みそ汁×牛乳!?じつはアレンジ豊富なみそ汁、プロに聞いたおすすめメニューを紹介
2020/07/26
毎日つくるという人も少なくないであろうみそ汁。味付けは家庭によってさまざまですが、たまにはちょっとしたアレンジを楽しんでみるのも面白いかも。そこで今回は、ライターの増田剛己さんが、居酒屋の主人への取材を通じて得た「アレンジみそ汁」のアイデアをご紹介します。
じつは絶品!客全員が「いらない」と答えたアレンジみそ汁とは!?
カウンターだけの小さな居酒屋で女将さんがお客さんたちに「牛乳入りのおみそ汁ってありだと思う?」と聞いていました。それに対する反応は、ほぼ全員がNG。
僕自身「いやぁ、ちょっと気持ち悪いですね」と答えたのですが、その後に全員サービスで振る舞われたのが牛乳みそ汁。いただいてみて、これがビックリ。とてもおいしかったのです。
そのときに女将さんから変幻自在のアレンジみそ汁を教えていただきました。実際に試してみましたが、どれもハズレがなく、おいしくいただけました。
アレンジみそ汁1:牛乳みそ汁
筆者が聞いた牛乳みそ汁の具材は、ベーコン、ジャガイモ、人参、タマネギです。まずは鍋にオリーブオイルを入れて、具材を炒めます。それから、水を入れて、具材を茹でます。
具材が煮えたら、だし入りの味噌(味噌と和風顆粒だしでもOK)を入れ、火を止める寸前に牛乳を入れます。洋風な味になると思いきや、けっこう和風です。まろやかな豚汁。お酒にもご飯にも合う味に仕上がっています。これは本当においしいので、まだやったことがない人はぜひチャレンジしてみてください。
仕上げに乾燥パセリや黒コショウをふりかけてもいいですね。ベーコンでなくてもウィンナーソーセージでもOKですし、野菜も冷蔵庫であまっているものならなんでも大丈夫です。
ちなみに牛乳は1人分あたり50ccが目安ですが、味見をしながら調整してください。
アレンジみそ汁2:トマトみそ汁
同じく居酒屋の女将さんに教えてもらったのはトマトを入れたみそ汁です。意外かもしれませんがしっかり火を入れるとトマトの酸味が飛んで甘味が出てきます。また、トマトの旨みがしみ出て、みそ汁全体がおいしくなるのです。
トマト以外は、タマネギ、わかめなど普通のみそ汁の具材ともマッチ。さらにお椀に入れた後で、とろけるチーズをのせると、さらにおいしくなりますよ。
おみそとチーズは合うので、トマト以外の普通のおみそ汁にトッピングしてもいいのです。
アレンジみそ汁3:冷や汁風みそ汁
最後にご紹介するのは、冷や汁風みそ汁です。余ったみそ汁を冷蔵庫で冷やしておきます。そしてそれに、キュウリの輪切りを塩もみしたもの、みじん切りにしたミョウガ、すり胡麻を入れれば完成です。余った焼き魚などがあれば細かく裂いて入れてもいいですね。
あまったみそ汁がなければ水に味噌を溶いて顆粒だしを入れてもいいでしょう。夏にさっぱりいただけます。これはインスタントのみそ汁でも簡単にできます。少な目のお湯を入れて、氷を入れてからキュウリなどの具材を入れてもいいでしょう。
まとめ
実はみそ汁というのはかなり幅広くアレンジできるものでした。意外な具材でいえばレタスです。シャキシャキ感を少し残すとおいしくなります。
また、茄子はそのまま煮てもいいのですが、フライパンにごま油を入れて焼いたものをあとから追加すると香ばしくておいしくなります。
今回はチーズを入れたものを紹介しましたが、バターなどもよく合うので、まだやったことのない人は試してみてください。
■監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。