年内にやっておいて!来年お金が貯まる1年になるためにやっておくべき5つのこと
2024/11/17
2024年も残すところあと1ヶ月半。ご家庭の景気はどうだったでしょうか?今年あまりパッとしなかった人は、来年に期待をかけたいところです。
それならば、今年のうちから準備をすすめてくのがオススメ。なにごとも「備えあれば、憂いなし」です。
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが「今年のうちにやっておくと来年お金が貯まること」について解説します。
1.今年の総貯蓄額を確認する
月々の家計を黒字にすることはもちろん大事ですが、年間の収支を黒字化することはさらに大事。
というのも、毎月決まった金額を先取り貯蓄していても、家電の買い替え、固定資産税、車検、家族旅行費用…など月々の家計ではまかなえない大きな支出のせいで、年間では赤字になっている場合もあるからです。
預貯金口座はもちろん、NISAやiDeCoを利用した投資口座の残金などを確認して、去年の年末の残金と比べて増えているのか?減っているのか?を確認。
年に1回、年末にわが家の収支決算をしましょう。
2.特別費をリスト化する
今年の記録をもとにして、毎月の家計費ではまかなえない大きな支出=特別費をリストアップします。
税金、車検、自動車保険、火災保険、入学・新学期の準備費用、家族旅行費、誕生日などのイベント費などは、発生する月ごとに予算を記入。ほかにも家電の買い替え費、衣類の買い替え費など、毎月の家計費とは別に備えておいた方がいいお金を書き出します。
合計額を算出して、月々貯める分とボーナスから捻出する分を決めることで、大きな支出に振り回されずに計画的にお金を貯めることができます。
3.サブスクを見直す
自分はもちろん、家族を含めて契約しているサブスクをチェック。
利用状況を確認して、最近ほとんど使っていないものは解約の検討を。定期的にお金が出て行くサブスク代は固定費です。貯蓄を増やすには固定費を見直すのが近道。
年内にサブスクを見直して、来年も継続する意味があるのか、それとも解約するかを決めましょう。
4.今年の買い物で成功したもの、ちょっと失敗したものを書き出す
今年買ったもので「買ってよかったもの」「お得な買い物でできたと思うもの」を書き出します。反対に「いいと思って買ったけど、数回しか使わなかった」「ネット通販でもっと安く売っていた」など「ちょっと失敗した」と思う買い物もリストアップ。
成功した買い物と失敗した買い物の両方のリストを見て、次の買い物に活かしましょう。満足度の高い買い物ができるようになります。
5.来年の目標貯蓄額を決める
今年の総貯蓄額と来年の特別費の予算をもとにして、来年の目標貯蓄額を決めます。
目標額は必ずしも今年より多く設定する必要はありません。子どもの新入学などお金のかかるイベントを控えている場合は、目標額を今年よりも少なく設定してもOK。また、目標額を今年よりも増やしたいと思う場合は、どの支出を減らしたらいいのか?あるいは世帯収入を増やす方法はあるか?などを検討してもいいかもしれません。
ただし、ムリはしないこと。達成可能な目標額を設定することが、楽しくお金を貯めるコツです。
まとめ
今年順調に貯蓄を増やすことができた人も、思うように貯めることができなかった人も、今年のうちから来年に向けての準備をしておくのがオススメです。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。