きゅうり

きゅうりは冷凍できる!忙しさにあわせた2種類の冷凍方法を野菜ソムリエが解説

2024/07/29

スーパーでだいたい3本セットでお得に売っていることが多いきゅうり。1本か2本だけ使って、残りの存在を思い出したころにはシワシワ・ぶよぶよになってしまっていた…という経験のある人もいるのでは。

でもじつは、きゅうりは冷凍できるのです。しかも、時間のないとき・あるときに応じて冷凍方法を変えることができます。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、きゅうりを冷凍してフル活用する方法を教えてもらいます!

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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とにかく時間がない!1本まるごと冷凍しよう

きゅうり

時間がないけどきゅうりを冷凍保存しておきたい、というときは、1本まるごと冷凍してしまうのがおすすめ。きゅうりを洗ってキッチンペーパーで水気を拭き、ラップで包みます。

このとき、できるだけ空気が入らないようぴっちり包むようにしてください。あとはジッパーつきのポリ袋などの保存袋に入れて冷凍するだけです。

まるごと冷凍きゅうりの活用法

きゅうり

きゅうりをまるごと冷凍した場合、解凍後はどうしても水っぽくなりやすいため、使うときは半解凍状態で調理するのがおすすめです。

流水に数分さらして半解凍状態になったところで、浅漬けやピクルスなど漬ける系の料理にすると、味がよくしみておいしくなります。調理後も食べる直前まで冷蔵庫に入れておくと、シャリッとした食感がおいしいですよ。

時間があれば塩もみ冷凍がおすすめ

きゅうり

時間があるときは、きゅうりを輪切りにして塩もみしてから冷凍しておくと、使うときに時短になります。

きゅうりを薄い輪切りにして塩を振り、5分ほど置いてから、水気をぎゅっとしぼります。かなり水分が出てくるので、両手を使ってできるだけしっかり水気を切りましょう。

最後にラップに包んでジッパーつきのポリ袋などの保存袋に入れて冷凍します。このとき1回分ずつ小わけしてラップに包んで入れると使いやすいです。

塩もみ冷凍きゅうりの活用法

料理

塩もみをして水気をしっかり抜いたきゅうりは、解凍したらそのままポテトサラダや酢の物などの和え物に使うことができます。自然解凍でも、時間がないときは熱湯をかけてもOK。そのままでも塩気があるので、かぼちゃサラダのような甘みのある野菜との組み合わせもおいしいですよ。

また、きゅうりは加熱してもおいしく食べられる野菜なので、炒め物に入れることもできます。初めてつくる場合は、とくに豚肉を使った中華系やエスニック系の味つけの料理があわせやすいです。

2種類の冷凍方法できゅうりを賢く使おう!

きゅうりは、時間がなければまるごと冷凍してもいいですし、あるいは時間のあるときに塩もみ冷凍しておけば使うときには時短になるので、自分のスケジュールにあわせて時間をかける部分を調整することができます。

暑さが厳しくなる時季、きゅうりをはじめ水分の多い野菜はどうしてもいつもより傷むのが早くなります。冷蔵で使いきれないぶんは冷凍を活用して、賢く無駄なく使っていきましょう。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。Instagramは「@megumi_kitchen_and_atelier」。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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