やらなきゃもったいない!ご飯に合う「さつまいも」のやみつき副菜を野菜ソムリエが解説
2023/10/02
9月から10月にかけては例年、さつまいもの出荷量が増え、同時に店頭での価格も下がる時期です。
ファンが多いと同時に、「ご飯に合うおかず」がむずかしい野菜でもあるさつまいも。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ご飯が進むさつまいもの簡単副菜の作り方を教えてもらいます。
甘味×塩味×酸味がたまらない!さつまいもとベーコンの粒マスタード炒め
[材料]2~3人分
・さつまいも…1本
・ベーコン…3~4枚
・油(マヨネーズ可)…適量
・マヨネーズ…大さじ1/2
・粒マスタード…大さじ1/2
[作りかた]
1.さつまいもを5~7mm幅くらいの輪切りにする(太いさつまいもの場合は食べやすいよう輪切りをさらに半分または1/4に切る)。切ったさつまいもを水に3分ほどさらす。
2.ベーコンを1cm幅の短冊切りにする。
3.水気を切ったさつまいもを耐熱ボウルに入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(500~600W)で2分加熱する。
4.フライパンで油(またはマヨネーズ)を熱し、ベーコンとさつまいもを炒める。
5.ベーコンが好みの焼き具合になったら、マヨネーズと粒マスタードを加え、炒めながら全体を混ぜ合わせたら完成。
※炒め油をマヨネーズで代用すると、さらにマヨネーズのコクを感じる仕上がりに。
※電子レンジを使わず、さつまいもを多めの油で揚げ焼きにしてもOKです。
加熱でマスタードの辛味を飛ばす!お子さんも食べやすい副菜に
さつまいもと粒マスタードの組み合わせでつくる副菜なら、たとえばゆでたさつまいもに粒マスタードを和えるデリ風サラダなど、粒マスタードを加熱しないメニューもありますが、辛味が残るためちょっと大人な味。
ただマスタードに含まれる辛味成分は熱に弱いので、今回のように炒める料理だと辛味が飛んでほどよい酸味が残り、お子さんでも食べやすいおかずになります。
マヨネーズと1:1で合わせることによって照りも出やすく、食欲をそそる仕上がりに。もちろんベーコンの塩味との相性も抜群です。
さつまいもをもっともっと楽しもう!
さつまいもには食物繊維のほか、カルシウムやβカロテン、ビタミンC、カリウムなどさまざまな栄養が含まれています。
βカロテンといえばにんじんやかぼちゃに含まれる黄色い色素を持つ栄養素ですが、たしかにさつまいもの鮮やかな黄色を見れば納得ですね。
また、さつまいもに含まれるビタミンCはほかの野菜と比べて加熱によって壊れにくいという特徴があり、夏の間に紫外線のダメージを受けたお肌をいたわりたいこの季節にぴったり。
定番の焼きいもや大学芋だけでなく、ご飯に合うおかずを食卓に取り入れて、ぜひ栄養たっぷりの旬のさつまいもを楽しんでください。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部
※電子レンジの加熱時間は、500~600Wの場合の目安です。