節約のプロが選ぶ「2023年もっとも節約に役立ち&食卓が豊かになったショップ」3選

2023/12/30

食品の物価が上がり続けている今は、食材の買い方や選び方に工夫が必要です。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんが今年最も節約に役立ち、さらに食卓が豊かになったショップ3選を紹介。ポイントは「どこで買うか」ではなく、「どこの何を買うか」のようです。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2023年11月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「節約ショップ3選」!

【カルディ】長年の「おかずの素禁止」を解除して、外食費の節約に成功!

忙しいときや急いで1品加えたいときなどに便利な「おかずの素」。ただ、コスト的には調味料で味付けするよりも割高なので、私は何年も前から使わないようにしていました。

でもこの夏、近所にカルディができて行ったところ、手頃な価格のおかずの素がたくさん。試しにいくつか買って使ったところ、味が本格的で息子もお気に入りに。それが結果的に節約にもつながり、「おかずの素」を解禁しました。

なぜ節約につながったかというと、さまざまな種類の本格的な味を家で楽しめるので、忙しいときでも外食や持ち帰りをする必要がなくなったのです。外食やテイクアウトに比べたら、おかずの素のコストなど安いもの。同じおかずの素でも具材を変えれば味にも変化がでるので、自炊がラクになり、食事がより豊かに楽しくなりました。

最近のお気に入りは「回鍋肉の素」(2~3人前・税込146円)「黒麻婆豆腐の素」(2〜3人前・税込198円)と「スータイ バジル&チリペースト」(2人前・税込124円)。

「回鍋肉の素」は家の味噌で作るとイマイチ味が決まらずに、なかなか作ることがありませんでしたが、この「回鍋肉の素」に出会ってから、豚こま肉とキャベツで簡単に本格的な味になるので、よく作るようになりました。季節によってはナスと豚こま肉で作ることもあります。

「黒麻婆豆腐の素」は豆板醤、甜麺醤などのうま味に麻辣醤や山椒の辛味が効いた本格的な味で、何度食べても飽きないおいしさです。

「バジル&チリペースト」はタイ料理のガパオライスの素で、こちらも本格的な味。私はベランダ菜園でバジルを育てているので、それを大量投入してさらに風味をアップするのが好きな食べ方です。カリカリにフチを焼いた目玉焼きを崩しながら食べると、外食気分に。

【ダイソー】110円で新鮮野菜がもりもり食べられる種が秀逸

ベランダ菜園は5年ほど前に始めました。その菜園で育てる野菜の種を購入しているのがダイソーです。なんと2袋で税込110円という安さでありながら、植えるとちゃんと芽が出て、多くの野菜が収穫できます。

今育てているのは、バジルと葉ねぎ、味まさりほうれん草などの葉物野菜。バジルは菜園でとれた種をプランターに撒いておくと、翌年勝手に生えてくるので、種を買ったのは菜園を始めた最初の1回だけ。驚くほどのコスパのよさです。

緑の野菜は食卓の彩りとして欠かせませんが、葉物野菜は傷みやすいうえ、今年は値段も高騰しました。その点、ベランダ菜園は110円で多くの野菜が収穫できます。必要な時に採って使えるので、新鮮でおいしいのも魅力。野菜を選べば育てる手間もほとんどかからないので、おすすめです。

【業務スーパー】大容量で安いのに味も安定している冷凍野菜は便利

冷凍野菜は味にばらつきがあるのでずっと敬遠していたのですが、この夏は野菜が本当に高かったこともあり、業務スーパーの冷凍野菜を購入しました。

買ったのは「オクラ」(500g・税込235円)と「ブロッコリー」(500g・税込181円)、「いんげん」(500g・税込192円)の3種類(価格はすべて購入時点でのものです)。業スーだけあって、大容量なのに驚きの安さです。

これら3つは個人的には使いやすくてコスパもよく、自分で冷凍にしたときと比べて味はほとんど変わりありませんでした。以来、この3つは常備品の仲間入り。手軽に使える冷凍野菜が常にあるので、食卓に副菜が1つ増えました。

カルディもダイソーも業スーも、安くて便利なお店ですが、だからこそムダ買いをしてしまいやすいとも言えます。こういう店ほど、自分が何を買うか、どう利用するかを決めて、上手に活用したいですね。

※記事内の表示価格は、とくに記載のない場合、税込表示です。軽減税率の適用により価格が変動する場合もあります。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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