正社員⇒パートに変えても総貯蓄2倍に!そのヒミツを大公開

2019/11/26

結婚や出産を機に、働き方を変えたという人も多いのではないでしょうか。正社員からパートになることで収入が減り、家計の負担が増えた…という人がいる一方で、働き方を変えても貯蓄をアップすることができた!という人も。その違いは一体何なのでしょうか。実際に、家計の総貯蓄を2倍に増やすことに成功したNさんに話を聞きました。

<教えてくれた人>
Nさん〈仮名〉(岡山県 31歳)
夫(32歳)、長男(4歳)、長女(2歳)の4人家族。結婚6年目。住まいは築33年の賃貸一戸建て。昨年、正社員を辞めて現在は週5日のパート勤務。

=MONEY DATA=
夫月収(手取り) 37万円
妻月収(手取り) 7万円  
夫年収(手取り) 544万円
妻年収(手取り) 84万円 
夫ボーナス(年間・手取り) 100万円
妻ボーナス 0円
月貯蓄額 10万5000円
年貯蓄額 170万円
総貯蓄額 500万円 

独身時代から金融機関に勤め、融資を担当していたNさん。「ローン返済に苦しむお客さまをたくさん見てきたので、〝私はお金で苦労したくない〞という思いが強くて。でも節約は苦手だから、お金を貯めるために出産後も共働きで頑張ろうと思っていました」。

しかし、子どもが2人に増えたら仕事と育児の両立ができなくなり、泣く泣く退社。それでも高時給&短時間のパートを見つけて収入減を最小限に抑えつつ、子どもと過ごす時間もしっかりつくるようにしたら、気持ちにゆとりができて毎日楽しく過ごせるように!「夫と協力して家計を見直し、ムダな通信費なども削減。貯蓄ペースも加速し、総貯蓄額が倍増しました♪」

貯蓄「倍」HISTORY

●2014年:結婚
独身時代の貯蓄を夫婦で出し合って結婚式を行い、残りのお金はそれぞれのへそくりに。家計はゼロから出発!

●2015年:第1子出産(貯蓄250万円)
●2016年:貯蓄450万円⇒190万円
車はお金を貯めて1台ずつ一括購入。奨学金は利子のつく80万円分を先に返済。無利子の分だけ残しました。

●2017年:第2子出産(貯蓄410万円⇒90万円)
現金で夫の車購入。貯蓄が大幅ダウン。

●2018年:貯蓄300万円⇒330万円
退職金などで130万円ゲット。これを使い、学生時代に猶予された国民年金保険料100万円を期限ギリギリで追納。

●2019年:貯蓄500万円
大きな出費はもうおしまい。パートにも慣れ、貯蓄ペースはぐんぐんアップ。教育費と住宅資金を貯めるのが目標!

総貯蓄「倍」のヒミツ

1:子育てをしながら短時間で稼ぐ

「正社員からパートに変わったことで、ゆとりを持って子どもたちと接することができるように」。仕事もやりくりもストレスなく楽しめます。

■「高時給&短時間」を絶対条件に、情報収集に全力をかける
短時間のパートでもしっかり稼ぐために、狙うは高時給。ハローワークだけでなく派遣会社にも登録して情報を集め、県の最低賃金より100円以上高い仕事に就くことができました。

*派遣会社に登録*
パソコン検定があり、ワードやエクセルの技能を数値化。自分にたりないスキルを教え
てくれて、無料講座も受けられます。

*マザーズハローワークを活用*
キッズルームがあり、子どもを遊ばせながら仕事探しができます。専門家への相談や、職務経歴書の添削をしてくれる場合も。

■すき間時間にもインスタで最新のやりくりテクをチェック
「インスタはすき間時間にさっと見られ、やりくりのトレンドがわかるので便利」。増税前も何を買うべきかチェック。増税後にセールが見込めない化粧品をまとめ買いしました。

*こんな人をフォローしてます*
・フォロワー10万人超の人気者
人気のある人はやりくり達人として雑誌にもよく登場。発信ネタの信ぴょう性も高い。

・自分と境遇が似たワーキングマザー
小さい子どもがいて忙しく働いている人でもできるやりくりネタが豊富。マネしやすい!

■子どものいない時間こそ楽しみながら副収入ゲット!
「パートが終わり、子どものお迎えまでの空き時間も、タダでは終わらせません」。テレビ番組の感想を送る仕事や懸賞にも挑戦して、少しでも副収入を得る意識を持ちました。

Nさんの無理なく続けられる働き方

結婚当初から「妻の収入ありき」の家計だから、出産後も収入を得るべくラクな働き方にシフト。これならゆる~く長く続けられます!

■結婚当初:正社員・フルタイム勤務
金融機関の融資係に勤務。職業柄、無理なローンは組まずにコツコツ貯めることの大切さを痛感。「平日は仕事を頑張り、休日は夫と外食して息抜きするなど、オンとオフを切り替えて貯蓄に励みました!」(妻月収・手取り17万円)

■第1子出産後:正社員・時短勤務
出産後は出費が増えたけど育休手当でしのぎ、受給期間が切れる前に仕事復帰。初めての育児で不安でしたが、9~16時の時短勤務に変えて、育児と両立させました。(妻月収・手取り13万円)

■第2子出産後:パート勤務
「子どもが2人になると、負担も倍。退職して高時給&短時間のパートを探すべく就活しました」。子育てしながら効率よく稼げるパートを始めたら、ゆとりができて、やりくりも貯蓄もうまくいくように。(妻月収・手取り7万円)

2:夫のやりくり力をアップさせる

「貯蓄が減ったときも殖えたときも、通帳を見せながら小まめに夫に話していたら、やりくりに協力的に」。夫婦で家計を共有することで、貯蓄ペースもアップしました!

■夫小遣いはあえて多めに。昼食代も飲み代も自己管理
「夫小遣いは、たりなくなって途中でちょこちょこ渡すより、全部込みで1回渡すほうが安上がり」。余った小遣いを貯めて旅行したり、誕生日プレゼントを買ってくれたりと夫もやりくりを楽しんでます。

■格安スマホに2人で同時に乗り換え
夫には『サンキュ!』の記事を見せながら「予算がガツンと落とせること」「通信速度も問題ないこと」を説明したら納得。2人で月1万7000円だった通信費が月5500円までダウン!

■夫婦で家計管理を分担して負担も半分こ
夫の給料口座から固定費が引き落とされるため、固定費は夫が管理。やりくり費は妻が管理し、月末にお互いの家計簿を合わせて共有。「2人で頑張れば、貯蓄にもはずみがつきます♪」

3:ローンは組まず身の丈で暮らす

「ローンを背負うことなく身の丈に合った生活をすれば、心も穏やかでいられます」。車も家も、貯まったら買えると思えば、貯蓄のモチベーションもアップ。

■車は2台とも現金一括払い!利子は1円たりとも払わない
〝現金主義〞だから、車も1台ずつ資金を貯めてから購入。「中古車と迷ったけど、長く使えるし仕事にも生活にも張り合いが出るので新車に」。高級車だって利子を払わない分、お得に買えます。

■奨学金は利子のつくタイプから先に返済
結婚当初、残っていた奨学金の返済額は2人で700万円。お金を貯めて、有利子の分をまとめて返済したので、あとは無利子の分だけ。「教育費は学資保険+貯蓄で準備してます」。

■今は古くて狭い借家でも住居費を抑えるのが戦略
「住居費は家計の中で占める割合が大きいので、ここをいかに抑えるかを重視。今は古い借家で暮らすのがいちばんの節約!」。リビングがなくても和室でのびのびくつろげます。

さらに、こんなことも!

学生時代に猶予された国民年金保険料を追納した

夫婦ともに「学生納付特例制度」を利用して学生時代の国民年金保険料を猶予されていたため、「10年」の納付期限が切れる前にまとめて追納。「ほうっておくと保険料が未払いとなり、受給できる年金額が減ってしまうので、これで安心。年末調整で節税できたのもうれしい! 老後に夫婦2人で 」

◎メリット1:将来もらえる年金額が増える
◎メリット2:節税効果もある!
年収から国民年金保険料などを差し引いた額が所得。追納したおかげで所得が少なくなり、税金や保育料が安くなる可能性も!
*所得税や住民税が安くなる
*認可保育園の保育料が下がることも

Nさんの1か月の家計表

夫月収(手取り) 37万円
妻月収(手取り) 7万円
貯蓄 10万3000円
先取り貯蓄 7万円
学資保険料(2人分) 2万円
特別出費用積み立て 1万3000円
住居費 3万円
水道・光熱費 2万3000円
通信費(2人分) 5500円
保育園代(2人分) 6万円
生命保険料(夫・医療保険料なども含む) 1万円
奨学金返済(2人分) 3万3500円
食費 5万円
日用品費 2万円
レジャー費 1万6000円
医療費 1万円
ガソリン代 2万円
夫小遣い 4万円
妻小遣い 1万7000円
残し貯め 2000円

住宅ローンを抱えて生きていきたくないので、マイホームもお金が貯まってから。子どもたちが独立し、夫婦で住める一戸建てを買うのが夢です。階段のない平屋なら老後も安心だし、予算も少なくてすみそう♪

参照:『サンキュ!』12月号「貯蓄を倍にする方法あります!」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/大森忠明 構成・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部

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