チンゲンサイの煮込み

やらなきゃもったいない!旬の「ちんげん菜」ですぐ完成&失敗知らずの薬膳スープを野菜ソムリエが紹介

2023/12/31

寒さで全身の血行が悪くなってしまったり、日照時間が短くてなんとなく気分が落ち込んでしまったりする冬。
簡単につくれて体にも優しいおかずで癒されたいところです。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして活躍する植松愛実さんに、旬のちんげん菜を使ってすぐ完成する薬膳おかずを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

>>>植松愛実の記事をもっと見る

【レシピ】あっという間にできる!ちんげん菜のほっこり薬膳スープ

ちんげん菜のスープ

[材料]2~3人分
・ちんげん菜…1株(1/2株)
・もやし…1/4~1/2袋(50~100g)
・水…2カップ(400cc)
・鶏がらスープの素(顆粒)…大さじ1~2
・酒…大さじ1
・塩こしょう…少々
・お好みでごま油、にんにく、きのこなど…適量

[作り方]
1.もやしとちんげん菜を洗い、ちんげん菜は食べやすい大きさに切る。
2.水、鶏がらスープの素、酒を鍋に入れて煮立てる。
3.ちんげん菜ともやしを入れ、具材が温まったら火を止め、塩こしょうで味を調える。

[コツ]
・お好みでごま油をたらしたり、すりおろしにんにくを加えてもおいしいです。きのこを入れる場合はちんげん菜と同じタイミングで入れてください。
・辛いのが好きな場合はごま油の代わりにラー油をたらしても。ただし香辛料は入れすぎると体を冷やす原因になってしまうため少量にしましょう。

じつは生でも食べられる!ちんげん菜の加熱は一瞬

ちんげん菜の葉

ちんげん菜はほうれん草と違いアクが少なく、生でも食べられる野菜です。野菜スムージーにちんげん菜を入れるときは、生のまま入れている人も多いのでは。

いっしょに入れるもやしはもともと火がとおりやすく余熱でも調理できるくらいの食材なので、加熱時間は短くてOK。
おいしく食べられる程度に温まったら火を止めて構いません(もちろんトロトロに加熱されたちんげん菜もおいしいので、お好みに合わせて長めに加熱してください)。

薬膳効果の高いちんげん菜で寒い季節を乗り切ろう

ちんげん菜

薬膳の考えかたでは、ちんげん菜は血のめぐりや内臓の働きを助けてくれる、体に優しい食材です。

寒さで負担がかかってしまいがちな消化器官などの内臓を助けることから、免疫を高める食材としても重宝されてきました。

じつはこのスープ、筆者が中国雲南省の昆明(こんめい)という場所を旅した際にいただいたスープが原型。中国ではわざわざ薬膳を看板に掲げたお店に行かなくとも、わりと身近で薬膳的な効果のある体に優しい料理が出されます。

寒さがさまざまな体調不良につながりやすい冬、手ごろな値段で手に入りやすいちんげん菜を活用して乗り切りましょう。



■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。

編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND