丸いローストビーフの目をナイフでスライス

【管理栄養士監修】「ローストビーフ」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ

2021/11/08

この記事では「ローストビーフ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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ローストビーフを食べると太りやすい?

ローストビーフ。新鮮な野菜を入れた大きな肉をボードに切って食べる準備が整います。
Polina Shurygina/gettyimages

ローストビーフは牛肉を使ったイギリスの伝統料理です。専門店もあり、ランチでローストビーフ丼を提供するお店も増えているようです。

ローストビーフに使われる牛肉は赤身で脂肪が比較的少ないため、肉料理のなかではダイエット中でも食べやすい料理です。

ローストビーフ1人前のカロリー

ローストビーフは、ソースの量や調理法などによってもカロリーは変わります。脂肪の少ない牛もも肉を塩、黒胡椒やハーブでシンプルに味つけしたローストビーフ1人前(40g)のカロリーは、78kcalです。

1枚の大きさにもよりますが、1人前(40g)は3~4枚程度と考えておくとよいでしょう。40gはロースハムだと2枚に相当し、カロリーも同じく78kcalになります。

ローストビーフの炭水化物量は?

ローストビーフ、木製ボード
kaorinne/gettyimages

炭水化物を大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は脳や体を動かすエネルギー源となりますが、消費しきれない糖質は脂肪として蓄積されてしまうため、とりすぎに注意が必要です。

牛もも肉のローストビーフ1人前(40g)の炭水化物は0.36g、そのうちの糖質量も同量の0.36gです。牛もも肉に限らず、肉類は炭水化物自体がごくわずかしか含まれていません。部位によって多少の違いはありますが、100g中で0~1gというものがほとんどです。

なお、ロースハム2枚(40g)の炭水化物量は0.52g、糖質も0.52gです。ローストビーフの糖質量にはそれほど神経質にならなくてもよさそうです。

ローストビーフを食べる際のポイント

ロースト ビーフをスライスしました。
Hiromi Kudo/gettyimages

ここからはカロリーの気になるかた向けに、ローストビーフを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにローストビーフを食べたくなった際の参考にしてください。

ソースを工夫する

ローストビーフは肉料理として考えると脂質の少ない料理ですが、そこにバターなどを使用したソースを加えてしまうとカロリーが高くなってしまいます。また、ローストビーフ丼にすれば、ソースだけでなくご飯のカロリーも上乗せされてしまいます。

カロリーや糖質量に注意したい場合にはソースの量を加減したり、油分を含まないポン酢やわさび醤油、大根おろしのソースなどを少量つけてサッパリと食べるとよいでしょう。

野菜といっしょに食べる

ローストビーフだけでは食物繊維を摂取できません。食物繊維を含むブロッコリーや緑色の濃い葉物野菜、ミックスベジタブルなどが入ったサラダをつけたり、数種類の野菜といっしょにはさんだサンドイッチなどにして食べるとよいでしょう。

食物繊維は整腸効果だけでなく糖質の吸収を抑える働きがあり、余った糖質が体脂肪として蓄えられるのを減らすことも期待できます。

温かいスープといっしょに食べる

ローストビーフは温かいスープといっしょに食べることもおすすめです。温かいスープを食事に取り入れることで、身体が温まり代謝がよくなったり、消化しやすくなる効果が期待できるでしょう。

また、野菜をたっぷり入れたスープとあわせてもよいでしょう。その場合は、噛み応えを増やしてくれるので、より食事の満足度を高めることができます。

有酸素運動をする

ローストビーフの材料である牛肉には、カルニチンという成分が含まれています。カルニチンは脂質の代謝を促してくれる効果が期待できます。

ローストビーフを食べたあとに行う運動は、脂肪燃焼効果が高まっている可能性があることから、脂肪を燃焼させる有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。有酸素運動にはウォーキングやジョギング、エアロバイクなどがあります。

体重50kgの人が30分の犬の散歩をした場合の消費カロリーは92kcalとされています。ローストビーフを食べたら30分のウォーキングをしてみると、1人前の食べた分を十分に消費できるでしょう。

ローストビーフを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう

グラスに注がれるソースをのせローストビーフの
monkeybusinessimages/gettyimages

ローストビーフは肉料理のなかではカロリー、糖質量も少ないほうでしょう。カルニチンのように脂肪燃焼をサポートしてくれる成分も含まれているため、上手に取り入れればダイエットの頼もしい味方になってくれる料理です。

ただし、高カロリーなソースをかけたりローストビーフ丼にして食べると、カロリーや糖質量を増やしてしまう原因になります。ローストビーフを食べるのであれば、食べ方に注意してほどほどに楽しみましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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