エプロンで働く女性

投資をすればお金は2倍になるの?みんなが知りたいホントのとこ

2019/12/02

今あるお金を増やすためには「投資」がいいと聞いたことがあるけど、本当に投資で2倍になるの?どんな方法ならできるの?そんなお金に関する疑問に、専門家がズバリお答えします。

<教えてくれた人>
横山光昭さん
家計再生コンサルタント。今までに2万3000件以上の家計を支援。貯蓄と併用する「3000円投資」の提案が、日本中に大ヒット!そのわかりやすい解説が人気を集め、著書の累計発行部数は330万部以上!

投資で一気にお金を殖やすのは、プロの投資家でもなかなか難しいという横山さん。「投資初心者が個別の株などで一発逆転を狙うのは、むしろお金を減らすことになりかねないので危険! でも、『積立投信』で、10年、20年と投資を継続すれば、資産を殖やすことは可能です。いっときは価格が下落し、元本割れする場合もありますが、そこで慌てずに続けていけばやがてプラスに転じることは過去のデータでも実証済み。少額ででき、毎月積立貯蓄をする感覚でできるので初めての人にもオススメです」

★「積立投資」って何?

「積立投信」とは、毎月定額で投資信託を購入しながら、積み立てていくもの。投資信託なので、1つの商品で、国内外の株や債券などさまざまな金融商品に分散して投資ができ、比較的リスクが低いのがメリットです。

普通預金と比べて、「積立投信」はどれくらいお金が殖えるの?

●「積立投信」で毎月2万円ずつ、想定利回り(年率)3% で、20年間 積み立てた場合…

最初は少しずつしか殖えませんが、年月がたつほど利益が利益を生み、お金が殖えていく仕組み。「少額でも長期間継続すると、最終的な実りを大きくできます」(横山さん)

*本シミュレーションは、手数料・税金などを考慮していないため、計算結果は実際の投資結果とは異なります。また、この棒グラフどおり毎年順調に殖えるわけではなく、実際は積み立てている期間中、投資商品の評価に浮き沈みがあります。(グラフ出典:大和証券)

「積立投信」をやってみたいなと思ったあなたにオススメなのはこの2つ!

つみたてNISA

「つみたてNISA」は、「積立投信」を広めるためにできた国の制度。金融庁の基準を満たした低リスク、低コストの良質な商品がそろっているので、初心者にこそオススメ。さらに、最長20年間は利益が非課税になる利点もあり、中・長期の資産づくりに活用したいときにぴったりです!

「つみたてNISA」の4大メリット

1.少額からでも始められる!
毎月積み立てる形で、投資できるのは年間40万円まで。途中の金額の増減は自由に設定(年1回まで)できるので、家計の状況に合わせて、無理なく続けられます。

2.低リスクの商品から選ぶだけ
長期かつ分散投資向きで、手数料を抑えた投資信託の商品を厳選。その中から選ぶだけなので、初心者でも安心です。

3.最長20年間、非課税に!
通常、運用で得た利益には約20%の税金がかかりますが、「つみたてNISA」なら最長20年間非課税に。利益をまるごと受け取れるのは、大きな差になります。

4.いつでも引き出せ、換金できる
売却は自由にでき、必要に応じて育てたお金を使うことができます。ただし、その時点で利益が出ているとは限らないため、通常の貯蓄も併用していくことが大事です。

投資は、あくまで余剰資金の中で行うのが鉄則。SBI証券や楽天証券なら、100円からでも積み立てられるので、小遣いの範囲で最初の一歩を踏み出しやすい!少額からでもまず始めてみることが大事です。(横山さん)

iDeCo(個人型確定拠出年金)

「iDeCo」は老後資金の積み立てを目的とした国の制度。「積立投信」の掛け金が全額所得控除になるため、毎年の所得税と住民税が安くなり、節税効果がバツグン! 老後資金を蓄えつつ、節税分で毎年しっかりお金を殖やせるのは魅力的です。

「iDeCo」の4大メリット

1.月5000円からできる
掛け金は月5000円以上1000円単位で決められ、状況に応じて積立額の増減も可能。積立額の年間限度額は、職業や企業年金の加入状況によって異なります。

2.毎年税金が安くなる!
「iDeCo」での掛け金は全額所得控除の対象となり、年末調整や確定申告で、払いすぎた税金を取り戻せます。つまり、手取り額が増えるので、その分を貯蓄に回せるというわけ!

★では、いくら安くなるの?

上記は、JIS&Tの「イデコポータル」 https://www.jis-t.kojingata-portal.com/ でシミュレーションしたものです。年収は、手取り額ではありません。課税所得は年収から必要経費や保険料等の各種控除を差し引いた金額であり、個人によって異なります。

3.運用期間中全て非課税
運用期間中、利益がいくら出ても非課税に!「つみたてNISA」は非課税期間が最大20年間ですが、「iDeCo」は原則60歳まで。長く積み立てたほうがよりお得に!

4.受け取るときも節税になる
「iDeCo」は老後資金目的のため、途中引き出しができず、受け取れるのは60歳以降。将来受け取る際には、積立額に退職金や公的年金の税制が適用され、税金負担が軽くなる場合があります。

掛け金が全額所得控除になるため、1カ月でも多く積み立てたほうが節税額もアップ。早く行動を起こすほど、お得になります。ただし、加入期間が10年未満(加入時51歳以上)だと、受給開始年齢が60歳を越える(最長65歳まで)ので注意してください。(横山さん)

「つみたてNISA」「iDeCo」 どっちもOK!

金融機関によっても異なりますが、安心運用&利益が見込めるオススメ商品がコチラ!「リスクを下げたい人は『バランス型』、多少攻めてもいい人は『全世界株式型』を選ぶといいでしょう」

バランス型

国内外の株式と債券がバランスよく入った幕の内弁当タイプ。手数料はやや高めですが、大きな損失を防ぎながら運用できます。
●「 世界経済インデックスファンド」(三井トラスト・アセット・マネジメント)
●「 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」(三菱UFJ国際投信)

全世界株式型

世界の株式の95%をカバーし、これ1つで世界中に分散投資が可能。多少リスクを取っても成長を期待したい人向きです。

●「 楽天全世界株式インデックスファンド」(楽天証券)
●「 SBI全世界株式インデックスファンド(通称:雪だるま)」(SBI証券)

参照:『サンキュ!』12月号「貯蓄を倍にする方法あります!」より。掲載している情報は19年10月現在のものです。構成/宮原元美 取材・文/大上ミカ 編集/サンキュ!編集部

*「つみたてNISA」「iDeCo」は、「積立投信」を行う制度の一種です。始めるためには、金融機関で「つみたてNISA」「iDeCo」用の口座をつくる必要があります。

『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!

関連するキーワード

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND