「~すべき」を捨てたら、家も心もスッキリ整った!

2023/01/20

物を捨てて家事の負担が減ったのに、心のイライラは解消されない……。そんな人は、物だけじゃなく「~すべき」「~じゃなきゃ」という気持ちを捨てることが大事。頑張ることをやめれば、家も心もすっきりするはずですよ。


<話を聞いた人>
T・Sさん……夫(36歳)、長男(5歳)、長女(2歳)の4人家族。「よそはよそ、うちはうち」の気楽さで物量もストレスも上手にコントロール。

‐HOUSE DATA‐
・築15/中古分譲マンション/3LDK(76㎡)

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「こうやって収納すべき」を捨てる

達人のような収納テクはもういらない!わが家に合うしまい方に変えたら、いつも快適で家族も家事に参加しやすくなりました。

■扉
靴箱や廊下のクローゼットは開き戸なので、扉を開けるとスペースが狭くなって後ろを通るたびストレスでした。思い切って扉を処分したら、どこに何があるのか一目瞭然で家族にも好評。

■シンクまわりの道具
以前は洗剤やスポンジをずらりと並べ、「食器用」「鍋用」など使い分けていましたが、夫はどれを使うのか迷うことが……。1つずつにしぼったら、夫の家事のやる気がアップ!

■ラベリング
「細かいラベリング収納は面倒でストレスのもと。収納場所は〝だいたいこのあたり〞とさえ把握しておけばOKです」。ざっくり収納なら家族がそれぞれ管理しやすく、ママの負担もカット。

<子どもを叱るのは「片づける約束を守れなかった」ときだけ>
「散らかすたびに叱ってばかりいると、子どもたちも不安になるし、私もつらい。だから”ごはんの時間までに片づけよう”などと約束し、守らなかったときだけ叱るようにしています」。おかげで心穏やかに暮らせるように。

迷わず捨てられるルールにする

「捨てるのに悩んだり、期限を決めて縛られるのは嫌」。イライラを減らすべく、自然と捨てどきが見極められるように工夫しました。

■保留ゾーンをつくる
今は使っていないけど、まだ捨てたくない!と思うものがあるのは当然。「各所に保留ゾーンを設けて一時保管し、あふれた際に見直します。時間をおけば、気も変わって迷いなく捨てられることも」。

■小さなおもちゃは思い入れ度をチェック
親にとっては何てことないガラクタも、子どもにとっては大事な場合も。子どもに、いつ、どこで、だれに買ってもらったか聞けば本当に大事なものかどうかがわかります。

■あふれがちな紙やDMは小さめの器に!
新聞紙やダイレクトメールは、収納スペースに収まっていればイライラしないもの。それだけに、ついためてしまいがちです。「あえて小さい箱やかごに入れ、小まめに捨てられるようにしています」。

■色つきタオルは同時におろした「白」が黒ずんだら捨てる
濃い色のタオルは汚れが目立たず、捨てどきがわかりにくいもの。そこで、1枚は白いタオルを使うことに。全色同時におろして、白が黒ずんだら一気に処分するようにしています。

<フリマアプリは使わない>
以前は「使わなかったらフリマアプリで売ればいい」と思っていたので、考えなしに買ってしまって物が増えがちでした。「売れるもの」ではなく「本当に欲しいもの」だけを買うようにしたら売る必要もなくなり、物量もセーブできるように。

「使い回せるもの」だけ残す

家に不要なものがあると、心がざわめくしストレスのもと。あると便利なものや、見て楽しめるものだけにしたら、心地よく暮らせるように。

■ドライフラワーがあれば雑貨いらず
「生花より長もちで、時間の経過とともに色が褪せていく変化も楽しめるドライフラワーが大好き」。軽いので壁から落ちても危なくないし、小さい子どもがいても安心して飾れます。

■1つで何役もこなせるものがあれば後は手放せる
新しく物を買うときは、1つで2通り以上使えるものに。元々あったものが処分できるし、飽きた際は別の使い方だって可能です。

■どのシーンでも着られる服にしぼる
「汚れてもいい色のふだん着とお出かけ用の白い服さえあれば、ほぼ毎日対応できます」。ハンガーの数はこれだけなので、1枚買ったら1枚手放すルールで循環させています。

■長男の服は1シーズンで2セットずつ追加
長男の服はシーズンごとにワンサイズ大きめを上下2セット購入。古い2セットはところてん
式に処分し、前シーズンの分と合わせて4セットを着倒します。

■長く使える机なら1台でOK
兄妹が並んで使える机を購入。天板がメラミン素材なので、落書きしてもティッシュで消せるのが魅力です。子どもたちが大きくなったら夫のパソコンデスクとして使う予定。

<捨てる罪悪感を忘れないように……>
買い集めた戦隊もののおもちゃも、シーズンが終われば飽きてしまうもの。捨てるとき心が痛んだから、今後はやみくもに買わないよう、あえて少しだけ残して眺めるたびに反省しています。


「こうあるべき」という固定観念にとらわれていると、思い通りにいかなかったときについイラッとしがち。世間の常識を捨て、自分の家にあう暮らし方を見つけることで、家も心もすっきりしますよ。

参照:『サンキュ!』12月号「スッキリ捨てて、イライラしない暮らしになる!」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/天野良子(TRON) 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部

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