例年、3月に入るとスーパーに並び始める春キャベツ。冬の間に出回る品種とは異なり、断面が楕円というより円形に近く、葉もやわらかくみずみずしいのが特徴です。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、春キャベツを買ったらぜひ作ってほしい、イチ押しレシピを教えてもらいます。

【レシピ】炒めるよりおいしい!春キャベツとソーセージのグリル
[材料](2~3人分)
・春キャベツ…1/2玉
・ソーセージ…4~6本
・ニンニク…2かけ
・油(あればオリーブオイル)…適量
・塩(お好みでハーブソルトでも)…適量
[つくりかた]
1.春キャベツは、小さいものなら1/2を半分に、大きいものなら半月型になるよう4等分に切る。芯は葉とつながっている部分を少し残して切り落とす。ニンニクは薄切りにする。
2.フライパンにニンニクと油を入れ、弱火で香りが立つまで熱したら、中火にして春キャベツを断面の片方が下になるよう置き、焼き目がつくまで加熱する。
3.春キャベツをひっくり返して、もう片方の断面が下になるようにし、ソーセージも加えて、弱めの中火で3~4分、焼き目がつくまで焼く。
4.塩やハーブソルトを振って完成。
オーブンでもOK!好みのソースをかけて
今回のレシピでは、フライパンで手軽に作る方法をご紹介していますが、自宅にオーブンがある場合はオーブンで焼いてもOKです。おおむね180℃~200℃を目安に20~30分焼くと、しっかり火がとおって焼き目もつきますので、自宅のオーブンの特徴にあわせて調節してください。
また、トースターでも作ることができ、1000Wで5~10分ほどで焼けます。オーブンよりも短時間で焦げついてしまうことが多いため、焼きすぎに気をつけましょう。
焼いたあとはお好きなソースで。今回ご紹介した塩やハーブソルトのほかに、焦がし醤油や粉チーズ、シーザードレッシングなどもおすすめです。
期間限定の味をめいっぱい楽しもう
このさき初夏にかけて多く出回る春キャベツは、ほかの季節ではなかなか楽しめない、旬を感じる味わい。さらに冬の間に出回るキャベツと比べるとβカロテンやビタミンCなどが豊富で、体調をくずしやすかったり紫外線が気になったりする季節にうれしい一面もあります。ぜひいろんな食べかたを試して、旬の味を存分に楽しんでくださいね。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部