【要チェック!】まさかの教育費事件簿&プロのアドバイス集

2020/02/22

教育にかかる費用は、受験料や学費だけじゃない!?あんな出費やこんな出費で、手痛い思いをした母たちのエピソードを集めました。知っておいて損はない、賢く乗り切る専門家のアドバイスもご紹介します。

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3歳違いで受験代も入学金もぜんぶ2倍に!

「3歳違いで、大学&高校のダブル受験に。2人分の塾代と受験代、春は入学金やら学用品代やらで大出血!この日のために別枠で貯めていて本当に助かった!」(過去の私よ、ありがとうさん・45歳)。

お金のプロからアドバイス

■下の子にも同額がかかると考え、早めに教育費専用の口座を

「受験代や塾代を、その都度、月収から出すのは大変。対策としては、早めに教育費用の口座をつくり、貯めていくしかありません。月5000円でも年6万円になるので、数年あればまとまった額に。少しは受験代や塾代のたしになるはずですよ」。

【中学・高校生活で春先に発生する出費の一例】
□ 制服代10万円
□ 教材費2万円
□ 給食費(年払い)6万円
□ 定期代3万円
□ 部活関係費2万円など

言われるがままに模試や講習を受けさせたら、パート代が消えた

「受験で塾代が上がり、月5万円に。受かってほしくて模試や講習も全部『念のため』と申し込んだので、パート代が右から左に消えました……」(母は頑張ったさん・40歳)。

お金のプロからアドバイス

■学校や塾の言いなりになるのはNG。ムダな出費を防ぐには早めに子どもと相談を

「塾や学校は偏差値をもとに進路指導をしますが、本人に行きたいという意志がないと、受かっても結局続かずやめてしまう場合も。高1から大学見学をしてモチベーションを上げるなどして志望校をしぼったほうが、本人も頑張れるし、受験のムダ撃ちも減らせます」。

私立中学に入学後、教材費や研修費でさらに20万円も!

「入学金と授業料を払い、やれやれと思っていたら、タブレット端末だの、海外研修費だの、PTA会費だのと次々に請求が!不意打ちの出費はこたえました……」(聞いてないよさん・45歳)。

お金のプロからアドバイス

■入学後の諸費用はリサーチが大事!年上の子を持つママ友を必ずつくって

「入試や入学後のリアルな出費情報は、先輩ママに聞くのがいちばん。自身の経験から、実用的なアドバイスをしてくれます。自分の子より年上の子を持つママとは積極的に交流しておくと◎」。

奨学金が所得オーバーでまさかのNG。当てがハズれた

「給付型奨学金ができたと聞いて申し込もうとしたら、収入の基準より所得がわずかにオーバーしていてアウト。結局、貸与型に申し込みましたが、期待していただけにショックでした〜!」(もらえるものはもらいたかったさん・45歳)。

お金のプロからアドバイス

■意外な盲点ですが、今は教育費と節税はセットで考える時代です

「奨学金などの所得制限は、年収ではなく住民税の額で判断されます。住民税は、年末調整や確定申告で所得控除すると下げられます。ボーダーにいる人は、iDeCoなど所得を大きく下げられるものをぜひ活用して」。

大学受験の娘。12の出願+センター試験で40万円強も!

「浪人はしたくないと、滑り止め校2つ、実力相応校6つ、本命校も4つ受験。一応センター試験も受けたため、受験料だけで二度見する額に」(さよならボーナスさん・50歳)。

お金のプロからアドバイス

■やみくもに受けるのは×。カレンダーで冷静にスケジュールを考えて

「試験は朝から夕方までの長丁場。何日も続くとヘトヘトで実力を出せず、それこそすべてがムダに。本命の受験前は休むなど、スケジュール調整は必須です。お金面では滑り止め校の入学金の納付期限と、本命校の合格発表日の確認も入念に」。

<教えてくれた人>
竹下さくらさん
ファイナンシャル・プランナー。2人のお子さんの受験を経験。ママ目線での実践的なアドバイスが大人気!著書に『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)など。

参照:『サンキュ!』3月号「教育費で飛んでいくお金をどうにかする本」より。掲載している情報は20年1月現在のものです。イラスト/髙栁浩太郎 構成/竹下美穂子 編集/サンキュ!編集部

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