今の時短より長期のタイパ!『日本語教師になる夢』『定年時の貯蓄目標3000万円』
2023/07/29
時間帯効果を重視したタイムパフォーマンス、略してタイパでちょっと先をイメージして稼ぎつづけます!パートをしながら資格を取得&空き時間にスキルアップするなど、将来を見据えた家計防衛PLANを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Kさん(大阪府 42歳)
夫(44歳)、長女(18歳)、長男(16歳)の4人家族。住まいは築13年の持ち家一戸建て。扶養内でパートをしながら、先を見据えてスキルアップに励む。
◎TOTAL MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 37万円
妻月収(手取り) 10万円
夫ボーナス(年間・手取り) 180万円
夫年収(手取り) 624万円
妻年収(手取り) 120万円
月貯蓄額 8万9000円
年貯蓄額 150万円
総貯蓄額 1500万円
いつでも、ちょ~っと先をイメージして稼ぎつづける家計防衛PLAN
パートで働きながら空いた時間に資格を取ったり、勉強したりしてスキルアップしてきたKさん。常に一歩先を見据えているから、いつの時代も家計は安泰!
【29歳】一般事務として正社員勤務
家事との両立がむずかしくなり休職。
「10年後も同じ働き方ができるか?」と考える
仕事と育児との両立に疲れ、体調を崩して休職。傷病手当を受給しながら、「再び正社員で復帰しても10年先まで働き続けられるか」を療養中も考え続ける。
【30歳】失業手当をもらいながら、職業訓練で「医療事務」「調剤事務」の資格を取得
「年を重ねるのが武器になる」職種を志す
退職して失業手当を受給中、年齢がネックにならない(むしろ経験が武器になる)仕事を探す。公的に使える制度を調べて職業訓練を受け、医療系の資格を2つ取得。
調剤事務としてパート勤務
時給を上げるために「登録販売者」「防火・防災管理者」の資格を取得。
【35歳】留学に興味がある長女のために、ホストファミリーの登録をする
家に居ながら経験が増やせる方法を探す
「留学させるのがむずかしいなら、外国人を招けばいい」とホストファミリーに登録。2泊3日を一緒に過ごして交流。子どもたちは帰国した今も仲良し。
家計を強化するためにファイナンシャル・プランナー3級の資格を取得。
【36歳】ファイナンシャル・プランナー2級の資格を取得
あえて扶養内で働いて空き時間にスキルアップをする
子どもたちが大きくなってもパート時間は増やさず、空き時間に勉強してFPの資格を取得。知識を活かして家計を見直し、投資もスタートさせた。その後、COOP(生協)で講師活動も!
「自分だけの時間」は日々の活力になるから母も趣味を持つ
月イチで七宝焼きの教室に通い、市のコンクール入賞を目指して作品作り。「仕事や家のことを忘れて無になれる大切な時間。リセットしてまた明日から頑張れます」。
【38歳】COOP(生協)の「学習会」で保障の見直し講座、家計の見直し講座の講師を務める
【41歳】4人目の海外留学生を受け入れた後、「日本語教師になる」夢ができる
夫婦で、定年後の暮らしをイメージする
子どもたちが巣立った家を使い、定年後の夫婦の職場とするため、まずは日本語教師の資格を取ろうと決意。いずれ留学生向けの民泊を運営するのが今の夢!
【16年後】定年時の貯蓄目標は3000万円
日本語学校の教師になり、海外留学生を受け入れる民泊を運営する。
お金と時間をムダにしないK家のモットー
子どもたちが小さい頃からお金の英才教育をしているK家。「お金も時間も有効活用する習慣が身についてます」。
お金の失敗は早いうちに経験すればOK
子どものうちに失敗から学んでほしいから、小遣いと被服費は自分で管理させ、大学からはクレカを導入。長女はマネーセミナーで投資の勉強も開始。
気になることは大人も子どもも自分で調べる
行きたい大学や留学先、取得したい資格など、それぞれが自力で調べて家族にプレゼン。必要経費を家計から出すかどうかをみんなでジャッジします。
なんとなく生きないように「今日何があったか」報告会を開く
「お得情報でも楽しかった話でも、何か1つネタを持ち帰る」ことを意識して出かけると、キャッチするアンテナが広がる。有益情報は家族で共有!
参照:『サンキュ!』2023年8月号「ちょ~っと変えるだけで、家計防衛できちゃった!SPECIAL」より。掲載している情報は2023年6月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部