【総資産4,200万円】年間300万円以上の貯金のヒミツは「夫の家事を増やす」「子どもへの『金育』」
2024/02/20
元海上保安官で、現在は2人の子どもを育てながら、夫の収入の548万円のうち、年間300万円以上を貯金しているという、サンキュ!STYLEライターの川崎みささん。貯金ができるようになったきっかけのひとつが、家族を巻き込むことができるようになったこと。具体的に教えてもらいましょう。
家族を巻き込むことの効果
お母さんだけが、家事に子育てに仕事にと、「私ばっかり大変!」という状況になっていませんか?乾燥機にたよりっぱなしで電気代がかかる。食事づくりがめんどうになり、予定外の総菜や食材にたよるなんてこともあるかもしれません。そんなとき、家族が協力してくれれば、無駄な出費も減ります。
また、子どもの「あれ買ってこれ買って」をそのまま聞いていては、いつまでたってもお金もたまりません。お金についての知識と使いかたを家庭できちんと教育していくことも大切だと川崎みささんはいいます。
夫をどうやって巻き込む!?
多くの家庭がそうであるように、川崎みささんの夫も、家事や子育てを「手伝う」という感覚の人だったといいます。それが、今では、家事も子育ても「自分がやるもの」という意識へと変化し、仕事の合間をぬって大奮闘してくれているのだそう。
ただ、いきなり、「あなたも家事や育児をやって」では協力は得られません。まずは、短時間で終わることからお任せすることに。朝、自分や子どもたちの水筒の用意をしてもらったり、お風呂あがりに洗濯機をまわしてもらったり。3分以内でできることから始めたことで、「習慣化」に成功しました。
得意なことをお任せ
次のステップは、「急ぎではない家事」を任せること。海上保安官である夫。ボタンつけやアイロンがけは、海上保安学校時代に厳しく指導されるそうで、得意な分野。娘さんの給食エプロンのアイロンがけなどは、お手のものなのです。急ぎではない家事、得意な分野で、夫の役割が無理なく増えていきました。
休みの日にできることを
こうやって、休みの日にお任せできることが増えたといいます。月に1回の「冷凍ハンバーグづくり」や、子どもの長期休みの丸つけなども夫の分担になりました。
徐々に、夫の家事への意識も大きく変わったといいます。家事や子育ては1日のなかでタイミングよくこなすと効率があがるということ。夫から、朝に洗濯ものを干しておけば乾燥機はつかわずにすむ、前の食事の洗いものを溜めなければ次の食事づくりがスムーズに進み、外食や総菜にたよらずにすむ、という提案も出てくるように。結果として、無駄なお金をつかうことが減ったといいます。
結婚14年目にして、「私ばっかり」のストレスから「感謝」へと大きく変化。家計にも大きな影響をおよぼしました。
子どもには「金育を」
小さな子どもには、「必要なもの」「必要でないもの」の判断はまだむずかしい。そこで、川崎家では、子どもたちに「金育」をしています。たとえば、「お金はつかうとなくなるもの」だという感覚をもってもらうこと。誰もいない部屋の電気のつけっぱなしは、電気代がかかる。食べきれずに捨てたお菓子にもお金がかかる、ということを理解してもらうこと。「むだなものにお金をつかうのはもったいないな」と感じてもらえるようになったといいます。
また、11歳の娘さんは、お年玉や祖父母からのお小遣いなど、1年間にもらえるすべてのお金を書き出して見える化し、好きにつかっていいことに。1年で13,000円ほどになったそうで、「意外ともらっているんだな」と認識することができ、工夫しながらやりくりしているのだそう。「いざというときにつかうためのお金」と、賢く貯めることもできるようになってきたといいます。
「あれ買ってこれ買って」の子どもとのやり取りにつかれて、すべてを買ってしまっていては、大きな出費に。子どもたちにも、お金は減るものであること、自分がもらったお金を工夫してやりくりすることで大切につかうことなど、川崎家ではしっかりと伝えています。
まとめ
お母さんばかりが家事に育児に子育てに、やりくりまでがんばっているなんていう家庭も多いはず。ストレスが溜まって散財につながったことはありませんか?川崎みささんのお宅では、無理なく、少しずつ習慣化しながら、家族の協力を増やしてお母さんの負担を軽減。ストレスからの無駄な出費は減り、貯金が増える大きなきっかけとなったのです。
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