【管理栄養士監修】気になる「ロールケーキ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/09/04
この記事では「ロールケーキ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ロールケーキを食べると太りやすい?
ロールケーキは洋菓子の仲間で、シンプルなふわふわの生地の中にクリームを巻いたケーキ。卵や小麦粉、砂糖や生クリームを原料としていて、果物などを入れる場合もある甘いスイーツです。
使われているクリームや、入っているフルーツによってカロリーや炭水化物量は異なりますが、カロリーを気にしている人は食べすぎないよう注意が必要です。
食べるときのポイントやカロリーを正しく理解して、日常に取り入れましょう。
ロールケーキ1食分のカロリー
鉄板で焼いたスポンジケーキに、ホイップクリームやいちごを入れて巻いたロールケーキ1切れ(95.55g)あたりのカロリーは251kcalです。
ホイップクリームではなくバタークリームを使っていたり、果物の種類や量が増えたりすると、その分カロリーは高くなります。具材によってカロリーが異なるため注意が必要でしょう。
ロールケーキの炭水化物量は?
炭水化物はブドウ糖や果糖の総称であり、身体を動かすためのエネルギーに変わるという重要な役割を担っています。ロールケーキ1個(95.55g)あたりの炭水化物量は、18.62gです。
主なケーキの炭水化物量は、ショートケーキ1個(118.8g)あたり29.05g、チョコレートケーキ1個(118.8g)あたり35.81gになります。そのため、一般的なロールケーキの炭水化物量は、ほかのケーキと比べても比較的高くはないといえるでしょう。
ロールケーキを食べる際のポイント
ダイエット中やカロリーを気にしている場合でも、ロールケーキを食べたくなることはあるでしょう。ここからは、ロールケーキを食べる際のポイントを紹介します。
工夫してロールケーキをおいしく食べましょう。
GI値の低い果物が入ったものを選ぶ
GI値とは、食後の血糖値の上昇度合いを表す指数のことです。数値が高いほど血糖値が急上昇しやすいと判断できます。
糖質が気になる場合は炭水化物を控えればよいと思うかもしれませんが、急激に控えてしまうと満腹感が得られませんし、炭水化物は身体を動かすための重要なエネルギー源であるため、エネルギー不足や注意力の散漫につながる可能性があります。
いちごやみかんなどの果物はGI値が比較的低い食品に分類されるため、ロールケーキに加えることで血糖値が急激に上昇するのを防げる可能性があります。
手づくりする
市販のロールケーキは、バターや砂糖などの材料を多く使っている可能性があります。そのため、カロリーが気になる場合は手づくりするのもおすすめです。
バターの使用量を控えたり、砂糖を人工甘味料に置き換えたりすることが可能です。しかし、材料を工夫してヘルシーにつくっても食べすぎるとカロリーを多く摂取してしまうため、手づくりであっても食べる量には注意しましょう。
食べる時間を意識する
ロールケーキはおやつとして食べることが多いでしょう。1日のなかで、脂肪をため込むタンパク質が少なくなる時間帯は15時頃だといわれています。そのため、時間を意識して食べてみるのもおすすめです。
また、おやつを上手に取り入れることで、夜ごはんの食べすぎを防ぐ効果も期待できるでしょう。
甘いものを食べすぎることによるデメリット
一般的に甘いものにかかわらず食べすぎはよくありませんが、とくにスイーツや甘いものはとりすぎに注意が必要です。砂糖の過剰摂取は身体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
不調を起こす前に、今の自分の生活や健康状態などに気をつけるのは大切なことです。甘いものを摂取しすぎることによるデメリットを把握し、しっかり管理しましょう。
体重増加
砂糖だけではありませんが食事量が多くなりすぎると、体重増加につながる可能性があります。甘いだけでなく油脂も多く含まれる食品は、高カロリーになりやすいため、摂取量には注意しましょう。
ロールケーキはとくにおやつで食べる機会が多いため、1日に摂取するカロリーのバランスを意識しましょう。間食として許容されるのは200kcalといわれています。
ロールケーキ1切れでオーバーしてしまう可能性があるため、だれかとシェアして食べる量を減らしたり、超えた分だけ消費できるようにいつもより体を動かすことがおすすめです。
早期老化
砂糖を過剰に摂取することで、早期老化につながる可能性があります。タンパク質や脂質と糖が結びつくことを糖化といい、老化促進物質をつくるといわれています。
早期老化が進んでしまうと、肌にしわやシミが出現したり病気の原因となる可能性があるため、注意が必要でしょう。
ロールケーキのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
ロールケーキは生地の原材料に小麦粉や砂糖、卵などが使われているため、カロリーが炭水化物量には注意が必要です。つい食べすぎないように気をつけましょう。
また、甘いものは食べすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。食べるときのポイントをきちんと把握して、工夫しながらおいしく取り入れましょう。