韓国で社会現象を起こした衝撃作「ペントハウス」

【韓国ドラマ】『ペントハウス』|キャスト&あらすじを徹底解説!

2023/05/26

韓国ドラマ『ペントハウス』は瞬間最高視聴率31.1%という大ヒットを記録し、韓国で社会現象を起こした衝撃作です。2020年10月からシーズン1が韓国のテレビ局SBSで放送され、その後シーズン3まで放映される人気ドラマシリーズとなっています。

超高級タワーマンションを舞台に、華やかなセレブたちの中に渦巻く黒い感情と次々とあらわになる問題。あり得ない展開の連続で、日本でも中毒者が続出しました。

韓国ドラマをこよなく愛し、夢は韓国留学すること。好きなジャンルはラブコメ、好きな俳優は多すぎて挙げきれない。

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『ペントハウス』の視聴率や評判は?

『ペントハウス』は現在の韓国がかかえる社会問題に焦点をあてた、全42話のサスペンスドラマです。製作にはシリーズ総額で約32億円を投入したと言われています。

超高級マンション「ヘラパレス」を舞台に、セレブたちの間で壮絶な争いが繰り広げられ、そこに子どもたちの過酷な受験戦争も加わります。狂気に満ちていく衝撃的な展開は韓国国内で話題となり、社会現象にもなりました。

非現実的な世界の中でも、貧富の格差や子どもの受験戦争など、現在の韓国でも問題になっている点をうまく描きだしているドラマでもあります。

『ペントハウス』の主なキャスト

韓国ドラマ「ペントハウス」でのパーティシーン
出典:PR TIMES

『ペントハウス』を彩るのは、豪華な実力派俳優の面々です。彼らが感情豊かに演じるセレブが、プライドと財力、すべてをかけて引き起こす生存競争の強烈な戦いからは、目が離せません!

ドラマは100階建てのタワーマンション「ヘラパレス」に住む裕福な4組の夫婦とチョンア芸術学校に通う子どもたち、そして同じくチョンア芸術学校に通う貧しくとも才能がある娘を持つシングルマザーを軸に物語が進んでいきます。ここでは、そんな『ペントハウス』の主なキャストを紹介します。

イ・ジア|シム・スリョン役

「ヘラパレス」の最上階に住むシム・スリョン。建築会社の代表を務めるチュ・ダンテの妻であり、チュ・ダンテの前妻が生んだ双子ジュ・ソクフン(キム・ヨンデ)、ジュ・ソッギョン(ハン・ジヒョン)の継母です。

スリョンには前夫との間にできた子がいますが、その子どもは産まれてすぐ病気が判明し、そのまま植物状態で入院しています。そんな子どもを支援してくれている夫を信じ、心を開かない双子へ愛情をもって接してきたスリョンですが、夫の信じられない裏切りに気づくのでした。

そのシム・スリョンを演じるのは2007年に放送され、日本でも大ヒットした韓国ドラマ『太平四神記』でペ・ヨンジュンの恋人役に選ばれたイ・ジアです。

イ・ジアは1978年生まれ。『ベートーベン・ウィルス〜愛と情熱のシンフォニー〜』、『ATHENA-アテナ-』、『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』、『私だけに見える探偵』などに出演しています。

2023に韓国のtvNで公開された『パンドラ 偽りの楽園』では『ペントハウス』の脚本家キム・スンオクとの再タッグで話題になりました。

キム・ソヨン|チョン・ソジン役

「ヘラパレス」の住民で元声楽家である人気講師チョン・ソジン。富裕階級で育ち、欲しいものは手段を選ばず手に入れてきたソジンは「ヘラパレス」の最上階に住むシム・スリョンをライバル視し、その夫ジュ・ダンテ(オム・ギジュン)を誘惑します。しかし、高校時代のライバル、ユニ(ユジン)の出現により順調だと思っていた人生が大きく変わっていくのです。

チョン・ソジンを演じているのはキム・ソヨンです。

キム・ソヨンは1980年生まれ。青春ドラマ『恐竜先生』でデビューし、『イブのすべて』での悪女役で注目を集め、『IRIS-アイリス-』や『検事プリンセス』、『抱きしめたい〜ロマンスが必要〜』など幅広い役を演じてきました。

ユジン|オ・ユニ役

オ・ユニは、高校生時代にソプラノ歌手として有望視されながらも同級生であったチョン・ソジンによって夢が断たれ、その後は不動産コンサルタントとして働き、声楽家を目指す一人娘ペ・ロナ(キム・ヒョンス)を女手一つで育てています。

そんなオ・ユニを演じるのは、アイドルから女優に転身したユジンです。ユジンは1981年生まれ。『ワンダフルライフ』、『製パン王キム・タック』、『私たち、恋してる』など話題作に出演し、最高視聴率38.2%を記録した、『お願い、ママ』ではヒロインを演じて注目をあびました。

シン・ウンギョン|カン・マリ役

「ヘラパレス」の住民で派手な成金のカン・マリ。チョンア芸術学校に通う一人娘ユ・ジェニ(ジン・ジヒ)を溺愛しています。

シン・ウンギョンは1973年生まれ。数多くの映画、ドラマに出演しており、『ああ、私の幽霊さま』、『皇后の品格』などでは個性的な役割を演じています。

ユン・ジュヒ|コ・サンア役

ギュジンの妻で元アナウンサーという肩書きを持ち、息子のミニョクを芸術の道に進ませたいと奔走する母親コ・サンアを演じるユン・ジュヒの代表出演作は『神のクイズ』です。

そのほかユン・ジュヒが出演している作品として『熱血司祭』、『君の歌を聴かせて』があり『ペントハウス』の出演を機に一層の活躍が期待されています。

オム・ギジュン|チュ・ダンテ役

建設会社代表で不動産業界の鬼才とも呼ばれ、世界中で建設物を手がけてきた完璧主義で冷酷なチュ・ダンテを演じるのは『彼らが生きる世界』で注目を集めたオム・ギジュンです。

オム・ギジュンは舞台でデビュー後、『女の香り』、『ファントム』の出演により人気が高まり、『被告人』では一人二役を熱演し話題となりました。

ユン・ジョンフン|ハ・ユンチョル役

ソジンの夫で、チョンア医療院VIP担当外科課長のハ・ユンチョルは、金と権力の亡者である反面、娘のことは大切に思う父親です。しかし、夫婦仲は冷え切っており、今でも初恋の相手であるユニに思いを寄せています。

そんなハ・ユンチョルを演じるユン・ジョンフンは1984年生まれの俳優。注目を集めたのが『モンスター~私だけのラブスター~』です。その後の出演作として、『ミセン-未生-』、『リターン-真相-』、『ここに来て抱きしめて』、『流れ星』などがあります。人気ドラマ『偶然見つけたハル』にも医師役で登場しています。

ポン・テギュ|イ・ギュジン役

コ・サンアの夫で法曹財閥家の息子であるイ・ギジュンは、離婚専門の弁護士でありながら一人では何も決められず、いつも母と二人の姉にお伺いを立てます。そのイ・ギジュンを演じているのは『屋根部屋のネコ』の出演で有名になったポン・テギュです。

個性派俳優のポン・テギュは『波乱万丈 ~Missキムの10億作り~』、『ワーキングママ〜愛の方程式〜』、『リターン-真相-』など、多くの作品で幅広い役柄を熱演しています。

キム・ヨンデ|ジュ・ソクフン役

チョンア芸術学校の生徒で成績優秀なスリョンの義理の息子(夫ダンテの前妻が生んだ子ども)ジュ・ソクフンを演じるのは人気急上昇中の若手俳優キム・ヨンデ。

キム・ヨンデは1996年生まれ。185cmの長身イケメン俳優で『偶然見つけたハル』『天気が良ければ会いにゆきます』など人気ドラマに立て続けに出演。『流れ星』、『禁婚令、朝鮮婚姻禁止令』では主演しています。

ハン・ジヒョン|ジュ・ソッギョン役

ジュ・ソクフンの双子の妹でチョンア芸術学校に通うジュ・ソッギョンを演じたのはハン・ジヒョンです。

ハン・ジヒョンは1996年生まれ。劇中でも、双子の役をやっていますが、実際に双子の弟がいるそうです。

キム・ヒョンス|ペ・ロナ役

オ・ユニの娘で天才的な声楽の才能を持っているチョンア芸術学校の生徒ペ・ロナを演じるのはキム・ヒョンスです。

キム・ヒョンスは2000年生まれ。子役としてキャリアをスタートし、確かな演技力で多くの映画やドラマに出演しています。『星から来たあなた』、『グッド・ドクター』などに出演し、『ソロモンの偽証』では主演しています。

『ペントハウス』のあらすじ

韓国ドラマ『ペントハウス』
出典:PR TIMES

富裕層のみが入居できる100階建てマンション、ヘラパレスは成功した人生の象徴で、その住人は誰もが成功した人生を送っていました。

ところが、ヘラパレスでパーティーが開かれた夜、一人の少女が高層階から転落した事件をきっかけに、ヘラパレスの秩序が狂いはじめます。居住階による格差や子どもたちの受験戦争の激化といった問題を背景に、狂気に満ちた激しい争いが繰り広げられていきます。

ペントハウスは、住人それぞれの秘密と憎しみが重なりあい激化していく復讐劇の中、真相を究明していくサスペンスドラマです。

『ペントハウス』の見どころ

富裕層の闇を描いたと評されるペントハウスの見どころは、どこなのでしょうか。

ここでは、想像を絶する復讐劇と恐ろしい事件の真相が隠されるペントハウスの見どころについて3つ、紹介します。

実力派俳優たちの悪の競演に衝撃

「ペントハウス」で悪役として名演技を見せた俳優オム・ギジュン、ポン・テギュ、ユン・ジョンフン
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出典:PR TIMES

ペントハウスが高視聴率を独走しつづけた要因は、実力派俳優たちによる、悪の競演です。

悪の競演により視聴者を魅了した俳優たちは、オム・ギジュンを筆頭に2020SBS演技大賞で最多の9冠を受賞しました。さらには、第57回百想芸術大賞、第16回ソウルドラマアワード、第33回グルメ賞まで計21冠、シリーズ全体では30冠受賞という快挙を達成しました。

名女優たちの納得の演技

韓国ドラマ『ペントハウス』
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ペントハウスの魅力は、なんといっても、メインキャストとなるユジン、キム・ソヨン、イ・ジアをはじめ、ヘラパレスの住人を演じたユン・ジュヒ、シン・ウギョンを含む女優たちです。

名女優たちが、上流階級の闇と子を思う親心を息もつかせぬ迫力で表現しています。

フレッシュな若手の演技にも注目

韓国ドラマ『ペントハウス』
出典:PR TIMES

ペントハウスでは大人たちのバトルだけでなく、過酷な受験戦争に身をおく子どもの世界も描かれています。

なかでも、大人たちのバトルのきっかけとなったロナ(ユニの娘)役のキム・ヒョンスは、2020SBS演技大賞の子役賞を受賞しました。ヘラパレス最上階に住むチュ・ソクフン(ダンテの前妻の子で双子の兄)役のキム・ヨンデは、感情の変化を見事に演じたと評価されました。

ペントハウスには学生役の俳優も多く出演しているため、こうしたフレッシュな若手の演技にも注目してみてください。

『ペントハウス』のキャストを知って楽しもう!

ペントハウスはドラマのキャストをよく知らなくても十分楽しめるストーリーですが、キャストについての情報を得ることでドラマの楽しみが一層増していきます。

事前にキャストのことを知ってからペントハウスを見ると、ヘラパレスでの階級や各々の立場、過去と現在の繋がりなどがすぐに把握でき、ドラマの内容に集中して楽しめるからです。

また、キャストの過去作の役柄とペントハウスでの役柄を比較したり、ペントハウスを見てから過去の作品に興味を持ったりすることで、韓国ドラマに関する知識が広がっていくでしょう。

『ペントハウス』の撮影現場を覗き見!

劇中では恐ろしい形相で憎しみ合っている演技をしている俳優さんたちですが、実際の撮影現場は和気あいあいの雰囲気です。

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