片づけのプロが指摘!冷蔵庫でやってはいけない4つのNG行為
2024/02/08
冷蔵庫に、ポイポイとものを詰め込んでいませんか?今回は冷蔵庫のNG行為について、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに教えてもらいました。
1.冷蔵庫を満員電車のようにしてはいけない
冷蔵室は、満員電車のようにギュウギュウに詰め込まないようにしましょう。庫内が込み合ってくると、食品どうしがぶつかって液体がこぼれてしまう、というようなリスクが高くなります。そうすると、庫内が汚れてしまいますし、ニオイの原因にもなりますね。
ドアポケットも同様です。ギュウギュウに詰め込んであると、何か1つ取り出したときに、隣のものもいっしょに引っ張り出され、落下することがあります。
ですから日常的に8割収納を意識するようにします。冷蔵室は、1段の半分くらいは常に空けておくようにしましょう。そうすれば、おみやげなど突発的に何か入れることになっても対応できます。
一方、冷凍庫については、冷凍品が多いほど、お互い冷やしあって低温が保たれます。とは言え、満員電車のようにギュウギュウに詰め込んでしまうと、目当てのものを探すのに時間がかかり、冷気が逃げてしまいます。
冷凍庫も8割収納を意識して、整然と並べておくことを意識しましょう。
2.買ってきたものをテキトーに突っ込まない
冷蔵庫は、家の中でいちばん出入りの激しい収納庫。食品をきちんと管理し、フードロスを出さないためにも、冷蔵庫内の整理整頓は欠かせません。
買ってきたものをとりあえず空いているところにテキトーに突っ込んでしまうと、食材が「迷子」「行方不明」「忘却」というかわいそうな事態になりがちです。
せっかく買ってきた食品を最大限生かせるように、食品の仲間同士を集めて、定位置を決めておきましょう。
たとえば1段目は朝食系、2段目はおかず系、3段目は飲み物系、というように決めておくと、どこに入れるか迷いませんし、探しやすくなります。また、買いすぎ防止にも役立ちます。
3.残った野菜を放置しておかない
野菜は野菜室に保存していても、いつのまにか傷んでしまったり、芽が出てきてしまうこともありますよね。ですから、すぐに使い切れないと思った野菜をそのままにしておくのはNGです。
すぐに食べきれない野菜は、食事の支度のついでに、食べやすい形にカットして、冷凍しておきましょう。
たとえば、玉ねぎはくし形にカットして、にんじんはいちょう切りにして、それぞれジッパーつきの保存袋に入れて冷凍庫へ。1カ月を目安に食べきるようにします。
このようにすると食品が長持ちし、フードロスが減り、未来の調理が楽になるので、一石三鳥です。
4.少しでも「おかしいかも…!?」と思った食品は食べない
食品には寿命があり、冷蔵庫・冷凍庫に入れておいたから安心、というわけではありません。冷蔵庫の中にも細菌は存在します。
食品のにおいが変だったり、変色していたりする食材は食べないようにしましょう。食中毒などの原因になりかねません。
冷蔵庫は「一時預かり所」でしかありません。未開封で消費(賞味)期限が記載されているもの以外は、1カ月を目安に食べきるようにします。
常に新鮮な食材が入っている「安心安全な冷蔵庫」にしておきましょう。