのものを取り除くか、心のスイッチの切り替えを試してみましょう。心と体にエンジンがかかれば、自然と体が軽くなりますよ!

お気に入りの家事アイテムを使う

好きなものに囲まれていると、なんだか気持ちがワクワクしますよね! そこで、家事で使用するアイテムを選び直してみましょう。

調理器具や食器を好きなキャラクターで統一するのもよし、「掃除用品はこれ!」とメーカーにこだわるのもよし。洗剤をかえてみる、可愛いデザインのスポンジにするなど、ちょっとした変化を楽しむだけでも十分ですよ。

癒されながら家事をする

どうせ家事をするなら、明るい気分で取り組みたいですよね。そこで、好きな音楽を掛けながら料理をしたり、アロマを焚きながら掃除をしたりと、癒されながら家事をしてみては。「忙しくて趣味を楽しむ時間がない」という方にもオススメですよ!

「家事の時間」を決めておく

気持ちがのらない家事は、ダラダラと時間をかけるのではなく、サクッと短時間で済ませましょう。「15時のワイドショーが始まるまでの10分間だけ掃除する」「紅茶タイムの前に洗濯物を取り入れる」と、時間に加えてゴールを決めておくのもオススメですよ!

上手に手を抜く

やる気がないとはいえ、家事をしないわけにはいかない…。そんなときは、上手に手を抜いて家事の負担を減らしましょう。

食事が面倒だと感じたら、スーパーの惣菜を活用したり、テイクアウトや出前を利用したり。半調理品を活用すれば、「料理をしていない」という罪悪感を減らすこともできます。いろんな種類のレトルトカレーをストックしておき、「毎週金曜日はカレーの日」と決めておくのも楽しいですよ!

掃除のペースを減らす

手を抜くだけでなく、家事をするペースも見直してみましょう。とくに掃除は、回数が多少減ったところで、生活に大きな変化が起きるわけではありません。「これぐらいの汚れならいっか」と気楽に捉えることも大切ですよ。

プチご褒美を用意する

1日のなかでプチご褒美を用意し、頑張った自分を褒めてあげましょう。お風呂に入浴剤を入れたり、お菓子を用意したり。「この作業が終わればご褒美タイムだ!」と考えるだけで、モチベーションがアップしますよ。

体のケアを行なう

肩こりや腰痛に悩まされている方は、体をケアして痛みを根本的に取り除くことが大切です。整体や病院に通う、ストレッチをするなど、さまざまな方法を試してみましょう。入浴や軽い運動で体を温めるだけでも、効果が期待できますよ。

新たな趣味を見つける

「同じことの繰り返しだ」と毎日がつまらなく感じている方は、新たな趣味を見つけてみましょう。図書館で借りた本を読む、無料動画を参考にしておうちヨガをするなど、お金をかけずに楽しめる趣味はたくさんあります。気分転換になるので、ストレス発散にもなりますよ。

家事に変化を与える

毎日のサイクルに飽きた人は、家事の中で新たな試みをしてみましょう。たとえば、「行ったことのないスーパーを利用してみる」「初めてのレシピに挑戦する」など。新たな発見につながるかもしれませんよ!

家事の動線を見直してみる

家事をするときのアクションを振り返り、改善点がないか探してみましょう。間取りを大きく変えるのは難しいですが、アイテムの置き場所を変えるくらいならスグにできるはず! バラバラに保管していた掃除道具を1か所にまとめるだけでも、掃除の時間を短縮できますよ。

生活習慣を見直す

不健康な生活は、体調だけでなく精神面にも悪影響を与えます。ご自身の毎日の過ごし方を振り返り、睡眠時間や運動量は足りているか、バランスよく栄養を摂っているかを確認しましょう。

とくに忙しい主婦は、睡眠時間が短くなってしまいがち。布団に入ってからはスマホを見ないようにする、すきま時間を見つけて仮眠をとるなど、体を休ませる工夫をしましょう。寝る前にホットミルクを飲んだり、室温を調整したりと、睡眠の質を高めるのも効果的ですよ。

主婦仲間と悩みを共有する

ときには主婦仲間で集まって、悩みや愚痴を思いっきり言い合いましょう。「料理ってめんどくさいよね!」と話すだけでも、ストレス発散になります。「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と、気持ちも軽くなりますよ。

スマホを一時的に封印する

スマホを操作していると、いつの間にか時間がどんどん過ぎてしまいますよね。そんな状態から家事モードに切り替える方法として、スマホを封印する時間を作ってみるのもいいでしょう。ダラダラタイムと家事タイムの区切りを作れば、作業効率もアップするはずですよ。

夫に相談する

家事を分担してもらえないか、夫に相談してみるのも1つの手段です。ポイントは、できるだけ的を絞ったうえで具体的に伝えること。「食後の食器洗いが大変だから代わってほしい」「入浴後にお風呂掃除をしてほしい」と伝えれば、相手も受け入れやすくなりますよ。

こんなときは病院へ!注意すべき兆候は?

「やる気が出ない」に加えて、体の症状に違和感がある場合は注意が必要です。

・起き上がれないほど体が重い
・重い生理痛や生理不順に悩んでいる
・何をしていても楽しくない
・ちょっとした物音に大きなストレスを感じる
・原因不明の体調不良がずっと続いている
・食欲がない、食べてもおいしいと感じない
・寝ようと思ってもなかなか眠れない

こうした兆候がみられたら、心や体に危険信号が灯っている可能性があります。このままの状況で放置したり、市販の薬で我慢し続けたりするのは禁物。念のため、病院を受診しておきましょう。

■教えてくれたのは・・・

東京かあさん

「東京かあさん」は、株式会社ぴんぴんころりが運営する育児・家事支援サービス。第2のお母さんとなって、 "おせっかいな”ご家庭サポートを提供中。働く女性や子育て中のママたちに役立つ情報やニュースをお届けするWEBメディア「ミソシル」も運営しています。

 
 

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