家計簿は年に1回つけるだけ!なのに年170万円貯まる方法
2020/01/25
いざお金を貯めようと思って家計簿をつけはじめても、長続きしないという人が多いと思います。毎日、家計簿をつけるのは大変だけど、年に1回しっかりと「年間計画」を立てれば、しっかりお金を貯めることができるんですよ。実際に家計簿をつけずにやりくりをした主婦に話を聞きました。
<プロフィール>
スンスンさん(福岡県 31歳)
夫(32歳)、長男(5歳)、長女(2歳)の4人家族。結婚6年目。両親との二世帯住宅で、専有部分は3LDK。現在、週3~4日パート勤務。
◎MONEYDATA◎
世帯月収(手取り) 38万5000円
夫ボーナス(年間・手取り) 35万円
妻ボーナス 0円
世帯年収(手取り) 497万円
月貯蓄額 11万8000円
年貯蓄額 177万6000円
総貯蓄額 ひみつ
年間計画を書いて 特別出費分を積み立てる
「結婚して3年は貯蓄が一向に殖えず、ストレスがたまるばかり。頑張って家計簿をつけてみるも、面倒になり1カ月で挫折。少し貯まったと喜んだのもつかの間、結婚ラッシュのご祝儀で消えていく。ダメ主婦なんじゃないかと自己嫌悪に陥ることもたくさんありまし
た」。そこで、まずは特別出費が毎月どのくらいかかるのか、簡単にメモすることに。2年続けたら年間の特別出費額がつかめるようになり、貯蓄が殖えない原因はこれだと気づきました。「年間計画を立てて特別出費用を積み立てたら、貯蓄を切りくずすことなく家計が安定。収支を計算するのは年1回だけなので、ズボラな私でもラクに続けられます」
スンスンさんの1カ月の家計表
夫月収(手取り) 30万円
妻月収(手取り) 8万5000円
貯蓄 11万8000円
先取り貯蓄 8万円
貯蓄型保険料 1万8000円
iDeCo 2万円
固定費 15万9000円
住居費(二世帯住宅のため) 1万5000円
水道・光熱費 1万円
通信費 9000円
車ローン 5万円
夫の学費(義父母に返済) 3万円
自動車、バイク保険料 8000円
医療保険料 7000円
子ども費(保育料、習い事費など) 3万円
やりくり費 8万3000円
食費・日用品費 3万5000円
ガソリン代 8000円
外食・レジャー費 5000円
夫小遣い 3万円
妻小遣い 5000円
※学資保険料(2人分)年36万円は、児童手当を貯めて年払いしています。
特別出費積み立て 2万5000円
・お年玉代 3000円
・車検、自動車税 1万円
・イベント代 4000円
・旅行代 3000円
・冠婚葬祭 5000円
特別出費は年間5つの費目を設定し、ポーチの中で袋分け。決めた予算を毎月ポーチの中に貯め、必要なときに取り出して使います
年170万円貯まる年間計画はコレ!
年間計画を立てれば特別出費の予算がしっかり把握でき、積み立てて備えることができます。
年に1回、特別出費を洗い出す
年間計画表には月ごとに予想される特別出費を記入し、実際にかかった金額をメモ。年末に合計を出し、特別出費用積み立てで備えたお金でたりたかどうかをチェックします。この結果を踏まえ、翌年の特別出費予算を決定。
「ポイント払い」も年間で見通してます
保険料やガソリン代はクレジット払いにしているので、確実に月1000~1500ポイントをゲット。年末までためて、年賀状プリントを早期割引&ポイント払いで注文するのが恒例。
食費、日用品費以外の買い物をしたらメモしておく
食費、日用品費はだいたい決まった物を買うので、家計簿をつけなくてもOK。月によって変動のある服やレジャー費はメモしておき、やりくり費内でまかなえない場合は特別出費に組み込みます。
せっかく立てた年間計画はこうやって守る!
年間計画で予算をしっかり確保したので、あとは余分な出費がないようにするだけ。「先を見て行動することで、お金の使いどころがつかめてきます」
やりたいことと金額をリスト化すれば、つまらない支出がゼロに!
趣味でやりたいことも、家計の見直しでやりたいことも、思い立ったら全部メモ。あとで金額などを調べておき、家計に負担のないタイミングで順番に実行します。
\こんなことを書いてます/
●スポーツジム 月¥3200
●アロマテラピー検定 1級、2級 ¥56,000
● iDeCo 2018年12月から
今やりたいことや将来の夢もあきらめたくないから、使えるお金と残すお金を明確に。優先順
位を決めて実現させています。「目標があると、やりくりのモチベーションもアップ♪」
教育費は、高校や大学のホームページを調べるとイメージがわく!
「教育費は学資保険で300万円準備すればOKと思っていたけど、実際に近隣の学校を調べてみるとリアルにたりなかった」。非課税期間が20年ある「積み立てNISA」を始める予定です。
\こんなことにも気づけます!/
「なんとなく、1人当たり300万円貯めよう」
↓
ライフプランを書く
↓
「あれ、300万円じゃたりないかも!」
↓
節税できる「積み立てNISA」で備えよう
ファイナンシャル・プランナーの無料講演会にも足を運ぶようになり、家計やライフプランについて考えるように。「貯蓄は先取りや天引きで自動的に貯まる仕組みだから、使えるお金は無理に切り詰めなくてOK」
Have a try!
□年に1回、特別出費を洗い出す
□食費、日用品以外の買い物はメモしておく
□やりたいことと金額をリスト化する
□教育費について調べる
参照:『サンキュ!』2月号「年に一度やるだけで将来の不安が消える!お金の年間計画2020」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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