クレジットカードを持ち、スマートフォンを使ってオンラインショッピングをする手

クレジットカードで自己破産する人にはパターンがある!? 破滅しないクレカ利用法

2021/05/19

手元に現金がなくても買い物ができ、分割払いも可能など、あると便利なクレジットカード。しかし、使い方を間違えて返済が追いつかなくなり、自己破産せざるを得なくなってしまう人もいます。そして、そういった人たちの行動には共通するパターンがあるんだとか。節約アドバイザーの丸山晴美さんに、クレジットカードで破滅してしまう原因と、その対策を聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年5月時点の取材情報を元にしています。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「クレカ破産の原因と対策」!

便利な「後払い方式」が、じつは破産を招く最大の原因に

JCBが2020年9月に、全国の20〜60代の男女3,500人を対象に行った調査「2クレジットカードに関する総合調査2020年度版」によれば、クレジットカードの保有率は86.6%(※)。2015年以降では過去最高の高さだそうですが、それに伴い、クレジットカードが原因で自己破産をする人もいます。

怖いのは、高額な買い物や贅沢などをしていたわけではないのに、自己破産するケースもあること。普通に生活していただけなのに、気づいたら返済残高がふくらんで返しきれなくなり、自己破産に陥ってしまうのです。

クレジットカードで失敗してしまう第1の原因は、主にその支払い方法にあります。
クレジットカードは決済をした数カ月後に引き落とされる、いわゆる「後払い方式」。手元にお金がなくても買い物ができるため、気づかないうちに使いすぎてしまう危険があるのです。
「後払い方式」は、じつは収入を「前借り」して使っているのと同じ。使いすぎると引き落とし金額がふくらみ、生活費までなくなることになりかねません。

買い物は、それを買えるお金を現金で持っている場合にするのが基本。その支払いを、単にクレジットカードで行っているだけならトラブルは起こりません。
当たり前のことですが、実はこれができていない人が意外と多いのです。

「残高を返済できなくなってリボ払いに」は最悪のパターン

クレジットカードを使いすぎても、最初のうちはどうにか返済ができるものです。しかし、それが続くと次第に生活費がたりなくなり、食料品などの生活必需品もクレジットカードで買うように。徐々に自転車操業になり、苦肉の策で「リボ払い」にする、というのも多いパターンです。

そしてこの「リボ払い」こそ、クレジットカードで失敗する第2の原因です。

「分割払い」は、商品の価格を何回かに分けて支払うことで、払い終わるゴールが見えています。24回払いなら、24回支払えば必ず終わります。対して「リボ払い」は、商品の価格や返済残高に関係なく、毎月一定金額を返すという考え方です。

返済が苦しくてリボ払いする場合、毎月の返済額を5000円〜1万円程度の少額にする人がほとんど。この金額には年15%前後という高い金利(手数料)が含まれているので、実質、元金は少しずつしか減りません。にもかかわらずクレジットカードでの買い物を続けていると、さらにリボ払いの残高が増え、最終的にカードの限度額いっぱいになってはじめて、計画的な返済ができていなかったことに気づく人も。

家計を守るためには貯蓄を切りくずしても一度に「全額精算」すること

万が一このような状況に陥った時は、貯蓄を切りくずしてでも一度、全残高を精算することが必要です。ボーナスがある人は、それを使って残高を全額返済しましょう。
ただし、キャッシングや消費者金融などに借金して精算するのは、金利負担が減ることもなく、意味がありません。リボ払いの金利よりも低い金利の銀行で借り入れをして、返済する方法などを考えましょう。

残高を精算した後は、クレジットカードのリボ払いやキャッシング枠を0もしくは最低限にして、生活費を圧迫しない金額に収まるようにクレジットカードを使うこと。買い物は手数料がかからない「一括払い」か「二回払い」で行うのが基本です。三回払い以降は手数料がかかるので、できる限りしないようにしましょう。そして、二度とリボ払いに手を出さないことが大切です。

クレジットカードによっては、リボ払い専用であってり、支払い方法がリボ払い方式に初期設定されているものもあります。新たにクレジットカードを作った際は、必ず確認すると安心です。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

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