『トマト照り焼き』『カチャトーラ』定番にしたい鶏もも肉のおかず4

2023/10/02

鶏もも肉があればメインは決まり!2ステップでカンタンに作れる4つのレシピをご紹介。トマトを入れてうまみをUP&みんな大好きすき焼きなど、たっぷり食べられるのもうれしいポイント。副菜の献立アイデアも必見です。

料理研究家。わかりやすく作りやすい料理を提案。鮮魚店の娘として生まれ育ち、魚がおいしい港町を巡る旅が好き。

>>>料理研究家 小林まさみの記事をもっと見る

料理研究家。おもてなしが大好きで、クリスマスの時季にはチキンを6回焼くことがあるほど。

>>>野口真紀の記事をもっと見る

〈トマト照り焼き〉トマトを入れるとうまみUP!&軽やか

材料(4人分)

鶏もも肉(小)…4枚
トマト(完熟)…2個→1cm角に切る

〈たれの材料〉→混ぜ合わせる
しょうゆ、みりん、酒…各大3
砂糖…大1 1/2

オリーブ油…大2

作り方

(1)鶏肉を焼く
フライパンに油を入れ、鶏肉の皮目を下にして入れ、こんがりと焼き色がつくまでじっくりと中火で焼く。返してさらに焼く。

(2)トマトと調味料を加える
(1)の火を止めてフライパンの余分な脂をさっと拭き、トマト、たれを加える。強めの中火で鶏肉にからめながら煮る。(野口)

献立アイデア

・ ブロッコリーのタルタル
・ なめことわかめのみそ汁
・ なんか漬けもの

〈鶏肉とさつまいものブラックペッパー炒め〉ほくっと甘いさつまいもはキリッとした味で

材料(4人分)

鶏もも肉(大)…1枚(300g)→厚みを開き、筋と脂肪を除いて一口大に切り、塩小1/3 、粗びき黒こしょう小1をまぶし、室温に20分おく
さつまいも200g→皮ごと厚さ1cmの半月切りにし、5分水にさらし、水けをきる
玉ねぎ(大)…1/2個(150g)→幅1cmのくし形切り

[A]
塩…小1/3
粗びき黒こしょう…小1/2

レモン汁…大1
オリーブ油…大1

作り方

(1)鶏肉を焼く
フライパンに油を入れ、鶏肉の皮目を下にして並べ、強めの中火にかけて3~4分焼く。こんがり焼き色がついたら返し、中火にして3~4分焼いて火を通し、取り出す。

(2)さつまいもを炒め、炒め合わせる
(1)のフライパンにさつまいもを広げ、残った脂で中火で約7分、焼きつけるように炒める。次に玉ねぎを加えて透き通るまで炒め、[A]をふる。(1)を戻し入れ、レモン汁を加えて炒め合わせる。(小林)

献立アイデア

・ レタスとじゃこのかきたまスープ
・ もやしとハムのゆかりあえ

〈カチャトーラ〉定番にしたい柔らかチキンのイタリア風煮込み

材料(4人分)

鶏もも肉(小)…4枚→半分に切り、塩、こしょう各少々をふり、薄力粉を薄くまぶす
セロリの茎…2本→薄切り・葉も約5枚使う
玉ねぎ…1個→薄切り
白ワインビネガー(なければ酢)…大2

[A]
トマトピューレ…1パック(200g)
(あれば)黒オリーブ…12粒
ローリエ…2枚
オレガノ(乾燥・タイム、ハジルなど好みのハーブでもよい)…小2

オリーブ油…大3
塩、こしょう…各適量

作り方

(1)鶏肉を焼く
鍋に油大1 1/2 と鶏肉を皮目を下にして入れ、両面をこんがりと中火で焼く。白ワインビネガーをかけてさっとなじませたら、いったん肉を取り出す。

(2)野菜を炒め、煮る
(1)の鍋に油大1 1/2 をたし、セロリの茎と玉ねぎを入れて中火でよく炒める。玉ねぎがしんなりしたら(1)の鶏肉を戻し入れ、[A]、セロリの葉を加え、ふたをして約20分弱火で煮る。塩、こしょうで味をととのえる。(野口)

トマトピューレは完熟トマトを裏ごしして濃縮したもの。トマト煮の味がピタッと決まる!

献立アイデア

・ ベビーリーフとカッテージチーズのサラダ

〈鶏すき焼き〉人気の甘辛しょうゆ味で野菜がたっぷり食べられる

材料(4人分)

鶏もも肉…3枚→余分な脂肪を除いて一口大に切る
ねぎ…2本→斜め切り
ごぼう…1本→斜め薄切り
しいたけ…4個→軸を除いて半分に切る
春菊…1束→葉先をつむ
しらたき…200g→ゆでて食べやすい長さに切る

〈割り下の材料〉→混ぜ合わせる
しょうゆ、砂糖…各大4
酒、水…各100ml

卵…4個

作り方

(1)煮る
鍋に割り下を入れて煮立て、春菊と卵以外の材料を入れて中火で煮る。

(2)春菊を加える
具材が煮えたら春菊を加えてさっと煮る。器に卵を入れて溶きほぐし、つけながら食べる。(野口)

献立アイデア

・ なんか漬けもの

お料理を始める前に
● 分量の表記は、大さじ1(15ml)=大1 小さじ1(5ml)=小1です。
● ひとつまみ=親指、人さし指、中指の3本でつまんだ量 少々=親指と人さし指でつまんだ量 1カップ=200ml です。
● 豚肉、鶏肉、牛肉は水けを拭いてから調理してください。 
● 野菜は、特に表記がない限り、きれいに洗い、しん、根元、石づき、へた、がく、種、わたを除いてから調理してください。
● IHクッキングヒーターをご使用の場合、揚げものをするときは、各メーカーが指定する油量を必ず守って調理してください。詳しくは取扱説明書をご覧ください。
● 電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
● 電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。

<教えてくれた人>
・小林まさみさん
料理研究家。「毎日の食事作りは、ひとまずメインを作ったら、自分の気持ちと体の余裕と相談し、時には市販品を上手に使うと気がラクになりますよ」。

・野口真紀さん
料理研究家。「家のおかずはシンプルで簡単なラクにできるものがいちばんですね。どれかひとつでも繰り返し作りたいレシピを見つけてもらえたらうれしいです」。

参照:『サンキュ!』2023年10月号「肉の献立30日分考えちゃいました!」より。掲載している情報は2023年8月現在のものです。調理/小林まさみ、野口真紀 撮影/田村昌裕 スタイリスト/福泉響子 構成・文/春日井富喜 編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND