知らないと損するかも!節税するための方法5選
2022/05/31
みなさんは、ふだんご自身がどれくらいの税金を支払っているかご存知ですか?日々貯金額とにらめっこをしながら、ついつい「税金がもう少し安ければ……」と思ってしまうかたも少なくはないのでは。
しかし、年収が変わらずとも“節税”を意識することで手元に残る金額を増やすことができる可能性があるのです。
そこで今回は、「節税をするための5つの方法」を、株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部に紹介してもらいました。
1. 医療費控除
医療費控除は、1年間にトータルで10万円以上の医療費を支払った場合に受けられる控除のことです。
本人と扶養家族の支払った医療費が合計で10万円以上ある場合、税務署に申告をすれば、払いすぎた金額分が返ってくる可能性があります。
控除の対象となる医療費は幅広く、医師・歯科医師による診察、処方箋で購入した薬代といった日常的なものはもちろん、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師による施術なども含まれます。
また、費用が高額になりがちなお子さんの歯列矯正費用なども対象に含まれる場合があるので、ぜひ覚えておくといいでしょう。
詳しくは国税庁のサイトにある「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」というページをチェックしてみてください。
医療費の領収書や明細などは残しておくと安心ですね。
2. 生命保険料控除
生命保険に加入すると、保険料に応じて、所得税や住民税の負担が軽減される生命保険料控除という制度があります。
学資保険や医療保険、がん保険なども対象になるので、保険に入っている人はチェックしてみましょう。
【生命保険料控除と対象になる保険】
■一般生命保険料控除
■介護医療保険料控除
■個人年金保険料控除
3. 住宅ローン控除
マイホームを住宅ローンで購入し条件を満たすと、ローン残高に応じて所得税から控除され、還付されます。
2022年4月からは住宅ローン控除の制度が変わっているので、しっかり確認しておきましょう。
【住宅ローン控除の概要】
■期間
最長13年(中古物件10年)
■条件
・合計所得が3,000万円以下 であること
・住宅ローンの返済期間が10年(※一部緩和条件あり)
・床面積が50平米以上であること
など
住宅ローン控除を受けるには、収入、ローン借入期間、家の面積や建築した年など細かい条件をクリアしている必要があります。
4. セルフメディケーション税制
処方箋がなくても薬局で購入できる特定の薬(OTC医薬品)について、購入費用が年間合計で税込12,000円を超えた分を節税できます。
上限は88,000円となり、先に紹介した「医療費控除」とは併用できないため、注意が必要です。
かぜ薬、アレルギー薬、頭痛薬、目薬など多くの市販薬が対象となっています。セルフメディケーション税制の対象となる薬は、パッケージや店頭のPOPなどに「セルフメディケーション税制」「税 控除対象」などの記載があります。
対象の市販薬を購入した際に、もらったレシートの提出が必要なため、必ず保管しておきましょう。セルフメディケーション税制を受けるために、確定申告は必要ですが、多くの人が条件を満たしている可能性がある税制です。ぜひチェックしてみてくださいね。
5. ふるさと納税
今払っている住民税について、支払先の自治体を自分で選択するだけで、返礼品がもらえます。
返礼品はお肉や果物などの特産品や宿泊券などさまざま。ふるさと納税の専用サイトがあるため、気軽に利用できる節税制度です。
どうせ住民税を支払うなら、自分にメリットがある自治体を選択するのもひとつですね。
まとめ:手間はかかるけどコツコツやれば、大きな節税に!
計算や手続きなどちょっとした手間はあるものの、コツコツ重ねていけば大きな節税になります。
家計の現況確認も兼ねて、今回紹介した節税制度を使えないか、ぜひ確認してみてくださいね。
■執筆・・・「ナビナビ保険」編集部
株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部。生命保険や資産形成をはじめとするお金についての幅広い悩みを解消するべく、専門家監修のお役立ち情報を正確にわかりやすく発信しています。