食費2万円台の人が〇〇のときにやることVSやらないこと
2021/11/30
子どもがまだ小さいとはいえ、家族4人で1カ月の食費が2万円台の人は、ふだんからいったいどんなことをしているのでしょうか?
カツカツに食費を削ってる?
もやしと豆腐ばかり食べてる?
いえいえ、そんなことはありません。食費2万円台の人がやっていることと、やらないことを全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
食費2万円台の人が〇〇のときにやること
食費2万円台の人は、こんなときにこんなことをしています。
買い物前に 買い物メモを作る/冷蔵庫の中の写真を撮る
食費2万円台の人はスーパーにフラリと行くことはありません。買い物前には必ず冷蔵庫の在庫をチェックして、それらを使い切れる献立を考えます。1週間から2~3日分のメインおかずの献立を考えて、必要な食材を書いた買い物メモを持参します。そしてメモに書いてあるものだけを買うので買いすぎるということはありません。
メモをつくるのが面倒なときは、冷蔵庫の中の写真を撮ってスーパーにGO!
休みの日の外出前に 炊飯器をセットする
休みの日に家族でお出かけしたら、夕飯をつくるのが面倒になって外食に走りがち。そんな「お疲れ外食」を防止するために、出かける前に炊飯器のタイマーをセットします。「帰ったらご飯が炊けてる」と思えば外食にブレーキがかかり、また外食したがる家族に対しても「ご飯が炊けてるから」のひと言は説得力があります。
金曜日に 夕飯のおかずで在庫食材を一掃する
食費2万円台の人は、1週間分の食材をまとめ買いにしているケースがよくあります。土曜日にまとめ買いする場合、前日の金曜日の夕飯は肉野菜炒め、焼きそば、お好み焼き、鍋……など冷蔵庫の残り物を消費できる献立に。冷蔵庫を空っぽにして、翌日の買い物に備えます。
給料日前に 残ったお金で家族でおいしいものを食べる
「食費2万円台」と聞くとカツカツに節約しているイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。
給料日前に食費予算が余っていたら、家族が食べたい物を買ったり、外食したり。予算がクリアできたら、あとはパーッと使います。
食費2万円台の人が〇〇のときにやらないこと
食費2万円台の人は、こんなタイミングでこんなことはやりません。
夕飯を食べる前に 写真を撮る
夕飯の料理写真をSNSに投稿していないので、食べる前に写真を撮ることはありません。他人の目を気にせず、夕飯は“映え”よりも栄養バランスとおいしさ優先。彩り用の食材は買いません。
週末に 作りおきをつくる
作りおきは確かに便利なのですが、作りおきをつくるための手間と時間がかかるデメリットがあります。せっかくの週末を作りおきをつくるために潰すのはもったいないので、作りおきのまとめづくりはしません。
休みの日の朝食に 菓子パンを食べる
休日は朝起きるのがゆっくりになりがち。食費2万円台の人は、遅めに起きたから朝ご飯をつくるのが面倒だからとスーパーやコンビニで菓子パンを買ってすませる……とはなりません。菓子パンは割高なので、食費のコントロールが崩れてしまうからです。
給料日前に 残ったお金を1円でも多く貯金する
食材2万円台の人の目標は、食費を予算内に収めることにあります。だから、予算がクリアできたら、給料日前にお金が余っていても、1円でも多く貯金しようとは思いません。
余ったお金は家族でおいしい物を食べたり、自分にご褒美を買ったりして使い切ります。お楽しみがあるからこそ、日ごろの節約モチベーションも上がります。
まとめ
食費2万円台の人がやること/やらないことで真似できそうなことがあったら、ぜひ試してみてください。食費ダウン効果があるはずです。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。