家庭料理の定番人気といえば、魚料理。
”魚を食べると頭がよくなる”というフレーズがあるように、青魚にはDHAやEPAといった良質の油が含まれているので毎日の健康のためにも食べていきたい大切な栄養源です。
だけど、魚料理のレパートリーが思いつかなかったり匂いが苦手…という方が多いのが現実。
今回は料理家で管理栄養士のhiroさんに魚料理の簡単レシピや魚の匂いを減らす方法を紹介していただきました。

手軽に魚料理を作るコツ
健康のためにも食べていきたい魚料理ですが、「下処理が苦手…」と感じている方も多いですよね。
1番手軽なのが魚の切り身を購入することですが、難しければすぐに食べられるお刺身を選ぶ方法もあります。
もしくはツナ缶やサバ缶などの”魚の缶詰”をストックしておくと手軽に取り入れることができます。
さばやさけなど、冷凍タイプの切り身も好きなタイミングで食べられておすすめです。
切り身や缶詰で下処理をスキップ!
価格は上がりますが、丸ごとの魚をさばいたり後処理を考えると、切り身や刺身を選ぶことで魚を料理に使いやすくなります。
また、加熱済みで味が付いている缶詰も、衛生面での不安がなくなり長期保存もできるので、ストックがあると重宝します。
もっと気軽に魚料理を取り入れるのであれば、下処理不要の切り身や缶詰を選んでみましょう。
電子レンジに入れるだけで簡単調理!
調理の時間や手間をできるだけかけたくない人におすすめなのが、電子レンジだけでほぼ調理できるレシピや材料を入れてスイッチを押すだけの自動調理器などを使う方法。
あらかじめ食べやすく切ってある切り身や刺身、ほぐれやすい缶詰であれば、まな板や包丁は必要ありません。
さらに、市販のカット野菜や冷凍野菜を合わせたり、キッチンバサミで食材を切れば、洗い物が少ないのでグッと料理へのハードルを下げることも可能になります。
魚料理の生臭い匂いを減らす方法
魚料理が苦手だと感じる理由のひとつに”魚の匂いが気になる”と答える方も少なくありません。
調理済みの魚を購入する方法もありますが、できれば出来たてを食べたいですよね。
自分で下処理ができれば、魚の購入価格を抑えることにもつながりますので、家庭で魚の匂いを減らす方法をいくつか紹介していきますね。
まずは水洗いをする
水洗いとは言葉の通り水で洗って余分な汚れを落とす意味もありますが、専門用語では魚のうろこを取り、エラや内臓を取り除いてすぐに調理できる状態のことをいいます。
また魚のぬめりや腐敗が進んでしまった内臓などを取り除くことで独特の匂いを抑えることができるので、魚を購入したら流水でしっかり洗い、余分な水分をキッチンペーパーなどでふき取るようにします。
塩や酒で下処理をする
魚の表面に塩や酒をふって少し時間をおくと身も引き締まり、魚の臭みも取り除くことができます。また、酒には匂い消し以外にも魚の身をふっくらさせる効果もあります。
焼き魚にする場合は塩をふり、煮魚にする場合は酒をふるなど料理によって変えてもいいですよね。
湯通しをする
魚に熱湯をかけることで臭みを取り除く方法を”霜降り”といいます。
魚のアラを使用するときは、お湯をわかしてさっと湯がいて水にさらし、ぬめりや血などを洗い流します。
サバの味噌煮などの煮物を作るときに湯通しすると、臭みが軽減するだけでなく味もしみやすくなりますよ。
かんきつ類の果汁をつける
レモンやゆずなどかんきつ類を合わせることで魚の匂いや脂っこさを減らすことができます。
鮭や白身魚をソテーする際にレモンの輪切りを添えて焼いたり、ホイル焼きにすると爽やかな香りも楽しめます。
臭みを消す香味野菜と合わせる
ネギやショウガなどの香味野菜には消化を助けてくれるだけでなく、魚の臭みを減らしてくれる効果があります。
魚の煮付けやカツオのたたきにたっぷりの薬味が添えてあるとよりおいしくいただけますよね。
定番の魚料理のレシピを種類別に紹介
魚料理といえば塩焼きや煮付けなどがおいしいですが、マンネリ化しやすく飽きてしまうことも…
鮭(さけ)、鯖(さば)、鰤(ぶり)、鱈(たら)、鰯(いわし)、秋刀魚(さんま)など家庭でよく食べられている魚を使ったアレンジレシピを種類別に紹介していきますね。
鮭(さけ)の人気レシピ
魚料理といえば”鮭”を思い浮かべる方も多いですよね。
オレンジ色の身が特徴でお寿司のネタとしても人気です。
味のクセが少ないので、塩焼きやフライなどさまざまな料理にアレンジして楽しむことができます。
鮭のホイル焼き
[調理時間]30分以下
鮭とたっぷりの野菜をホイルで包み、フライパンでじっくり蒸し焼きに。
洗い物も少なくすむのがうれしいですよね。
バターとポン酢を添えていただきます。
鮭の南蛮漬け
[調理時間]20分以下
にんじん、玉ねぎ、ピーマンと鮭を甘酢に漬けるので作り置きにもぴったり!
先に野菜を炒めてから鮭を焼くので洗い物も少なく、油で揚げる手間もかかりません。
疲れたときや野菜をたっぷり食べたいときにおすすめです。
塩鮭で作る簡単炊き込みごはん
[調理時間]10分以下※炊飯時間を除く
塩鮭としょうがをお米と一緒に炊飯するだけ!
炊いたあとに鮭の身をほぐしてご飯に混ぜ込みます。
白ごまなどの薬味を添えていただきたいですよね。
鮭の粕漬け焼き
[調理時間]20分以下
ご飯と一緒に食べたい鮭の粕漬けです。
塩をふってから漬けると臭みが抜けて味が入りやすくなるそう。
粕床に漬ける時間は1~3日と長めなので、気長においしくなるのを待ちましょう。
鮭レタスチャーハン
[調理時間]20分以下
下茹でした鮭をほぐし、しょうがとレタスと合わせてチャーハンに!
たっぷりの白ごまも入るので香りも楽しめます。
冷やご飯や冷凍ご飯が余ったときにもおすすめです。
鯵(あじ)の人気レシピ
鯵といえば、”アジフライ”を想像する方も多いのではないでしょうか。
煮る、揚げる、たたきにするなどさまざまな料理にアレンジして楽しむことができます。
あじのかば焼き風
[調理時間]10分
あじに絡めた甘辛いタレはご飯との相性もばっちり!
どんぶりにしても楽しめます。
調味料も同量ずつで味付けも分かりやすくなっています。
あじのマリネ
[調理時間]20分
れんこんやパプリカなどの野菜をたっぷり合わせて見た目も楽しい1品に。
作るのは難しそうに見えますが、意外と簡単に作れますよ。
日持ちするので、たっぷり作るのが正解!
あじの春巻き
[調理時間]20分
子どもから大人まで人気の春巻き。揚げたてを食べれるのが手作りの醍醐味です。
刺身用にあじの切り身に梅干しを合わせているので意外とさっぱりいただけます。
栄養価の高い豆苗を合わせていただきます。
アジの混ぜご飯
[調理時間]20分
グリルで香ばしく焼いたあじと白ごま、さわやかな香りの三つ葉を合わせた混ぜご飯。
ほかにおかずがいらないぐらいですよね。
おにぎりやだし茶漬けにしてもおいしそう。
アジのたたき
[調理時間]10分以下
新鮮なあじのお刺身が手に入ったら作りたいメニューです。
身の食感が残るようにたたきすぎないのがコツ。
しょうがやネギ、ごまなどお好みの薬味をたっぷり加えていただきます。
鯖(さば)の人気レシピ
脂がしっかりのった家庭でも人気の魚です。
青魚といえば、さばを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
「サバを読む」という数をごまかかす意味でも使われていますが、たくさん獲れるのはありがたいですよね。
水煮缶で簡単!サバカレー
[調理時間]20分以下
サバ缶を使って作るお手軽カレーレシピ。
市販のルーを使わずカレー粉やケチャップを加えて作ります。
蒸し大豆やえのき茸が入ってやさしい味わいに。
サバ缶と梅干しの炊き込みご飯
[調理時間]10分以下
むずかしそうに見えるけど、サバ缶と梅干しを使うので、通常通りに炊飯するだけ!
梅干しの酸味があるのでサバの脂も感じにくく、おかわり必須のおいしさに。
ごまや大葉など、薬味を添えていただきたいですよね。
さばそぼろ
[調理時間]30分以下
ごはんに乗せる以外にも炒め物にプラスしたり何かと使い勝手のよい”そぼろ”
サバの身を取り出して長ネギとしょうがと合わせて炒めます。
常備菜として毎日の食事に手軽に取り入れられるのがうれしいですよね。
さばのおろし煮
[調理時間]30分以下
しょうが入りの大根おろしで揚げたサバを煮込んで仕上げるサバのおろし煮。
さっぱりといただけるのがうれしいですよね。
サバの小骨は丁寧に取り除きますが、骨取り済みの切り身を購入するともっと手軽に作れますよ。
さばの味噌煮
[調理時間]60分以下
和食の定番でごはんと相性ばっちりなサバの味噌煮。
おいしく仕上げるのはむずかしそうですが、ポイントを押さえると誰でもおいしく作れますよ。
シャキシャキの白髪ねぎを添えていただきましょう。
鰤(ぶり)の人気レシピ
成長すると名前の変わるぶりは出世魚として古くから重宝されていて、地域によっては縁起物としてお正月に好んで食べることも。
脂がしっかりのっているので、お刺身や焼き物、しゃぶしゃぶなどいろいろな楽しみ方があります。
ぶりのポン酢照り焼き
[調理時間]10分
事前に塩をふっておくことで身が引きしまります。
小麦粉をまぶして焼くのでポン酢タレもしっかり絡んでツヤツヤの仕上がりに。
脂の乗ったブリもさっぱりいただけます。
ぶり大根
[調理時間]30分
フライパンで手軽に作れる。食べるとほっとする味わいのブリ大根。
塩こうじで下味をつけるのがおいしさのポイントに。
日持ちもするので、たっぷり味を染みこませてからいただきたいですよね。
ぶりの照り焼き
[調理時間]20分以下
白いご飯と相性ばっちりのブリの照り焼き。
さまざまな作り方がありますが、事前にタレを染みこませてから焼いていきます。
白ネギはたっぷり添えるのがおすすめです。
ぶりの生姜焼き
[調理時間]30分以下
たっぷりのしょうがをを添えた、香りも楽しめる1品です。
しいたけも添えてあるのがうれしいですよね。
甘辛いタレのおかげでご飯もすすみそうです。
ぶりのネギ味噌ホイル焼き
[調理時間]30分以下
事前に準備しておけるのがホイル焼きのいいところ。
洗い物がラクになるのもうれしいですよね。
ブリと一緒に玉ねぎとご飯と相性ばっちりのネギ味噌たれを包んでフライパンで蒸し焼きに。
鱈(たら)の人気レシピ
魚に雪という字を合わせているように寒い時期に旬を迎える魚で、淡泊な味わいが特徴です。
身が雪のように白くて「血が足らぬ」という意味もありますが、意外と食欲旺盛な面もあるので「たらふく食べる」という言葉の語源にもなっています。
たらのみそマヨネーズ焼き
[調理時間]20分
淡泊な味わいのタラにみそマヨネーズをぬってオーブンで焼き上げます。
相性ばっちりのしめじも添えて食べ応えもばっちり!
事前に塩をふっておくことで臭みも消えて身も引き締まります。
タラの香味あんかけ
[調理時間]30分
あっさりとした味わいのタラに濃い目のタレがよく合います。
にんにく、しょうが、大葉などの香味野菜をたっぷり添えていただきます。
お好みで唐辛子を添えるとピリッと感も楽しめます。
薬味たっぷりタラのチリソース
[調理時間]30分
淡泊な味わいのタラはどんな味付けにも相性がアレンジよく、しやすいメリットも。
プリプリとしたタラの身に合わせるのはピリッとした辛さが特徴の豆板醤。
たっぷり薬味の入ったチリソースと合わせます。
タラのホイル焼き
[調理時間]30分以下
あっさりとした味わいのタラは、バターとの相性もばっちり!
蒸し焼きにするので身もふっくら仕上がります。
きのこも一緒にホイルで包めば、ボリューム感も出てお腹も心も大満足ですよね。
タラの酒蒸し
[調理時間]20分以下
シンプルな工程であっさりとした酒蒸しをおいしく仕上げるコツは、新鮮なうちに塩をふって霜降りまでしておくこと。
そうすることで魚の臭みを減らしておいしく仕上がります。
淡泊なたらの身とすっきりとしたポン酢は相性ばっちり!
鰯(いわし)の人気レシピ
いわしは成長につれて名前の変わる魚で、しらすや煮干しなど和食に欠かせない存在です。
アンチョビなどの加工品も有名ですよね。
海面の近くを群れで行動する回遊魚なので、一気に獲れやすいですが、魚に弱いと書くほどすぐに弱ってしまいやすい特徴もあります。
いわしのはんぺんバーグ
[調理時間]20分
いわしのお刺身を使って作るので簡単に作れる1品です。
はんぺんも入るので、少ない材料でもうま味ばっちり!
オーブンで焼き上げていますが、フライパンでも作ることができます。
いわしのフライ
[調理時間]20分以下
開いたものなど下処理済みのいわしを使うのがおすすめ。
手開きでも開けるので挑戦しやすい魚でもあります。
量が少ないときは卵焼き器を使うと油の量も少なくて揚げるのが簡単ですよ。
いわしの南蛮漬け
[調理時間]20分以下
揚げてから作る南蛮漬けですが、いわしは身がうすいのでフライパンで焼くだけ。
パプリカやピーマンなどの彩り野菜をたっぷり合わせれば食べ応えもばっちり!
作り置きにも向いているので、多めに作っておくのが正解。
いわしのつみれ汁
[調理時間]20分以下
お吸い物や鍋料理に入っているとうれしい”いわしのつみれ”。
自分で作るのは難しそうだけど、材料はいわし、卵白、しょうが、塩だけ。
とてもシンプルなので、基本的な作り方を覚えておくと便利です。
いわしの生姜煮
[調理時間]30分以下
昔から愛されている魚の煮ものといえば、
丸ごと入ったいわしの煮物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ごはんと一緒に食べたいほっとする味わいが魅力です。
臭みのもとになる血合いや内臓はしっかり取り除くのがおいしさのコツです。
秋刀魚(さんま)の人気レシピ
だんだん値段が上がり、いつのまにか高級魚となりつつありますが、やっぱり秋に食べたい旬の味です。
シンプルに塩焼きにして楽しむのもいいですが、アレンジすればさらにおいしくいただけます。
揚げさんまの香味だれ
[調理時間]15分
片栗粉をまぶしてこんがり揚げたさんまにたっぷりの香味野菜を合わせた1品に。
にんにくやしょうが、大葉の風味が合わさった甘辛いタレでご飯がすすみます。
さんまのおいしい季節にいただきたいですよね。
さんまと薬味の混ぜご飯
[調理時間]20分以下
さんまを塩焼きにしてたっぷりの薬味といっしょに白ごはんに混ぜこむだけ。
シンプルだけど、思わず惹かれてしまう魅力があります。
焼き立てもさんまを使ってもいいけど、前日の残りがあればより簡単に作れますよね。
さんまのかば焼き
[調理時間]20分以内
甘辛いタレがたっぷり絡んだ”さんまのかば焼き”
白いご飯に合うに決まってますよね。
旬のさんまで作ればおいしいこと間違いなし。
ぜひさんまの大名おろしを覚えて作ってみたいですよね。
さんまのパスタ
[調理時間]20分
こんがり焼いたさんまとにんにくの組み合わせ。
トマトは加熱するとうま味がぎゅっと濃縮するので、シンプルにおいしくいただけます。
ピリッと辛い唐辛子も添えれば、まるでお店で食べてるみたいですよね。
さんまのカレー風味焼き
[調理時間]20分
秋の味覚のさんまにカレー粉と小麦粉をまぶしてソテーに。
シャキシャキのもやしとにんじんを添えれば、食べ応えもばっちり!
もやしは水にさっと浸してパリッとさせてから炒めるのがおいしさのコツです。
鮪(まぐろ)の人気レシピ
鮪は、魚種によってサイズや味わいがさまざま。
トロと呼ばれる脂身が多いクロマグロ、あっさりとした赤身が多いメバチマグロ、ツナ缶にも使われるキハダマグロなどがが有名です。
刺身で食べるのはもちろん、加熱してもおいしく食べることができますよ。
まぐろの漬け丼
[調理時間10分]
刺身用の鮪が残ったら、「漬け」として食べてみるのがおすすめです。
しょうゆ、みりん、酒を合わせ、電子レンジや火にかけてひと煮立ちさせ、その中へ鮪を漬けておけば完成しますよ。
このレシピであれば、漬け時間は5分くらいでもOK。大葉やわさびの香りと一緒にどうぞ!
すぐできるごちそう、自家製ツナ
[調理時間]-分
鮪のサクが手ごろに購入できた時におすすめのレシピがこちら。
にんにくとローリエなどを入れたオリーブオイルに、下処理した鮪を入れて弱火で煮込んでつくります。
サラダやパスタに加えて、贅沢なツナを楽しんでみてはいかがでしょうか。
マグロとアボカドのサラダ
[調理時間]10分
砂糖としょうゆで下味を付けた鮪を、アボカドと一緒に手づくりの玉ねぎドレッシングで和えるでけで完成します。
鮪とアボカドのやわらかさと、刻んだ玉ねぎの対照が楽しめる一品です。
パンに添えたり、おつまみや箸休めとしてもおすすめ。
マグロのショウガ焼き
[調理時間]15分
すりおろししょうが入りの調味料に漬けた鮪を、油で焼き色を付けるようにフライパンで焼いてつくります。
中まで完全に火を通さないので、カツオのタタキのような仕上がりに。
お好みの焼き加減にしたり、薬味を追加して楽しむことができますよ。
ご飯のお供に!マグロのショウガ角煮
[調理時間]15分
しょうゆやみりん入りの甘辛い調味料で角切りの鮪を、汁気がなくなるまで煮詰めていくレシピです。
鮪100gに対してしょうが1片を使うので、しっかりと臭みを抑えて食べやすく仕上がりますよ。
鰹(かつお)の人気レシピ
春から初夏に獲れる鰹はあっさりとした味わいの「初鰹(はつがつお)」と呼ばれ、秋に獲れる脂のりがよいものを「戻り鰹(もどりがつお)」と呼び、季節ごとの味わいを楽しむことができます。
鰹はマグロと似た肉質をしているため、ツナ缶の材料としても使われますよ。
カツオの和風タルタル
[調理時間]10分
アボカドは鮪と相性のいいイメージがありますが、鰹にも合わせやすい食材です。
刻んだアボカドと鮪を刻み、しょうが、みょうがと混ぜて、わさび醤油をかけるだけでつくることができます。
おつまみとして、お酒との相性も◎
カツオの塩ソテー
[調理時間]20分
刺身でも食べられる鮮度のいい鰹は、ソテーして食べるのも格別の味わいがあります。
焼く前に塩を振って水分を拭き取ると、臭みを抑えてよりおいしく仕上がりますよ。
小麦粉をまぶした鰹は、にんにくの香りが移ったオリーブオイルで焼き、粗びきこしょうとレモン汁でどうぞ!
カツオのマリネ
[調理時間]20分
マリネとは、酢やこしょう、オリーブオイルなどが入った調味料に漬け込む料理です。
このレシピでは、玉ねぎ、にんにく、しょうがを加えたマリネ液に鰹を漬け、冷蔵庫で冷やした後にたっぷりの野菜と一緒に盛りつけたら完成しますよ。
かつおの竜田揚げ風☆スーパーのパックをアレンジ♩
[調理時間]15分
しょうが、酒、醤油を混ぜた中に、表面積が大きくなるように切った鰹を漬け込み、片栗粉をまぶして焼き上げるレシピです。
片栗粉をたっぷりと使い、揚げ焼きしてつくるのがポイント。
レモンをたっぷりと絞って、どうぞ!
簡単!基本のカツオのたたき
[調理時間]15分
レモン汁を効かせたさっぱりとした合わせダレをかけ、大根やきゅうりなどの野菜も一緒にモリモリと食べられるレシピになっています。
市販の鰹のタタキをボリュームアップして食べたいなら、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
鯛(たい)の人気レシピ
鯛というと、赤い色をした真鯛などを指すことが多く、日本では縁起の良い色として祝い事に鯛が好んで使われています。
クセのない白身魚で、刺身をはじめとして幅広い料理で楽しむことができます。
鯛めし(たいめし)
[調理時間]1時間以上
鯛はうろこが多く、ヒレが鋭いため、切り身を買って使うのが正解!
このレシピでも、切り身を醤油ベースのタレに漬け、米と一緒に炊くつくり方になっていますよ。
炊き上がったら切り身を取り出し、骨を外して混ぜ合せれば完成です。
鯛の昆布締め
[調理時間]-分
鯛、昆布、塩があればつくれる「鯛の昆布締め」。
つくり方は、順番にそれらを重ねていき、一晩寝かせるだけというシンプルものです。
淡白な鯛の味がうま味と塩気をまとい、ねっとりとした食感へ変化するのを楽しんでみて。
美味しい鯛茶漬け
[調理時間]10分
鯛の刺身を温かい茶漬けで食べるのも、おすすめの食べ方の一つ。
鯛の繊細な味わいを生かすためにみりんのアルコールを煮切って飛ばしたり、ごまを半分くらいすり潰して使うのがこのレシピのポイントです。
鯛のつけ焼き・木の芽焼き
[調理時間]20分
和食でよく使われている「つけ焼き」は、同量の醤油、酒、みりんに魚の切り身を漬けて焼いた料理のこと。
漬ける前に塩を振って余分な水分を抜いておくと味が染み込みやすくなります。
仕上げの直前に余った漬けダレを塗ることで、さらに香ばしく焼きあげると◎
鯛のアクアパッツァ
[調理時間]20分
和食に多用される鯛ですが、洋風の料理とも好相性。
あさり、にんにく、トマト、ハーブを白ワインやオリーブオイルと一緒に蒸し煮するアクアパッツァは、鯛の身がふっくらと仕上がります。
残ったスープにパンを浸して食べたり、ゆでたパスタを絡めてもおいしいですよ。
いかの人気レシピ
軟骨と口を除いたすべてが食用となる「いか」。
生のまま刺身として食べられるだけでなく、干物や塩辛といった保存食として利用されることもあります。
国内では、いかの種類の中でスルメイカの消費が最も多いとされています。
特別な材料なし!和風パエリア
[調理時間]1時間以上
米3合に対して、いかを一匹(一ぱい)入れて炊き上げる昆布のうま味が広がる和風のパエリアレシピです。
いかの軟骨と口以外、内臓もすべて食べることができるので、丸ごと手に入れば内臓も一緒に炊き込んでみてください。
作り置きで冷凍したり、人が集まる時につくってみてはいかがでしょうか?
【糖質オフレシピ】いかのレモンソテー
[調理時間]-分
にんにくを炒めたオリーブオイルで、いかと皮付きのレモンを炒めてつくるレシピです。
皮ごと安心して使える国産のレモンを使うのがおすすめ。
甘味を加えるのは、砂糖で代用しても問題ありません。
自家製イカの塩辛
[調理時間]-分
少し手間はかかりますが、自家製の塩辛も手づくりすることができます。
丸ごとのいかを手に入れ、丁寧にさばいて下ごしらえをし、潰した肝と細切りにした胴を和えればほぼ完成。
毎日箸で混ぜて1週間ほどで、おいしくいただけますよ。
簡単うまい!いかと里芋の煮物
[調理時間]60分
いかと里芋、ほかは調味料でつくるシンプルな煮物のレシピです。
いかのうま味が里芋に染み込み、里芋のぬめりで汁までおいしく堪能することができますよ。
冷蔵で3日ほど日持ちするので、一度にたくさん調理して作り置きするのもおすすめ。
イカ焼き
[調理時間]-分
大阪の屋台料理として有名な、粉モノの「イカ焼き」レシピです。
小麦粉ではなくコーンスターチを使った生地に、卵やだしを加えてフライパンで焼いていきます。
いかは生地を流し入れたら散らし、折りたたんで中まで火が通ったら完成!マヨネーズやソースをかけてどうぞ。
蛸(たこ)の人気レシピ
年中獲れる蛸ですが、旬は梅雨から夏にかけて。
生食されることは少なく、刺身と言ってもゆでた蛸が使われています。
煮付け、酢だこ、揚げ物、おでんなど、さまざまな食べ方で親しまれていますよ。
タコの和風カルパッチョ
[調理時間]10分
ゆでだこが手に入ったら、レモン、にんにくを揃えて、和風カルパッチョをつくってみませんか?
切り方と盛り付け方のコツを押さえておけば、ほぼ失敗知らずの短時間でつくれるレシピとなっていますよ。
お好きな薬味を追加して食べるのも、おすすめです。
たこの唐揚げ
[調理時間]-分
ゆでだこをしょうゆ、豆板醤、すりおろしにんにくに漬け、片栗粉をまぶして揚げてつくります。
カリッと揚げたてに、パクチーとレモンを添えたら完成です。
パクチーが苦手な人はレタスなどの手に入りやすいものや、野菜のマリネを添えてもいいですね。
タコとせん切りキャベツのごま酢和え
[調理時間]10分
ゆでだことキャベツの千切りがあればつくれる、サラダ感覚で食べられる一品です。
使う調味料は一般的な家庭で揃えやすいものばかりなので、思い立ったらすぐにつくることができます。
すり鉢などの道具がなければ、指で強くつまんでごまを潰したものを使ってみてください。
タコご飯
[調理時間]1時間
夏でもペロリと食べやすい、しょうがの効いた爽やかな味わいのレシピです。
ゆでだこはお好みで薄切りやぶつ切りにし、サッとお湯をかけてから使うのがポイント。
調味料と昆布を加えて炊き上げれば、うま味たっぷりのタコご飯が完成しますよ。
タコのガーリックソテー
[調理時間]15分
火を通し過ぎるとかたくなってしまう蛸は、サッと短時間で炒めるのが正解◎
このレシピでは、最初ににんにくと油で炒め、仕上げにバターと醤油を加えることで、風味を生かすように工夫しています。
その他の魚を使ったおすすめ料理
ししゃもの南蛮漬け
[調理時間]20分
ししゃもは、頭、骨、内臓など丸ごと食べやすい魚です。
干物を焼いただけでも一品になりますが、少し手を加えることで飽きずに食べることができます。
小麦粉をまぶしたししゃもをフライパンで揚げ焼きにし、熱いうちに南蛮酢に漬ければ完成。お好みの漬け加減で、ご賞味ください。
魚のトマトチーズホイル焼き/フライパンでの簡単レシピ(鮭や白身魚で!)
[調理時間]30分
白身魚であれば、魚種を問わずにつくれるレシピです。鮭や鯛だけでなく、メカジキやサワラなどを使ってもOK。
お子さんに好まれるチーズやトマトソースを使った洋風仕立てとなっています。
にんじんや玉ねぎなどを薄切りして一緒に包むのも、おすすめです!
おせち料理の田作り
[調理時間]30分
「田作り」と「ごまめ」、二つの呼び名を持おせちの定番料理の一つです。
小さなカタクチイワシを使い、醤油やみりんなどを使って甘辛く煮てつくられ、日持ちするという特徴があります。
煮崩れしない!基本の魚の煮付け
[調理時間]40分
和食の基本ともいえる魚の煮付け。
煮崩れさせずにつくるためには、煮ながら煮汁を魚全体にかけたり、落し蓋をするのが大切です。
難しく見えてもつくってみると簡単に感じるので、料理の腕を上げるためにも挑戦してみて!
魚のアラだしみそ汁
[調理時間]20分
鯛や鱈など、大きめの魚の使いにくい頭や骨回りの部分は「アラ」として店頭に並ぶことも。
食べる部分は多くないですが、安価でだしが取れるので味噌汁に活用するのがおすすめです。
具が少なめでも、濃厚な味わいで満足感が得られますよ。
まとめ
それぞれ魚にはちがったおいしさがあり、料理方法もさまざまです。
時期やお店によって扱う魚の種類も変わってくるので、鮮魚コーナーでチェックしてみるのも楽しいですよね。
健康のためや家庭料理のマンネリ化防止のためにもしっかり食べたい魚料理。
もっと気軽に楽しんで毎日の食事作りに活かしていきましょう。
■執筆/hiroさん…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使った簡単レシピや栄養満点な時短レシピが得意。インスタグラムでは家族が笑顔になるような管理栄養士のおうちごはんを発信中。
Instagramのアカウントは@hiro_recipe5
編集/サンキュ!編集部