台所で料理アジアの女性

食材の買い方を変えたら7kg痩せた! 節約のプロが体験した「節約とダイエット」の関係

2024/08/16

コロナ禍の間に体重が増えた、という人は多いのではないでしょうか。実は節約アドバイザーの丸山晴美さんも、自粛生活に入って間もなく体重が増えてしまったそう。しかしその後、節約を考えて食材の選び方や食事のし方を変えたら、なんと3年間で7kgも減ったそうです。

丸山さんが見直した節約のポイントと、体重7kg減について聞きました!

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

>>>節約アドバイザー 丸山晴美の記事をもっと見る

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「食費を見直して痩せた!」!

自粛生活中にパン作りにハマって5kg増!

コロナ禍で自粛生活になった時、家でできる新たな楽しみを見つけたという人は多いと思います。私は自粛生活が始まってすぐに「パン作り」にハマりました。

いろいろな種類のパンを手作りするのは楽しいですし、焼きたてのパンは本当においしくて、食べ過ぎてしまうこともしょっちゅう。そうして気づいたら、なんと体重が5kgも増えていました!

もともと麺類も好きで、ラーメンやつけ麺をよく食べていたことも、体重増を加速したと思います。自粛生活中は、自分でつけ麺のタレを作ったりして、かなり凝っていました。

これはまずいと思い、ダイエット用食品やダイエットサプリをサブスクリプション(定期購入)で購入してトライ。数カ月続けましたが、私の場合は気休めにもならず、まったく効果が得られませんでした。

それで考えたのが「自粛生活で生活スタイルも変わったのだから、一度生活を見直してみよう」ということ。
手始めにダイエット用グッズのサブスクリプションをストップし、ついでに年会費のかかるクレジットカードを解約。通信費のプランも乗り換えるなどしたら、固定費が大幅にシェイプアップできました。

買い方を変えたら食材の「栄養価」が気になり始めた

次に、コロナ禍で物価が上がってきていたので、食費の金額は上げずキープするため、「自炊中心にして外食はできるだけしない」ことにしました。これを機にラーメン、つけ麺を禁止にしたのです。

食材を買いに行く前は必ず冷蔵庫やストックを確認し、その日に買うものをあらかじめ決めて、それ以外は買わないようにもしました。これをすることで、食費がオーバーするのを防ぐことができます。

限られたお金の中で買うのですから、「何を買うか」をよく考えるようになります。うちには育ち盛りの息子もいますから、自然と「栄養価の高さ」を気にするようになりました。

ジュースやスイーツ、菓子パンなど、カロリーが高くて栄養価に偏りがある嗜好品は控えめにして、代わってちくわや卵、鶏胸肉、豆腐、納豆などの低カロリー&高タンパクなもの、アボカドやフルーツなど栄養価の高いものを選んで買うように。

すると、「半額」などのセール商品も、必要でない時はスルーできるようになりました。食材すべてを精査するようになったので、「買って後悔」することもぐっと減ったのです。

健康的な食生活になり、気づいたら7kg減!

その生活を続けて約3年。毎日入浴前には体重と体脂肪を測りながら気づいたら7kg減っていて、体重が増える前より2kgもダイエットできていたのです。ダイエットにありがちな肌荒れや疲れやすさなどもなく、いたって健康的に痩せることができました。

もちろん、食べ過ぎないよう量には気をつけていましたが、お腹が空いているのに無理して我慢することはしていません。節約のために食材を吟味するようになり、食材の選び方が変わっていったことが、体重減のもっとも大きな原因です。

ダイエット食品やサプリなどでカロリーカットするよりも、「良質なたんぱく質をとってバランスよく食べた方が痩せられる」ということを実感しています。

食費の節約というと、食卓が貧相になるとか、量を少なくして我慢するというイメージを持つ人が少なくありません。でもそれは、無理なダイエットと同じで、リバウンドしてしまうことが多いものです。
節約は我慢ではなく、家計や生活を守ること。体に良い節約方法をすることで、心身と家計を健康に保つことができると思います。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND