野菜のプロが解説!「アボカド」をスーパーで買うときに失敗しないコツとは?
2024/09/04
硬い皮に覆われている「アボカド」は、硬すぎたり熟れすぎていたり、ちょうどよいやわらかさのおいしいものを選ぶのがむずかしいですよね。
今回は、失敗しない「アボカド」の選び方を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
おいしい「アボカド」の見分けかた
卵形をしている
まずは形をチェックします。きれいな卵形をしているものは成長が順調だった証。いびつなものや下ぶくれしているものは、中に筋ができていたり斑点があったりする場合があります。
熟度の見極めも大切ですが、育ち具合を目利きできるかもおいしい「アボカド」を選べるかを大きく左右します。つい熟度ばかりを気にしてしまいますが、形をチェックすることを忘れずに。
ハリツヤがある
次は皮の状態をチェックしていきます。ハリがあってツヤのよいものを選びます。シワになっているものや、くすんでいるものは熟しすぎている可能性が高いのでベターです。また、傷があるものやへこみがあるものも避けましょう。
チョコレート色がベスト
アボカドは緑から黒に熟していくことは多くのかたがご存知かと思います。この熟していく過程をもう少しこまかく見ていくと、緑 → 濃い緑 → チョコレート色 → 黒という流れで熟していきます。
そして、このなかで食べごろなのは「チョコレート色」。黒いものは熟しすぎているので、やわらかく包丁で切りにくいため注意が必要です。ディップソースやペーストにするときは、このくらいやわらかいものを選んでもよいでしょう。
ヘタが浮いている
アボカドは熟すと水分が減っていくため、実とヘタの間に少しすきまができてきます。ヘタが乾燥していて、少し浮いている感じのものが完熟のサイン。やさしくヘタを指でさわってみると浮いている感覚がわかります。
ヘタのまわりがやわらかいものや、ふかふかしているものは熟しすぎで皮と実の間に空洞ができているので、避けた方がよいでしょう。
指で押して確認しないで!
「アボカド」の皮を指で押してやわらかさを確認することがありますよね。「アボカド」はとても繊細なので、押した部分から傷んでしまうため、お店で並んでいるものにはやらないようにしてくださいね。
前述でお伝えした「形」「ハリツヤ」「色」「ヘタ」の状態をチェックして、ちょうどよい熟度のものを見極められるようにしましょう。
おしゃれ食材の「アボカド」をおいしく味わおう
クリーミーな舌ざわりの「アボカド」は、サラダやサンドイッチの具材としても人気の食材。鮮やかなグリーンが食卓によく映え、「アボカド」が入っていると一気におしゃれ度があがりますよね。おいしい「アボカド」を上手に見極めて、おしゃれに味わってくださいね。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。
編集/サンキュ!編集部