男ハンは木の輝きで積み重ねてコインを置く。成長ビジネスの節約と投資の概念。

「先取り貯蓄」ができない人は絶対貯まらない!? 専門家が「先取り貯蓄」がおすすめする理由

2021/01/30

コロナ禍によって、お金の不安を感じている人が増えています。イザというときに先立つものとして、お金も「備蓄」しておきたいもの。「こういうときこそ、“先取り貯蓄”で着実に貯めることが大切です」と節約アドバイザー・丸山晴美さんは言います。その理由と、上手な先取り貯金の方法を解説します。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年1月時点の取材情報を元にしています。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「今こそ先取り貯蓄」!

「先取り貯蓄」=生活の中に「お金を貯める仕組み」を作ること

さまざまなご家庭の家計診断をさせていただいていると、「先取り貯蓄」ができていない人が意外と多いことに驚きます。「先取り貯蓄」とは、給与天引きなどを利用して、給料が生活費に回る前に、毎月定額を積み立てること。その分のお金は「なかったもの」として、やりくりして生活する方法です。

「今もがんばってやりくりしているのに、これ以上どこから先取りすればよいのかわからない」というかたは多いでしょう。私自身、節約がうまくできない時は、先取り貯蓄ができずにいました。贅沢などはしていなかったのに、「お金が貯まらないのは、一人暮らしで収入が少ないから」と決めつけていたのです。

でもお金を貯めたいと本気で考えたときに、ムダな買い物をしていないかレシートを使って○×△チェックしたところ、×がついたもの、つまり「買わなくてもよかった出費」が、1カ月で3万円分ほどもあったのです。

そこから毎月3万円を「なかったもの」として先取り貯蓄をすることにしました。そこからさらに節約をして、毎月10万円以上貯めることに成功しました。できないと考える前に、「出費の見直し」「先取り貯蓄」「残ったお金でやりくり+節約」をすることで、「一人暮らしでも収入が少なくても」大きく貯蓄額を伸ばすことができたのです。

先取り貯蓄は毎月決まった金額を先に確保するので、着実に積み上がりますし、残ったお金のなかでやりくりする力や節約力も高まります。「先取り貯蓄」をすることは、いわば生活のなかに「お金を貯める仕組み」をつくること。貯金を上手にするために、最も効果的で大切なポイントです。

自分に合った「先取り額」を決める3つの方法

「先取り」する金額が大きすぎると、生活が回らなくなって、結局は貯金を切りくずすことになりがち。自分に合った「先取り貯蓄額」を決めることが大切です。その方法には、大きく以下の3つがあります。

・児童手当など、毎月入る手当てを丸ごと先取り貯蓄にする
・「住居費+先取り貯金」の金額が、月の収入の4割になるように先取り貯蓄額を決める
・買い物のレシートに○△×をつけて見直してムダを洗い出し、×=ムダの合計金額分を先取り貯蓄に回す

どの方法にするかは生活状況や好みで決めていいですが、今の生活のなかでさらに先取り貯蓄をプラスするなら3番目、日々の生活のなかのムダを洗い出し、その分を先取り貯蓄に回す方法がおすすめです。

レシートの見直しは1カ月分やるのが基本ですが、面倒なら10日分でもOK。それを3倍にすれば、だいたい1カ月のムダな買い物の目安が見えるので、それを丸ごと先取り貯蓄に回しましょう。

現金の場合、手元にあるお金以上は使えませんが、キャッシュレスは持っている金額以上を使えてしまうので注意が必要です。なかなか貯蓄ができない人は、最初の2~3カ月は現金で先取り分を確保し、残った分の生活費も現金でやりくりしてみると、感覚がつかめてきますよ。

「天引き」で財形貯蓄制度または自動積立定期預金するのが◎

先取り貯蓄額を、自分で貯金用口座に移していると、忘れたり、不安になって金額を少なくしたりしてしまいがち。先取り金額を決めたら、次は「収入が振り込まれる口座から天引き」する仕組みをつくりましょう。

方法としては、会社員であれば財形貯蓄制度を利用するのが手軽でおすすめです。まずは会社に、この制度があるかどうか確認しましょう。

会社に財形貯蓄制度がない場合や、会社員でないかたは、収入が振り込まれる口座から定額を銀行口座に積み立てる「自動積立定期預金」を利用するとよいでしょう。

「先取り貯蓄」はどんな状況のなかでも、最も確実で安定した貯蓄方法です。少ない金額からでもよいので、まずは始めることが大切。そして、やりくりが慣れてきたら、さらに貯蓄額を増やすようにすると、目標額をより早く達成することができます。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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