鶏肉と白菜と春雨の重ね蒸しは、ほったらかしでできるのが◎。春雨をもどして、鶏肉に調味料をもみ込み、野菜を切って、フライパンと鍋に材料を入れて。下ごしらえがすんだら、ほぼでき上がりを待つだけ!みそ汁のみそを溶いたら完成です!
鶏肉と白菜と春雨の重ね蒸し
●材料(4人分)
鶏ももから揚げ用肉…350g
白菜…300g
春雨…60g
[A](混ぜ合わせる)
酒、みりん、しょうゆ…各大さじ2
おろししょうが…1かけ分
片栗粉…大さじ1/2
白いりごま…小さじ1
塩
●作り方
(1)下ごしらえをする
春雨は熱湯に3分浸してもどす。鶏肉は表面の水けを拭き、[A]をしっかりともみ込む。白菜は葉と軸の部分に分け、軸はそぎ切りにし、葉はざく切りにする。
(2)重ね入れる
フライパンに白菜の軸の部分、葉、春雨の順に入れ、(1)の鶏肉の皮目を上にしてのせ、残った[A]をかけ、塩小さじ1/2をふる。
(3)蒸し煮にする
ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にし、10分蒸し煮にする。全体を混ぜて火を止め、器に盛り、ごまをふる。
(熱量264kcal、塩分2.1g)
切り干し大根のみそ汁
●作り方
(1)下ごしらえをする
切り干し大根は長いものは食べやすい長さにはさみで切ってさっと洗い、鍋に入れる。にんじんはせん切りにして同じ鍋に入れ、水650mlを入れて5分おく。
(2)煮る
(1)の鍋を中火にかけ、沸騰したら弱めの中火にして5分煮て、みそを溶き入れる。
(熱量52kcal、塩分1.7g)
食べてみました
【編集担当】春雨にも白菜にもしょうゆ味がよくしみていておいしいです!
【ワタナベさん】これはフライパンに入れて火にかければできるフライパン重ね蒸しです。いちばん上にしょうゆやおろししょうがをもみ込んだ鶏肉をのせて蒸すから全体に調味料がしみます。今日はしょうゆ味にしましたが、みそをもみ込んで作ればみそ味になります。重ね蒸しは、疲れていても作りやすいおすすめの調理法です。
【編集担当】切り干し大根のみそ汁は、ほっとする味ですね。
【ワタナベさん】乾物の切り干し大根は、みそ汁にするのもおすすめです。大根を切る手間もいらないし、だしが出ておいしくなります。
<この特集のレシピについて>
・特に表記のない限り、野菜はよく洗い、皮をむいて、根元を除くなど下ごしらえをしてから調理してください。
・鶏肉は水けを拭いて余分な脂を除いてから、魚は水けを拭いてから調理してください。
・電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。ラップはふんわりと掛けてください。
・電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
・だし汁は、昆布と削り節や市販のだしパックでとるか、和風だしの素を表示どおりに薄めて使ってください。
※熱量、塩分はそれぞれ1人分で表示しています。
※塩分の摂取量の成人1人当たりの1日の目安は、男性は7.5g未満、女性は6.5g未満です。
<教えてくれた人>
ワタナベマキさん
料理研究家。野菜のおいしさを引き出す、季節感を大切にしたシンプルなレシピが大人気!
参照:『サンキュ!』2025年1月号「疲れた日でも作れる!15分おかず」より。掲載している情報は2024年11月現在のものです。調理/ワタナベマキ 撮影/野口健志 熱量・塩分計算/本城美智子 構成・文/春日井富喜 編集/サンキュ!編集部