覚えておきたい!旬の「新じゃがいも」の正しい保存方法

2023/06/25

新じゃがいもが旬をむかえていますね。
保存性が高いと思われがちなじゃがいもですが、上手に保存しないと有毒成分が生成される原因になるのです。

今回は、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに正しい保存方法を教えてもらいました。

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

>>>小島香住の記事をもっと見る

新じゃがいもは「光」が苦手

じゃがいもには、毒性のある「ソラニン」という物質があることを聞いたことはありますか?

加熱によって分解されることがなく、強い中毒性を持つため、取り除くように注意する必要があります。

ソラニンは、じゃがいもの「芽」に含まれていることは有名で、調理の際は気をつけているかたが多いと思いますが、じつは「緑に変色」した部分にも含まれているのです。

緑色になるのは光の影響で、収穫してすぐの新じゃがいもは、皮が薄いため光の影響を受けやすく、すぐ緑化してしまうので特に注意が必要です。

日光だけでなく、蛍光灯の光にも反応するため、光を当てないようにすることが重要です。

覚えておきたい!正しい保存方法

(1) ダンボールに新聞紙を敷く。

(2) じゃがいもを並べる。

(3) 新聞紙を被せて、ダンボールのふたは閉めずに風通しの良い場所で保管する。

芽を出しにくくする上級テク

じゃがいもの保存では、芽が出てしまうのも困りごとのひとつですよね。

より長い間、芽を出さずに保存したい時には、「りんご」を一緒に入れておくのがおすすめです。
りんごが出すエチレンガスによって、発芽が抑制されるので、より長く保存が可能になります。

りんごはしなびてきたら、新しいものに取り替えるようにしてください。

新じゃがいもをおいしく楽しもう

皮ごと料理に使える新じゃがいもですが、皮が薄いために光の影響を受けやすく、保存方法を間違えると有毒成分が生成されてしまう原因に。

正しく保存すれば防ぐことができますので、覚えておくといいでしょう。

芽が出にくくなる上級テクは、すぐ食べきれない場合などにぜひお試しください。

■執筆/小島香住…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND