財布を使わなくなったお金のプロが、それでも財布の中に入れて持ち歩いている物とは?

2024/02/22

キャッシュレス決済を利用する人が増え、財布の選び方や使い方も変化しています。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、支払いのほとんどをキャッシュレス決済でしているため、「財布を開けることがなくなった」と言います。

それでも、バッグには常に財布を入れて持ち歩いているのだとか。現金を使わなくなった節約のプロが、財布に入れて持ち歩いている物とは?

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

>>>節約アドバイザー 丸山晴美の記事をもっと見る

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「節約のプロの財布の中身」!

15年以上前に海外で買ったエルメスの長財布を愛用している理由

上の写真は私が長年愛用している財布です。15年くらい前に海外に旅行した時に成田空港の免税店で買ったエルメスの長財布。当時の価格で21万円くらいだったと思います。

なぜ、高いお金を出してブランド物の財布を買ったかというと、しっかりしたブランドなら壊れても修理をしてもらえるからです。

実際、これまでにも財布の角の糸がほつれたり、ファスナーが壊れたりしたことが何度かありました。その都度、修理しリフォームしてもらい、15年以上愛用してきました。

風水的に財布の寿命は3年と言われますが、私は良いものを長く使いたいタイプ。買うときは高くても、長い目で見たらその方が結果的にコストパフォーマンス的にも優れていると思います。

この財布には愛着もありますし、これからもまだまだ、直せないくらい壊れるまで使い続けるつもりです。

財布に入れているのは「いざという時、ないと困る物」

今は支払いのほとんどをキャッシュレス決済にしているので、この財布を開けることはほとんどなくなりました。でも、出かける時はたいていバッグに財布を入れ、持ち歩いています。

なぜかというと「スマホには入れられないけれど、持っていないといざという時に困る物」を持ち歩くためです。それが以下です。

・予備のクレジットカード1枚
・1~2万円の現金
・株主優待券
・百貨店の友の会カード
・アプリを出してないお店の紙のポイントカード

「予備のクレジットカード1枚」は、メインで使っているクレジットカードが破損したりして使えなくなった場合の備えです。

私は普段スマホ決済サービスで支払っていますが、使えない場合はクレジットカードで支払います。そのため、メインで使うクレジットカード1枚を、常にスマホカバーのポケットに入れています。

「1~2万円の現金」は、ある程度の現金が急に必要になった時の備えです。「株主優待券」や「百貨店の友の会カード」は、使いたい時にいつでも使えるよう持ち歩いています。

お店固有のポイントは、今では多くがスマホアプリで管理できるようになりました。でも、まだ紙のポイントカードというお店もあります。「アプリを出してないお店の紙のポイントカード」は財布に入れて持ち歩き、ポイントをしっかり貯めて活用しています。

財布は中に細かい仕切りがたくさんあるので、大切なものを1つにまとめる「保管庫」としてすごく便利。現金は使わなくなっても、財布にはまだまだ使い道があるというのが実感です。

万一、落としたり盗まれたりした時にはすぐ気がつくよう、鈴がついたお守りも財布につけています。この財布はこれからもずっと使い続けたいと思っています。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND