【六角形に注目】旬の「ピーマン」スーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?
2023/09/22
ピーマンの出荷量は、夏よりも9月に多くなるのだそう。
今回は、9月に旬を迎えるピーマンを買うときにおいしいものを見分けるコツを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
ピーマンの旬は5月と9月
1年中売られているピーマンの出荷ピークは、5月と9月。
夏野菜のイメージが強いですが、真夏よりも少し涼しくなる9月の方が出荷量が多くなります。
ピーマンはその特徴的な苦味によって、特に子どもの苦手な野菜の代表格でもありますよね。鮮度が落ちたピーマンは苦味が出やすくなってしまうので、鮮度がよいおいしいピーマンを選ぶのもとても重要です。
おいしいピーマンの見分け方
濃い緑でツヤがある
まずは、全体の色がしっかり濃い緑色であるものがおすすめです。
夏の日差しをたっぷり浴びて育ったピーマンは色濃く、味が濃厚になり、栄養価も高くなっています。
ピーマン含まれるβ-カロテンは、抗酸化作用が高く、免疫力アップや疲労回復にも効果が期待できます。β-カロテンは色が濃いほどに多く含まれますので、おいしさだけでなく栄養面でも色の濃いピーマンを選ぶとよいでしょう。
また、ツヤは鮮度がよい証拠です。収穫から時間が経つと水分が抜け、ツヤがなくなっていくので、ツヤがあるものを選びましょう。
ヘタが新鮮でハリがある
ヘタの状態でも鮮度をチェックすることができます。
ヘタが黒ずんでいたり、シワシワになっていたりすると収穫から時間が経ってしまっている可能性が高いです。
また袋に入って売っているものは、ヘタにカビがないかもチェックしましょう。ひとつが傷むとすぐに他のピーマンも傷み出すため、注意が必要です。
ヘタの周りのふくらんでいる部分に、しっかりハリがあるかもチェックしましょう。
ヘタの形が六角形
最後にヘタが何角形かをチェックしましょう。
ヘタは花びらを支えていた部分のため、花びらの枚数とヘタの角数は同じになります。
ピーマンのヘタは五角形のものと六角形のものが混在しています。これは花びらが5枚だったか6枚だったかを示しています。
花びらの枚数が多いほどたくさんの日光を取り込むことができるので、実が甘く育ちます。
つまり、ピーマンを選ぶときには、ヘタが六角形の甘く育っているものを選ぶとよいでしょう。
旬のピーマンをおいしく味わおう
炒めものやナムルなど、いろいろな料理に活用できるピーマン。
新鮮でおいしいピーマンは、生でかじってもみずみずしく甘さが際立って、素材の味だけでごちそうになります。
旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する“野菜ソムリエプロ”。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部