1200万円貯めた人は何にお金をかけていた?本当に貯まる「お金の優先順位」の考え方
2024/05/17
人生の喜びはおいしい物を食べること!お金のかけどころを他人基準から自分基準に。ブレない優先順位で1200万円貯めました。食費の比重を大きくしつつ、楽しみながら貯められるようになった家計表をご紹介します。
<教えてくれた人>
Nさん(愛知県 38歳)
夫(38歳)、長男(14歳)、長女(12歳)の4人家族。住まいは庭付き一戸建て(ウッドデッキは手作り)。仕事は保健体育の非常勤講師。
◎Total Money Data◎
夫月収(手取り) 34万円
妻月収(手取り) 10万円
太陽光売電収入 約1万円
夫ボーナス(年間・手取り)109万円
夫年収(手取り) 517万円
妻年収(手取り) 120万円
月貯蓄額 7万7000円
年貯蓄額 約122万円
総貯蓄額 800万円(1200万円貯めて、頭金600万円で家を購入)
●ボーナス額は変動するので20%を夫婦の小遣いに、30万円を貯蓄するのがルール
月々の小遣いは少なめでも、ボーナスから夫婦で10%ずつもらうことでモチベUP。家の修繕、車、生活防衛費用に各10万円貯め、残りは旅行費用などに。
他人基準の「こうやりくりすべき」「ここにお金をかけるべき」をやめたら、楽しみながら貯められるようになりました
「節約本の真似をして食費を削るべき」「周りがやっている習い事を子どもにさせるべき」など、お金のかけどころが他人基準だったNさん。考えが凝り固まった「べきべき人間」の自分に気付き、お金の優先順位を見直すことに。
「おいしい物を食べることが大好きだから、食費の比重を大きくして食べ歩きや食のイベントも楽しんでます。おかげでストレスなくやりくりできるように」。
「いつまでにいくら」の目的別貯蓄で1200万円貯め、目標通り長男が入学するまでにマイホームを購入。「次の貯蓄目標は教育費。体育講師の仕事でさらなる収入UPを目指したい!」。
Nさんがお金を使っても1200万円貯められたひみつ3
1. “人”の好きより“自分”の好きを優先
2.「何用貯蓄」か徹底的に分ける
3.自分が興味を持てることで稼ぐ
Nさんの1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り) 34万円
妻月収(手取り) 10万円
太陽光売電収入 約1万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 7万7000円
家の修繕費用1万円、生活防衛費用2万円、学資保険料2人分2万円、自動車関連費用1万7000円、家電買い替え用1万円
<支出>
住居費 9万7000円
水道・光熱費 1万4500円
保険料 1万1000円
通信費 1万1500円
ガソリン代(2台分) 2万6000円
医療費 4000円
子ども費 6万1000円
学校費2人分2万円、長男塾・習い事代2万7000円、長女習い事代1万2000円、小遣い2人分2000円
食費・外食費 8万1000円
日用品費 5000円
レジャー・交際費 1万5000円
夫小遣い 1万円
妻小遣い 8000円(+ポイント2000円分)
予備費 2万9000円
参照:『サンキュ!』2024年6月号「使っても1000万円貯まる!」より。掲載している情報は2024年4月現在のものです。構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部