【管理栄養士監修】「おはぎ」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/09/27
この記事では「おはぎ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
おはぎを食べると太りやすい?
お彼岸の時期になると、店頭にたくさんのおはぎが並びます。甘くておいしいおはぎですが、ダイエット中にはカロリーや糖質量が気になる方も多いでしょう。
おはぎの栄養素は炭水化物に偏っていて、バランスに優れた食品ではありません。餅をあんで包むことから、カロリーも高くなりがちです。菓子パン等と同様に、ダイエットには不向きな食品といえるでしょう。
おはぎ1個あたりのカロリー
30gの餅をあんで包んだおはぎ1個(67.26g)のカロリーは、180kcalです。
あんを使った他の食品ともカロリーを比較してみましょう。
●あんぱん(1個・80.7g):218kcal
●あんまん(1個・79.9g):209kcal
●小倉トースト(食パン1枚・115g):343kcal
おはぎの炭水化物量は?
炭水化物は、大別すると糖質と食物繊維に分けられます。おはぎ1個(67.26g)の炭水化物量は38.62g、そのうちの糖質量は35.43gです。
おはぎには、たくさんの砂糖ともち米が使われています。同量のご飯の炭水化物量は24.95g、糖質量は24.75gなので、おはぎは糖質量の多い食品といえるでしょう。
前述したおはぎを使った他の食品の炭水化物量と糖質量は以下の通りです。
●あんぱん:40.63g(38.06g)
●あんまん:40.03g(37.47g)
●小倉トースト:52.34g(48.4g)
※括弧内は糖質量
おはぎを食べる際のポイント
甘いものが大好きな人なら、ダイエット中でもおはぎが食べたくなることもあるのではないでしょうか。また、出先でお茶請けとして出された時など、断れない状況で食べざるを得ないという場合もあるかもしれません。
おはぎを食べる際のポイントをいくつか見ていきましょう。
食べる時間を考える
ダイエットに限らず、寝る3時間前までには食事を終わらせておくとよいといわれています。また、午後8時以降は脂肪を蓄積しようとするBMAL-1というタンパク質の分泌量が増え、体に脂肪を蓄えやすい時間帯です。
おはぎに限りませんが、夜間に飲食するのは控えた方が賢明です。BMAL-1が1番少なくなるのは、午前10時前後です。おはぎを食べるなら、この時間帯が良いのではないでしょうか。
飲み物を工夫する
ダイエット中におはぎを食べたくなってしまった場合、一緒にとる飲み物を工夫するとより安心して食べられるでしょう。紅茶、緑茶などには、食後の血糖値を穏やかにする作用が知られています。
このほか、「難消化性デキストリン」などを含む特定保健用食品の表示が付いている飲料も、高糖質のおはぎを食べた後の血糖値の上昇を抑えてくれる働きが期待できるでしょう。
おはぎを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
カロリーが気になる方でも、好きなものを我慢し続けるとストレスが溜まってしまいます。食べる時間帯や食べ方を工夫したりしながら、時には甘いおはぎも楽しんでみてはいかがでしょうか。