イマイチな味でも捨てないで!材料ひとつ工程ひとつ「みかんを美味しく食べる方法」調理師が伝授
2024/12/02
みかんが美味しい季節になりました。
でも、なんかイマイチ?と思うみかんに当たることもありますよね。
美味しくないみかんを、もう我慢して食べなくても大丈夫です!
今回は、野菜や果物のおいしさを引き出す野菜料理家の越野美樹さんにが、イマイチなみかんを美味しく食べる方法をご紹介します。
美味しいみかんの見分け方3選
みかんの皮をむいて食べてみたら、味が薄い、甘くないなど、「ん?」と思うことがありますよね。
イマイチなみかんに当たらないように、見分ける方法があります!
美味しいみかんを見つけるには、3つのコツがありますよ。
(1)皮:色が薄かったりしなびているものではなく、ハリ・つやがあり、キメが細かく、色が濃いものを選びましょう。
(2)形:まんまるではなく、扁平な形のものを選びましょう。
(3)ヘタ:大きい緑色ではなく、小さくて茶色いものを選びましょう。
美味しいみかんを見分ける3つのコツを守って、美味しいみかんを買ったつもりでも、ハズレることはありますよね。
そんな時には、みかんを焼いてみて!
びっくりするほど甘く、ジューシーになりますよ。
「焼きみかん」のレシピ
【材料】1人分
みかん 1個
【作り方】
1.魚焼きグリルもしくはトースターで、皮が色づくまで焼く。
外側は真っ黒焦げでも大丈夫!
少し焦げるくらいまで焼くと、中までほくほくと温まります。
今回は、みかんを魚焼きグリルで焼きました。
トースターでも同じように作れます。
みかんを焼くと、生で食べるよりも甘くてジューシーなうえに、燻製のような香りが楽しめます。
焼き芋のような香ばしさもいい感じです。
焼きみかんの上手な食べ方
焼きみかん、焼きたてはアツアツなので、皮をむくときは気をつけて!
焦げていない真ん中の部分を、帯状に切り取ると、スルスルとつながってとれます。
この方法なら、あまり手を汚さずに皮をむけますよ。
その後、上下の部分をパカっとはがすと、きれいにむけます。
皮が焦げていても、中はきれいなまま!
生とはちょっと違う色に変わっています。
寒い日にみかんを食べると冷えますが、焼きみかんなら体が温まります。
ホカホカと湯気が出ているうちに、アツアツを召し上がれ!
「イマイチな味のみかんがこんなに甘くなるなんて!」と感動することと思います。
そして、焼いたみかんの味や香りにハマると、イマイチな味ではないみかんも焼きたくなるはず!
ぜひ、試してみてくださいね。
■執筆/越野美樹…調理師資格・野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムで発信する。
編集/サンキュ!編集部