冷蔵庫にスタンバイさせるものって?1,000万円貯めた人がやっている12月のお金対策
2021/12/03
クリスマス、忘年会、年末年始の準備、お歳暮、年賀状……など、12月はなにかと出費がかさみます。そんなときでも1,000万円貯めた人は支出を上手にコントロールしています。
1,000万円貯めた人がやっている12月のお金対策について、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
早めの大掃除で家とココロを整える
1,000万円貯めた人は、年末ギリギリに大掃除するということはありません。年末が近づくほど、やることが増えのがわかっているので、大掃除は12月に入ったら少しずつ始めます。週末を利用して、できるところから「小掃除」や「中掃除」をして、大掃除の手間をできるだけ削減。
またいそがしいときに家の中が散らかっているとイライラしやすいので、片づけと掃除で家を整えると同時にココロも整えます。不要品をフリマアプリで売れば、プチおこづかい稼ぎにも。
ボーナスの使い道の計画を立てる
会社員にとって12月はボーナスシーズン。また年末調整で、12月は給与の手取り額が増えます。
1,000万円貯めた人は、それを見越してお金の使い道の計画を立てます。保険料の年払いぶん、家電の買い換え、年末年始の帰省費用……など、ボーナスで月々の収入ではまかなえない支出=特別費をカバーすることも。
行き当たりばったりに使って、いつの間にかなくなった……という残念なことはありません。
下味をつけた肉を冷蔵庫にスタンバイさせておく
12月は外出が多くなります。帰宅が遅くなった、疲れた、つくるのが面倒などの理由で外食することがないように、フライパンで焼くだけですぐ食べられるものを冷蔵庫にスタンバイさせておきます。
たとえば、おろししょうが、しょうゆ、酒、みりんで下味をつけた肉など。豚、牛、鶏など肉の種類はなんでもOK。鮭、ブリ、メカジキなど魚の切り身にも応用できます。ちょっとした下準備で余計な支出をシャットアウト!
イベントの日の献立を考えて買い物計画を立てる
クリスマスなどイベント日の献立を早めに考えて、必要な食材をリストアップ。クリスマス前はスーパーの商品がいっせいに高くなるので、保存できるものは早めに購入。
またネット通販で検索してできるだけお得に買うことを考えます。クリスマス直前になって慌てて買ったり、品切れで買いそびれることはありません。
手洗い&うがいで医療費を防衛する
風邪予防には地道な手洗い&うがいが効果を発揮します。子どもの医療費が無料の自治体もありますが、風邪をひけば治療費以外の支出もあり、また大人は無料ではありません。なにより、クリスマスなど楽しみにしているイベントに参加できないと残念なことに……。
1,000万円貯めた人は、外から帰ったら手洗い&うがいを家族全員、徹底させています。
まとめ
1,000万円貯めた人は「12月だから出費がかさむのは仕方ない」ではすましません。
イベントが多く、いそがしくなることがあらかじめわかっているからこそ、余計な支出を増やさない工夫をします。ぜひ参考にしてみてください。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。