5歳の娘さんと暮らすゆいさん(yui_moneylife)。節約や投資を続けたことで、3年半で総資産2,000万円を達成しました。「子どもに我慢させないママになる」をモットーにするゆいさんに「貯めるコツ」を教えてもらいましょう。

目的のない貯金は危険です
ゆいさんは「目的のない貯金は危険だ」といいます。これは「貯金はだめ」という意味ではなく、「将来が不安だから」とただ漠然と貯めているだけでは、いくら貯めればいいかもわからず、その不安は解消できないという意味。
ゆいさんがおすすめする貯金方法は、「長期」「中期」「短期」で目標を立ててみること。
「長期」であれば「老後資金には〇〇円ほしい」。「中期」であれば「3年後にハワイに行く」。「短期」であれば「あのレストランに行きたい!」といったように、「いつ頃までにいくら貯めたいか」というプランを立ててみるのがおすすめなのだそう。
目標を立てて、いつまでにいくら貯めればいいかがわかると、今使える金額もわかります。終わりのない不安から解消され、今を楽しむことができるとゆいさんはいいます。
貯金は安心…と考えるのは間違い!?
なんだかんだで「貯金がいちばん安心」という人も多いかもしれませんが、ゆいさんはそう考えていないようです。
「たしかに減らないから安心かもしれないけれど、モノの値段が上がっている今、たとえば、昔は10円で買えた『うまい棒』は今は15円。同じ量で、買える金額が違う。これが現金の価値がどんどん下がる『インフレ』です」(ゆいさん)
貯金の金利は多くても0.2%。100万円を1年間預金しても1,000円しか増えず、「インフレ」には勝てません。物価が上がるときは株価も上がりやすいと言われており「インフレ」についていきやすい。だからこそ、「投資も必要」なのだと、ゆいさんはいいます。
ただし、「みんながやってるから」で、なんとなく始めるのは危険とのこと。大切なことは、自分がどれだけ投資にお金がまわせるかを、きちんと把握することからなのだそう。
30年で4,000万円の差!?
ゆいさんは「投資をする人」「投資をしない人」では、30年で約4,000万円の差がつくこともあるといいます。
たとえば、月5万円を30年間積み立てた場合、年利7%の投資で計算すると6,100万円に。これが、年利0.1%の貯金だと1,827万円。その差は4,000万円以上に!
ただ、投資と聞くとやはり「リスク」を考えてしまいますよね。その点について、ゆいさんは「もちろんお金が減る時期もありますが、長期で正しく続ければ味方になってくれる」と考えているそうです。また、投資には大きな資金が必要だと思いがちですが「100円から始められる投資もある」とのこと。
初めての投資、おすすめは?
投資に興味がわいてきたけれど、何から始めればいいのかわからない。ゆいさんによると、投資の基本は「長期」「積立」「分散」。同じ金額で一定期間で買っていくと、株高のときは少しだけですが、株安のときは多く買うことができ、結果として大きく増やしていくことができるといいます。
「長期運用が鍵となる」と話すゆいさんがおすすめするのは、「新NISA」の積立投資枠を使うこと。自分が投資にまわせる金額で、長期的にコツコツと積み立てることができるといいます。
まとめ
まずは、「老後資金」「教育資金」といったように目的をはっきりとさせて、いつまでにいくら貯めるのかを明確にすること。また、貯める方法として、自分が投資にまわせるお金を明確にし、一定額をコツコツと運用していく、「長期運用」がおすすめだということを教えてもらいました。
「いつまでに」「いくら」「どのように」貯めていくかが決まれば、終わりのない不安から解消され、今を楽しむことができるといいます。ゆいさんのお金を貯めるコツ、ぜひ参考にしてみてくださいね。