首都圏で物価が高くても、固定費見直しで貯蓄増!「家族の未来」を複数シミュレーションし、不安を払拭
2023/12/31
家族が安心して暮らせる未来のために!90歳までのライフプラン表で先々の収支を予測しました。子どもの小さい今が人生の貯めどきとわかり、支出の縮小を実践。首都圏住まいの気になる家計表を教えてもらいました。
- 「家族が安心して暮らせる未来のために貯める」。そのために今できることは全部やると決めています
- 先々の収支を予測 『今』が“人生の貯めどき”とわかり、支出の縮小を実践!
- 90歳までの収支・貯蓄のライフプランを立てています
- 首都圏は物価が高いけど……固定費を見直せば、貯蓄が殖やせた!
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Aさん(東京都 45歳)
夫(48歳)、長女(10歳)、二女(6歳)の4人家族。結婚12年目。住まいは、3DKの賃貸マンション。事務系の正社員。結婚後、貯蓄ほぼ0円からのスタート。
◎MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 約25万円
妻月収(手取り) 約18万円
夫年収(手取り) 約360万円
妻年収(手取り) 約260万円
月貯蓄額 約10万円
年貯蓄額 約200万円
総貯蓄額 約2000万円
「家族が安心して暮らせる未来のために貯める」。そのために今できることは全部やると決めています
「長女の育休明けのときは月収の半分が保育園代でなくなり、何のために仕事をしているのかと悩んだことも……。でも、ライフプランを立てて未来を見通したら、教育費や老後資金を確保するためにも安定した収入が大事だとわかり、正社員を続けようと決めました」。さらに、子どもが小さいうちが貯めどきだとわかり、固定費の見直しや支出の引き締めを徹底。「周りがやっているからと釣られてムダな支出をすることが減りました。教育費は目途が立ってきたので、今後は家の購入費や老後資金の貯蓄を手厚くしていきたいです」。
一生お金に困らない Aさんの1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 約43万円
先取り貯蓄4万6000円
・個人年金保険 1万6000円
・貯蓄型保険(教育費用) 2万円
・DC型確定拠出年金(妻) 1万円
<支出>
住居費10万円
(家賃15万円のうち、5万円は夫の会社からの補助金)
水道・光熱費1万円
通信費1万円
保険料1万円
子ども費5万円
(保育園・小学校の給食費計1万1000円、教材費5000円、長女の習い事代2万4000円、二女の習い事代1万円)
食費・日用品費7万円
レジャー費5000円
医療費5000円
夫小遣い4万円
妻小遣い3万円
残し貯め約5万4000円
残し貯め+ボーナスから、つみたてNISAに(年80万円/夫婦2人分)
先々の収支を予測 『今』が“人生の貯めどき”とわかり、支出の縮小を実践!
ライフプラン表で、子どもの成長とともに支出が増えると予測。「今のうちに少しでも貯めようと、『サンキュ!』の記事を参考に、通信費や保険料、習い事代などを絞り込みました」。
90歳までの収支・貯蓄のライフプランを立てています
妻が90歳までの収入・支出・貯蓄の変動を予測。「賃貸住宅のままで子どもが公立高校、私立高校に入学した場合、マイホームを購入した場合など、ケースに合わせて予測したら、備えなければいけない金額の目安がわかりました」。
首都圏は物価が高いけど……固定費を見直せば、貯蓄が殖やせた!
夫婦で格安スマホに変更→年6万円の節約
結婚当初、夫婦バラバラで契約していた携帯電話代をまとめ、格安SIMに乗り換え。さらに「家族割」を利用し、ネット代も合わせて月1万円に収まるように。
夫の定期保険を解約し、ネット保険に乗り換え→年4万円の節約
夫が結婚前から入っていた定期保険(年齢に応じて掛け金が上昇するタイプ)を解約。掛け金が割安で、保障が手厚いネットの医療保険に入り直しました。
増えすぎた子どもの習い事を絞った→年約25万円の節約
「長女が小さい頃、周りに釣られて習い事を増やしてしまい、費用が膨張して焦りました」。数を減らし、水泳は公営のスポーツ教室を利用するなどして費用を削減!
こうして減らしました
長女に習い事で「好きな順位」と「続けたい順位」、その理由を聞いて相談した結果、ピアノ教室を辞めることに。「費用は長女に伝えていませんでしたが、月謝や発表会費用を合わせると大幅な節約になりました」。
参照:『サンキュ!』2024年1月号「一生お金に困らない生き方」より。掲載している情報は2023年11月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部