自分のために新しいスタイルを選ぶ女性

服を買いたい、でも節約もしたい! そんな時に押さえておきたい服の買い方ポイント【節約の専門家が解説】

2023/08/26

外に出る機会がグンと増えた今年、新しい服やメイク用品を買い求める人が増えています。しかしその一方で、物価は上がり続けていて節約も気になります。そこで、節約時の服の買い方の注意点を、節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2023年8月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

>>>節約アドバイザー 丸山晴美の記事をもっと見る

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「節約時の服の買い方」!

値上がりが続く時期は「流行」より「定番」に注目

服も値上がりが続いています。こういう時は「流行を追う」よりも、長く活用できる「定番服」を吟味して買うことをおすすめしています。

特に30代、40代の大人の女性の場合、仕立ての悪い安い服を着ると体形のアラが強調されてしまいがち。かといって質の良い流行服は、価格が高くなります。そういう意味でも定番服なら、そこそこの価格でもおしゃれに着こなせるのでおすすめです。

定番服は「合わせやすい」のも良いところ。10年以上前に買った服は生地も縫製もしっかりしたものが多いので、私は多少の汚れや黄ばみは自分でケアして、着続けている服が多くあります。定番服はそれらと組み合わせてもしっくり着こなせて、コーディネートしやすいのもメリットです。

服を選ぶ際は、自宅の洗濯機で洗えるものが基本。可能ならスカートやパンツの裾上げなども自分でやるようにすると、さらに節約になるのでおすすめです。

安く買えるセールは、逆に予算オーバーの原因に

セールの時にまとめ買いする人も多いですが、そういう時は「せっかく来たのだから」という心理が働いて、たいして欲しくもない服まで買ってしまったり、予算オーバーしたりしてしまいがち。それを年数回繰り返せば、大きな出費になってしまいます。

なので私は基本的に、ファミリーセールやアウトレットには行かないようにしています。愛用しているブランドのセールだけは行きますが、その時も前もって決めた買い物以外には手を出さないようになりました。

最近では近所の大手量販店で、必要なものを必要なだけ期間限定価格で買うことがほとんどなので、焦って買うこともほとんどありません。

その結果、家計の被服費が大幅に改善されたのです。

大切なのは必要かどうかを見極める「スルースキル」

この経験で実感したのは「スルースキル」」の大切さです。

不必要なものに手を出さないでおく「スルースキル」は、「本当に必要かどうか見極めるスキル」でもあります。

特に服は「お店では良いと思ったけど、意外と出番がなかった」ということが結構あるもの。本当に必要かを見極める力がつけば、買って後悔することも減らせます。

値上がりはまだしばらく続くでしょう。その中では、必要でないものはスルーするスキルを磨くことが、より大切になるのではないでしょうか。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND