【夫婦2人家庭】総教育費1900万円!今は年貯蓄額160万円ペースで老後に向けて追い上げ
2024/02/29
教育費ですっからかんになりました。夫婦2人、老後に向けて貯蓄ペースを上げています!お金のプロが考案した貯まる家計の基準、黄金比で家計表を分析。年160万ペースで貯まる秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Sさん(神奈川県 49歳)
22年に長女(26歳)が結婚・独立し、夫(52歳)と2人暮らし。住まいは4LDKの持ち家一戸建て。チケット販売員として週3~4日パート勤務。昨年、時給が上がって1180円になりました。
◎Total money data◎
夫月収(手取り) 32万円
妻月収(手取り) 6万円
夫ボーナス(年間・手取り) 80万円
夫年収(手取り) 464万円
妻年収(手取り) 72万円
月貯蓄額 9万6400円
年貯蓄額 160万円
総貯蓄額 370万円
<教えてくれた人>: ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子
生活に根ざした家計管理、資産形成のアドバイスが人気。大学2年生のときに実行したバックパッカー旅行以来、旅行が...
- 教育費総額1900万円。“戦友”のような絆ができた夫と次は自分たちのための貯蓄に励んでいます!
- 今の家計に活きている!あの頃を振り返ってやってよかったこと2選
- 収入が増えても、小遣いの比率は変えないのが長~く貯めるコツ!
- Sさんの1カ月の家計表とmy黄金比
教育費総額1900万円。“戦友”のような絆ができた夫と次は自分たちのための貯蓄に励んでいます!
一人娘は、私立の中高一貫校に進学。国立大学の医学部に進み、1人暮らしの仕送り月14万円が6年間続きました。
「夫が転勤族だったので、パートを変えながら家計をフォロー。卒業時の貯蓄は30万円だけだったけど、夫婦で協力して育て上げられたことはお互いの誇りで、夫婦仲がより深まりました。今は、娘に負担をかけないよう2人で老後資金を貯め、仲良く健康に暮らしていこうと話しています」。
今の家計に活きている!あの頃を振り返ってやってよかったこと2選
1.習い事を無理やり続けさせなくてよかった!子どもにも家計にもwin-win
長女が4歳のとき、ピアノ教室に通うのを嫌がったのですぐに撤退。月謝3万円+発表会代など年20万円をかけ続けなくて正解でした。
2.夫婦小遣いはコンパクトにしてきてよかった!暮らしのサイズを変えずに生活できる
教育費の負担が大きかった頃、夫婦で話し合い小遣い予算を抑えました。おかげで、予算の中で楽しむ力がつき、今も不満はゼロ!
収入が増えても、小遣いの比率は変えないのが長~く貯めるコツ!
〈畠中さん'sイイネ!〉
自由に使えるお金は、あればあるだけ使ってしまうもの。家計がシビアな時代に少ない予算に慣れておけば、老後も手元にあるお金の中で暮らせます。
Sさんの1カ月の家計表とmy黄金比
◇100%
■夫月収(手取り) 32万円 ■妻月収(手取り) 6万円
◇25%
■先取り貯蓄(先取り貯蓄2万円、夫の持ち株積み立て1万円、つみたてNISA3万3000円、残し貯め3万4000円) 9万6400円
◇22%
■住居費 8万3000円
◇9%
■水道・光熱費 3万5000円
◇2%
■通信費 7000円
◇2%
■保険料 6000円
◇3%
■ガソリン代 1万円
◇1%
■新聞代 4600円
◇11%
■食費 4万円
◇5%
■日用品費 2万円
◇3%
■外食・レジャー費 1万円
◇1%
■医療費 5000円
◇5%
■夫小遣い(仕事時の昼食代、競馬新聞や競馬本など) 2万円
◇1%
■妻小遣い(デパ地下のスイーツ、メルカリで服や本を購入) 5000円
◇5%
■実母への仕送り 1万8000円
◇0%
■子ども費 0円
◇5%
■予備費 2万円
先取り貯蓄
〈畠中さん'sイイネ!〉
夫婦2人のシン・家計黄金比15%を大幅に超えている!
教育費の支払いが終わり、23年から先取り貯蓄額をアップ!「まだ遅くない!」と、つみたてNISAをスタート。
住居費
住宅ローンを低金利の銀行に借り換えて、月1万円以上減。20万円の手数料がかかったけど、結果得!
試行錯誤してたどりついた!書いて、見て、絶対忘れない「残金管理術」
お金を使ったその日に、予算額の残金を書いて脳に刻む!
やりくり費8万円(夫小遣い除く)は、財布の中で現金管理。お金を使ったら、家計簿に内容と金額を書いて、8万円の残金をチェック。
財布の現金=予算残高。付箋を貼って、見るたびに記憶を呼び起こす
家計簿を書くときに、やりくり費の残金を付箋に書いて、財布の内側にペタリ。財布を開くたびに、自分の記憶とWチェックできます。
【日用品費】はこうしてます
まだまだ元気に稼ぎたいからサプリに健康投資
元気じゃなきゃ、お金を稼ぐことも楽しく使うこともできないと思い、夫婦で健康投資。サプリ代の月3000円は日用品費から積み立て、ネットでまとめ買い。
健康のために、風呂あがりのストレッチも始めました。
【食費】はこうしてます
2人暮らしだから、結果コスパがいい総菜に頼る
仕事の日は、副菜だけ作り、メインは総菜。「娘がいた頃は手作りのほうが割安なことが多かったけど、今は材料費と手間を比べて選びます」。
【外食費】はこうしてます
金券ショップで割安のグルメカードを購入し、気分転換&レシピの参考に♪
金券ショップで、500円のグルメカードを1枚480円で52枚購入して、1040円お得に。「外食でおいしかった料理を、家でマネする楽しみも」。
夫が65歳までに2000万円貯蓄が目標!70歳まで働いて旅行を楽しみながら暮らしていきたい!
投資信託で殖やしつつ、夫が65歳までに2000万円貯めるのが次の目標。2~3年に1回、2人で温泉旅行にでも行けたら最高の人生です。
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子さん
1女2男の母。『サンキュ!』創刊時から家計管理、やりくり特集の監修者として登場。生活に根ざしたアドバイスが人気。著書や監修書は70冊超え。
参照:『サンキュ!』2024年3月号「シン・家計黄金比」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部