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混雑必死の春の引っ越しでも、優良物件を確保しスムーズに引っ越すコツとは?お金の専門家が解説

2021/12/29

春は引っ越しのハイシーズン。「大都市では年末年始から物件の争奪戦が始まります。この時期は物件探しも引っ越しも、段取りとスピードが命です!」と言うのは、2021年10月に引っ越しを終えたばかりの節約アドバイザーの丸山晴美さん。よりよい物件を手に入れ、スムーズに引っ越すためのコツを聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年12月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「スムーズな引っ越しのコツ」!

ハイシーズンの引っ越しは苛烈!だからこそ段取りを考えて

公益社団法人 全日本トラック協会の発表によると、1年で最も引っ越しが多くなるのが、3月の第3土曜日から4月10日ぐらいまで。これが引っ越しのピークで、2月半ばくらいからゴールデンウィーク明けくらいまでが引っ越しのハイシーズンと言われています。

私は2021年10月末に引っ越したばかりなのですが、その前の引っ越しは3年前の春。まさに引っ越しハイシーズンのど真ん中でした。

春の引っ越しは物件が争奪戦になりがちで、引っ越し業者も空きがなくて見つけるのにひと苦労。どうにか見つけても、あらゆる手続きが混んでいて時間がかかり、とにかく「大変だった」という記憶しかありません。ある意味トラウマになっていたため、今回は比較的余裕がある10月末の引っ越しにしたほどです。

今回の引っ越しはハイシーズンを避けたうえに、その時の経験を基にやり方を変え、希望どおりの新居を確保。仕事をしながらでもスムーズに引っ越しを終えることができました。

そこで、自分の経験からわかった「引っ越し繁忙期でも希望どおりの新居を見つけ、スムーズに引っ越しを完了するためのコツ」をご紹介します。

「なかなかよいな」程度の物件も即、申し込んでおく!

引っ越しのハイシーズンは春とお伝えしましたが、大きな都市では年末年始からすでに物件の争奪戦が始まります。

不動産は先に手をあげた人、つまり申し込みをした人に優先権があり、2番手以降は「キャンセル待ち」となります。1番手がほかの物件に行くか審査に落ちない限り、2番手がその物件を契約することはできません。
なので、気に入った物件を確保するには、1番手になることが大前提です。

私は3年前の引っ越しの際、午前中に内見し、同じ日の午後に申込書を出そうとしたら、数時間のうちにほかの人に申し込まれてダメになったことが何度かありました。

そこで今回は、毎朝9時に物件情報サイトをチェックし、よい物件があったらすぐに不動産に電話して、1番手で申込書を提出しました。通常は内見をしてからなのですが、入居中の物件だったため、申し込み後に内見をしたのです。

申し込みは複数同時にできますし、そのあとでよい物件が見つかったらキャンセルも可能ですから、申し込んでおいて損はありません。繁忙期の物件探しなら「なかなかよいな」くらいでも、まずは申し込むのがコツです。

1番手がキャンセルすることを期待して2番手、3番手で申し込むこともできますが、これができるのも賃貸借契約を結ぶ前までです。また、自分が1番手でキャンセルをする場合は、早めに申し出るのがマナーです。

窓のサイズやエアコンなどの場所&大きさは内見時に確認を

引っ越しハイシーズンは、不動産屋や物件だけでなく、引っ越し業者などあらゆることが混み合います。ですから、段取りをしっかり考えることが大切です。

たとえば、新居の窓に合わせたカーテンは、引っ越し当日までにはでき上がるようにしておきたいですよね。でも、オーダーカーテンの依頼も混み合うので、いつもより仕上がりまでに時間がかかります。
不動産業者に「サイズを測りに行きたい」とあとから言っても、繁忙期はなかなか時間をとってもらえないことも。

そこで、サイズの確認が必要なものは、可能であれば内見時に測っておきましょう。新居に持っていく予定の大型家具・家電は、内見前にサイズを測っておき、内見時に置けるかどうかサイズを確認するとよいでしょう。

エアコンなど、引っ越しまでに取りつけておきたい機器も、内見の際に場所の見当をつけてサイズも測るのがコツ。あとで確認できるように、スマートフォンで各所の写真を撮っておくと役立つことも。契約したらすぐ業者を手配すると、効率よく進めることができます。

粗大ゴミの手配は早めに。スケジュールノートで抜け漏れを防ぐのもおすすめ

粗大ゴミも引っ越しの効率を左右するポイントです。
最近は、引っ越し業者さんが粗大ゴミを引き取らない場合が多く、自分で自治体のルールに従って捨てなければいけません。でも、引っ越しシーズンは粗大ゴミも混み合いますので、収集に来てもらう場合は1カ月くらい先になってしまうことも。

引っ越し先に粗大ゴミまで持って行くことにならないよう、引っ越しを決めたら、まずは粗大ゴミに出すものをすぐに選別して捨てる手配をしましょう。引っ越し前に捨てておく粗大ゴミと、引っ越し当日に捨てる粗大ゴミの2つに分けると、生活への影響も少なく済みます。

このほか、ガスや電気、水道の切り替え、住所変更、インターネット開通工事など、引っ越しに伴う細々した作業は山ほどあります。いずれも混んでいて、日程が重なって変更になる場合も少なくありません。

これらの手続きを電話でしようとすると、つながるまでに時間がかかることがあり、タイムロスに繋がります。インターネットで解約、開通手続きができるなら、それがおすすめです。

また、立ち合い作業が必要なガスの閉栓、開栓、インターネット開通工事などは、作業員の方の都合もあるので早めに連絡を入れましょう。

私は抜け漏れがないよう、引っ越し専用のスケジュールノートをつくって管理したのですが、これがとても役に立ちました。予定が急に変わっても、ノートがあれば慌てずに進めることができるのでおすすめです。

ハイシーズンの引っ越しは、早め早めの行動が肝心です。この春に引っ越しを予定されている人は今すぐ動き出し、よい物件をつかみ、スムーズに引っ越しをしてくださいね。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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