美容にも使える?「米のとぎ汁」はそのまま捨てないで活用するのがおすすめ
2024/08/24
毎日、家でご飯を炊いていると「とぎ汁をそのまま流すのは、なんだかもったいないな?」と感じませんか?
そこで今回は、元家政婦で家事クリエイターのマミさんに、米のとぎ汁をそのまま捨てずに活用する方法を教えてもらいました。
洗顔に使う
米ぬか成分が入った洗顔料や化粧水などを見かけますよね。
米のとぎ汁には「米セラミド」という成分が含まれており、保湿効果があります。また、こまかい米の粒子が入っているため、おだやかなピーリング効果も期待できるんですよ。
以前、美魔女として有名な女性が「米のとぎ汁で洗顔をしています」とテレビで発言されて、話題にもなっていました。
水やぬるま湯でとぎ汁を1.5~2倍程度に薄めて、洗面器などに入れ洗顔をしてみてくださいね。
※栄養豊富な米のとぎ汁は傷みやすいですから、朝に米をといで夜に洗顔するなどの場合は、ペットボトルなどに入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。また、肌に合わないと感じた場合はすぐに使用を中止してください。
食器洗いに使う
米のとぎ汁に含まれるたんぱく質のなかには、洗剤に含まれる界面活性剤と同じような働きをする成分が含まれています。
汚れた食器をとぎ汁に浸けたり、上からとぎ汁をかけたりすると、汚れが落ちやすくなりますよ。食洗機に入れる前の予洗いにもおすすめ。予洗いに水を使うのがもったいないなと感じているなら、ぜひとぎ汁を使ってみてください。
また、カレー鍋の浸けおき洗いなどに使うのもいいですよ。
野菜のアク抜きや下ゆでに使う
米のとぎ汁は、野菜などのアク抜きや下ゆでにも使えます。たとえば、たけのこのアク抜き。米ぬかでアク抜きをすることが多いと思いますが、ぬかがない場合、とぎ汁で代用できますよ。
大根の下ゆでにも、米のとぎ汁が使えます。大根のえぐみなどのアクが抜け、とぎ汁に含まれる酵素のはたらきで煮くずれを防ぎ、色も白くキレイになります。また、ごぼうや里芋などの下ゆでにも使えますよ。
床掃除や肥料に使うのはやめたほうがいい
米のとぎ汁の有効活用で、「床掃除に使うとワックス効果がある」なんて話を聞いたことはありませんか?
昔の床はそうであったかもしれませんが、今のフローリングはコーティングがされているため、ワックスの効果は期待できません。専用のワックスを使う方がいいでしょう。
また、「米のとぎ汁が植物の肥料になる」ともいわれていますが、それもやめたほうがいい行為。
家にある小さな鉢では、栄養豊富な米のとぎ汁を分解できるほどの土の量がありません。土にカビが生えたり臭いがしたりなどの原因になりますよ。
もしも植物にあげるなら、そのままではなく水で薄め、毎日あげるのはやめましょう。
米のとぎ汁を有効活用しよう!
ふだんはそのまま捨てている米のとぎ汁ですが、洗顔や食器洗い、野菜の下ゆでに使えます。0円ですぐにできますから手軽ですよね。とくに食器洗いに使うのは簡単ですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。米のとぎ汁を有効活用しましょう!
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a
編集/サンキュ!編集部