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お金のプロが「貯まらない人」を家計診断してみた!

2019/01/20【 お金 】

毎月のやりくりを頑張っているのになぜか貯まらない。そんな”イマイチ貯まらない人”の家計をお金のプロ・藤川太さんが直接診断!自分が良いと思ってやっていたことが実は逆効果だったかも。その意外な落とし穴とは?

<協力してくれた人>
浜中麻里子さん〈仮名〉……夫(36歳)、長男(4歳)、長女(2歳)の4人家族。住まいは賃貸2LDK。結婚5年目。アパレル販売のパートで週4~5日勤務中。

●TOTAL MONEY DATA
夫月収(手取り) 18万~26万円
妻月収(手取り) 約8万円
夫ボーナス(手取り) 100万円
夫年収(手取り) 約380万円
妻年収(手取り) 約100万円
月貯蓄(貯蓄型保険) 4万円
総貯蓄額 200万円

共働きなのに、お金が貯まらないと悩む浜中さん。「毎月ギリギリか、赤字。ボーナスも車の税金や保険、特別出費に消えてしまい、貯蓄がジリジリ減って不安です……」。過去にも無料の家計診断を受けたり、格安スマホを使ったりと、やる気はあり行動も積極的。ただ、忙しくて家計簿は挫折し、出費はやや不透明な部分も。

●浜中さんの1カ月の家計表(自己申告)
夫月収(手取り) 26万5000円
妻月収(手取り) 8万円
家賃 4万5000円
水道・光熱費 1万2000円
食費(酒代込み) 4万円
外食費 1万円
通信費 1万円
保険料(貯蓄型) 4万円
被服費 1万円
子ども費(保育料・幼稚園料含む) 5万円
日用品費 8000円
車費(ガソリン代含む) 3万7000円
NHK代 2000円
クレジットカード支払い 3万5000円~
奨学金返済 8000円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 6000円

診断1:家計表

■どの費目を削るか見直してみた
家計の見直しは、まず「ここはもう削れない」という決めつけを捨てるのがいちばん効果的。プロの目から見た見直しポイントは?

~見直しポイント~
(1)固定費
家計を苦しくしているのは、高い保険料や車費。ここを削れば一気にゆとりが生まれます。食費や日用品の節約は、つらい割に効果が薄いので、最終手段にしましょう。

(2)クレジットカード支払い
一時的にカード払いをなくせても、「予備費」がないとまた自転車操業に。やりくり以前に、急な出費に備えられる予備費をつくり、貯蓄をくずさないことが先決。

(3)貯蓄型保険
加入中の保険は、60歳を超えてから増えるタイプ。子どもの教育費に使いたくても、解約すれば元本割れします。まずは教育費を確実に乗り切る貯蓄プランを立てて。

診断2 : 財布

■財布の使い方でムダづかい度をチェック
財布はお金の出入り口。現金はもちろん、レシートやカード類の管理は、そのままその人のお金づかいを表します。

~チェックポイント~
(1)財布に入れるカードは15 枚以内に!
カードが多い人ほど貯まらない傾向があり、今まで診断した人の最高は62枚。カードだけでなく、免許証や保険証など全部で15枚以内なら合格。

(2)小銭はあまり入れずスッキリさせる
今いくら入っているか、パッと見てわかるのが貯まる財布。小銭を小まめに整理すると自然と残金のチェックができ、使いすぎのセーブにも。

(3)レシートは毎回財布から出す
レシートでパンパンにふくらんだ財布では、お金の扱いも雑になり、いい加減な出費に。使った内容や金額を振り返る意識も保てません。レシートはいらないわけではなく、内容を振り返る必要が。家計簿をつけていない場合は、レシートの置き場所を用意して保管し、何にいくら使ったかチェックを。

診断3: 冷蔵庫

■食材の入れ方で食費への意識がわかる
最も大きな食費のムダは、使わずに捨ててしまうこと。無秩序にあふれた庫内は、「必要な量を買う」「買った物を使い切る」意識が低い証しですが、浜中さんはしっかり管理していました。

~チェックポイント~
(1)奥まで見通せる入れ方で食材廃棄ゼロに
見えない食材は、存在を忘れてしまい死蔵品に。庫内を見やすく整理するだけで、優先的に使うべき食材に気づけ、使い切れずに捨ててしまうというムダをなくせます。

(2)冷蔵室はスッキリ、冷凍室はパンパンにする
冷蔵室はスッキリ、冷凍室はパンパンにすると、保冷がきいて経済的。食費節約が上手な人ほど、冷凍保存できる食材を多く知っていて、冷凍室を賢く活用しています。

診断4:生活習慣

■暮らしを整えて、やりくりも整える
物の管理や生活習慣をチェック。〝今必要な物〞を分かっていないと、どんどんお金を使ってしまったり、かけどころをまちがえてしまうそう。暮らしを見ていくと、お金のムダを次々に発見!

~アドバイス~
(1)子ども費を際限なくかけるのは×
子どもは親のお金の使い方を見ているもの。欲しがるまま、与えたいままに買っていると、それが子どもにも当たり前に。おもちゃや服、習い事にはルールを決めましょう。

(2)部屋の物の量を減らす
全体に物が多めです。物を減らし、管理をラクにしましょう。片づける時間や手間が減れば、頭と手に余裕ができます。その分、お金に落ち着いて向き合えますよ。

(3)「なきゃ暮らせない」の思い込みを捨てる
車1台の年間コストは約50万円にも。週末の移動や買い物程度なら、実はタクシーを使ったほうが安上がりです。使えるお金は有限。2台の優先順位が高いかどうか、検討を。

診断5:ライフプラン

■「いつまでに」「何のために」を決める
ライフプランは書いているのに、うまく活用できていないという浜中さん。その理由は、書くだけで具体的な計画まで落とし込んでいなかった点にありました。長期で貯蓄を続けていくために、楽しめるためのプランを立てるというアドバイスも!

~アドバイス~
(1)いつ、いくら必要か逆算してプランを立てよう
ライフプランを書き、お金がかかる時期を知るだけではまだ半分。そのために今いくら貯める必要があるかを計算し、毎月、毎年の目標貯蓄額を決め、やっと具体的に実行できるプランになります。

(2)旅行などを楽しむための貯蓄も入れて!
教育費など、必要な目標だけだとつらいけど、記念旅行など、楽しい目標を織り交ぜるとモチベーションもUP。家族と目標を共有すると協力もし合え「このためなら」と、前向きに乗り越えられます。

思い込みがあると、家計のムダには気づけないもの。藤川さんのアドバイスを参考に、もう一度家計表を見直してみましょう。

<教えてくれた人>
藤川太さん……ファイナンシャル・プランナー。家計診断のプロ集団「家計の見直し相談センター」代表。日々の暮らしや家計に潜む貯まらない理由を鋭く見抜き、やさしくアドバイス。『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』(プレジデント社)など著書多数。

参照:『サンキュ!』2月号「2019家計改善プロジェクト」より。掲載している情報は18年12月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/大上ミカ 編集/サンキュ!編集部

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