不安要素を1つずつリセットしたら10年で2000万貯められたストーリー!

2022/03/07

手取り20万円、車のローンと奨学金返済ありからのスタート!たどり着いたのは貯蓄がくずれないシンプルなやりくりでした。貯蓄0円から10年で2000万円貯めた家計の秘訣をご紹介します。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Tさん(愛知県 36歳)
夫(36歳)、長男(8歳)、二男(3歳)の4人家族。住まいは2LDKの賃貸マンション。専業主婦。インスタグラムで貯金術を公開中。

◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 30万円
ボーナス(年間・手取り) 140万円
年収(手取り) 500万円
月貯蓄額(児童手当含む) 10万円
年貯蓄額 約200万円
総貯蓄額 約2000万円

暮らしが変わるごとに、10年かけてリセットしています!

貯蓄0円から10年で2000万円貯めたTさん。ハイペースな貯蓄歴ですが、最初から順調だったわけではありません。「結婚当初は、頑張ってお金を残しても、車のローンと奨学金を返済したら結局赤字に。『この負債をなくさないと始まらない』と思い、2年かけて完済しました。これでようやく、前向きにやりくりできるようになったんです」。 
長男出産後は、苦手だった部屋の片づけにも着手。「物を減らしたら、本当に必要な物だけ選ぶようになり、お金の使い方が変わりました」。貯蓄が安定してからも小まめに家計を見直し、その都度不安を感じたところをリセット。お金の流れも気持ちもスッキリさせることで、貯め力を上げています。

1カ月の家計表

<収入>
月収(手取り) 30万円
児童手当 2万円

<支出>
住居費※ 2万6000円
駐車場代 6000円
水道・光熱費 1万9000円
通信費 1万4000円
子ども費 1万7000円
新聞代 3000円
食費 5万2000円
日用品費 1万4000円
娯楽費(酒代、ガソリン代含む) 2万4000円
夫小遣い 2万5000円
妻小遣い 2万円

<貯蓄>
残し貯め 10万円+ボーナスから年約80万円

イベント費や家電代などの特別出費は、残し貯めの中から支出。年間で約200万円残して貯蓄として確保しています。

→年貯蓄約200万円

※会社からの家賃補助あり。

Tさんのリセットストーリー

手取り20万円、ローンありからのスタート。

(1)結婚後すぐ埼玉県に引っ越し。独身時代のお金づかいのクセが抜けきらないうえ、散らかった家が落ち着かなかったので、休日のたびに外出。

(2)「ローンや奨学金の返済があるから、節約しなきゃ」と、家計管理を1人で抱え込み、結局ストレスがたまって衝動買いするという悪循環に。

(3)1年後、家計の見直しに着手し、心の重しになっていたローンと奨学金を返済してリセット。さらに不用品を断捨離し、家計も部屋もスッキリ!

(4)部屋を片づけることで、物の買い方、選び方の基準がハッキリして、ムダ買いが激減。貯蓄ペースもぐんぐん加速しました。

リセットを重ねてたどり着いた 貯蓄がくずれないシンプルやりくり

家計管理の仕方も徐々にリセットし、現在は超シンプルに!「要点だけチェックして予算を守れば、貯蓄がくずれることはありません」。

小遣いをつくればストレス買いしない

家計と別の紙に小遣いの支出をメモ。「自分の小遣いがあると、化粧品などの欲しい物を罪悪感なく買えるので、ストレスでムダ買いすることがなくなりました」。

家計簿は3項目だけ書く

「細かい費目分けは記入も集計も時間がかかってムダと気づき、記入するのは、食費・日用品費・娯楽費の使用額と累計額だけに。パッとひと目でわかり、予算を意識しやすくなりました」。

特別出費をメモしておけば焦らない

年度末の3月に、特別出費の予定一覧表を作成。「この月は特別出費が多いから、貯蓄できるのはこれくらいと予測できるので、月貯蓄額に変動があっても焦らずにすみます」。

参照:『サンキュ!』2021年4月号「暮らしとお金の最強リセット術」より。掲載している情報は2021年2月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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