あっという間に過ぎていく夏休み。子どもが家にいる時間が増えると、毎日の家事や生活リズムも普段とは違ってきますよね。にぎやかで楽しい反面、いつものペースが崩れて、家の中もなんだか散らかりがちに。
そこで今回は、元家政婦で主婦歴20年以上のマミさんに、夏休みが終わる前にやっておきたい家事・収納を教えてもらいました。新学期をスムーズにスタートさせるための切り替え準備、ぜひ参考にしてくださいね。

1.【冷蔵庫】の中をリセット
夏休み中は、お昼ごはんやおやつの準備で、冷蔵庫の中がパンパンになりがち。「これ、いつのだっけ?」という食材が奥から出てくることも…。
新学期前には、一度すべて出して、中を拭き掃除。期限切れのものは思い切って処分して、スッキリ整えましょう。お弁当作りが始まる家庭も多いので、使いやすい配置に見直すのもおすすめ。保冷剤の補充や、お弁当グッズのチェックもこのタイミングで!
2.【子ども用品】の見直しと定位置づくり
夏休みは、おもちゃや文房具、自由研究の道具などがあちこちに広がりがち。新学期が始まる前に、いったん「使う・使わない」で仕分けして、不要なものは処分しましょう。
とくにランドセルまわりは、定位置を決めるのがポイント。「ただいま」→「ランドセル置き場へ」→「プリントを出す」という流れがスムーズになるよう、ワゴンやボックス収納を活用するのがおすすめです。
3.【衣類】は秋への準備スタート
まだ暑いとはいえ、8月後半は少しずつ秋支度を意識する時季。サイズアウトしてしまった夏服や、着ていない服は、思い切って手放してもいいかも。子ども服は来年を見越して一時保管するか、譲るかを決めてスリム化。
同時に、秋に着る長袖や羽織ものを見やすく取り出しやすい場所へ移動しておくと、急な気温変化にも慌てません。
4.【寝具・リネン類】を洗っておく
夏の寝具やタオル類は、汗や皮脂をたくさん吸っています。新学期が始まるとバタバタして洗濯の時間が取れないので、晴れた日を選んで一気に洗っておくのがおすすめ。
特に、シーツや敷きパッド、タオルケットなどの大物は、この時季にこそまとめてリセット!夏の疲れも取れて、気持ちよく秋を迎えられますよ。
5.【元のリズムを取り戻す】生活の下準備
夏休み中は、どうしても夜更かし・朝寝坊になりがち。新学期が始まってから「起きられない!」「準備が間に合わない!」とバタバタしないように、1週間前くらいから生活リズムを戻していきましょう。
お子さんと一緒に「朝起きたら何をするか」「夜は何時に寝るか」などを話し合って決めるのもおすすめ。朝ごはんの定番メニューを考えておくのも、ママの負担を減らすポイントです。
夏から秋の小さなリセットが暮らしを整える第一歩
夏休みが終わると、家族の生活も動き出します。家の中をスッキリ整えておくと、気持ちもシャキッと切り替えられますよ。
ご紹介した5つは、どれも手軽にできることばかり。「全部は無理!」という方も、できるところから少しずつ取り入れてみてくださいね。
バタバタと過ぎていく毎日こそ、ちょっとした整えが心の余裕になります。家も心も軽くして、気持ちのいい新学期を迎えましょう!
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部