節約界のレジェンド丸山晴美さんに聞いた『月3万円の食費コントロール術』『NO暖房生活』

お金に強い人がガチで実践している習慣とは？ファイナンシャル・プランナーである丸山晴美さんおすすめの貯まる生活をご紹介。食材の値上げや光熱費節約のために普段からやっているテクを教えてもらいました。

Q 昨今の食材の値上げ、キツくないですか？

“今できる”お得を駆使して、6000円×5週＝月3万円予算を死守しています

買う物によって安くておいしい最適のお店で購入。ほかにもベランダ菜園で野菜を自給したり、ふるさと納税を利用するなど楽しみながら食費をコントロール。

うまい×安いPB食品に頼って自炊を続けています

自炊が無理なく続けられるように、プロっぽい味になる調味料や便利な“○○の素”を活用。「安くてもおいしくないものはイヤ。実食して値段以上に満足できる物をリピ買いしてます」。

ガチで丸山さんが食べ比べた厳選PB大発表

調味料はドン・キホーテ【情熱価格】が最強！

トマトの味が濃くておいしい「リコピン1.5倍超濃厚トマトケチャップ」

調味料メーカー「ダイショー」と共同開発「ごはんがとまらない焼肉のたれ」

刻みたまねぎがたーっぷり「いろいろ使えるたまねぎぽん酢」

冷凍野菜は【業スー】一択！

油を使う量も減らせる♪「揚げなす 乱切り」

時季に関係なく年中、安値で安定「いんげん」

カット済＆加熱済で即使える「ブロッコリー」

“〇〇の素”は【カルディ】でストック！

豆腐、揚げなす、春雨、何でも合う「黒麻婆豆腐の素」

手軽にガパオライスが作れて、外食欲が消滅「バジル＆チリペースト」

本格中華の味に感動～♪「回鍋肉の素」

ベランダ菜園で葉物はまかなっています

ベランダ菜園はお金を貯めることに目覚めた20代のころから続けている節約テク。2個で100円の種で元トレ度◎。「野菜の値段は天候で左右されるから助かります」。

小ねぎ、チンゲン菜、モロヘイヤ、バジルなど、1年中収穫できます♪
冬はほうれん草も！

子どものおやつはのり、塩を常備してセルフおにぎり

中2の長男は自分で塩むすびを作ります。ご飯をレンチンしてのりで包めば完成。「具ナシですが、塩にはこだわって『ゲランド』の塩です」。

ふるさと納税で高コスパ食材をGETしています

返礼品は、ふるさと納税サイトのおすすめをチェックして選択。「レビューが高評価な物や訳あり品の中から、使い勝手がよく自炊に役立つ物を選んでます」。

鹿児島県南大隅町　ぎょうざ　60個 6000円

愛媛県愛南町　かつおのたたき　5000円

長崎県雲仙市　にんたまじゃが　5kg 5000円

Q 光熱費節約のために何か工夫していますか？

家と自分を温めて冬も“NO暖房生活”しています

室内を太陽光で温めて厚着をするだけの昔ながらの節約テクで暖房費要らずに。石油ストーブも床暖もほぼなし。「電気代や灯油が値上がりしても影響なしです」。
◆100円のネックウォーマー　
◆ユニクロの「ウルトラライトダウンロングベスト」　
◆靴下の岡本の「まるでこたつソックス」

【朝】太陽光を窓から取り入れて、室温を上げます

朝イチでリビングの窓のカーテンを開けて、太陽光を取り入れて室内を温めます。「マンションは気密性が高いので、温まった室温をキープできます」。

【昼】ウォームビズの三種の神器を着用しています

自宅で仕事をするときは保温性優秀でお手頃価格の衣類で過ごします。「首や足首など大きな血管が通っている部分を温めると全身が温まりますよ」。

【夜】「あずきのチカラ」を布団に持ちこんで、ぬっくぬくで入眠

温めた「あずきのチカラ」を足元→お腹→肩と移動させて全身を温めます。「前は足が温まるまで眠れなかったのが、今は寝つきがよくなり朝まで熟睡」。約250回、レンチンで繰り返し使える！

ほかにはこんな工夫も

「100均便座シート」で暖房便座はOFF

入浴後、浴室の扉を全開して家の湿度を上げる

電気ポットは使わず、お湯は魔法ビンで保温

Q 服や化粧品代で出費がかさみませんか？

少ない服を着回せるように“ながら運動”で体型キープしてます

体型が変わると新しい服が必要になるから、節約のために毎日運動。「スポーツジム代は毎月の固定費になるので、家の中で小まめに体を動かしています」。

ドライヤー中にスクワットをして下半身を引き締める！

「あずきのチカラ」レンチン中の約2分間、腕上げ運動で代謝を上げる

手頃だけど上質なユニクロのカシミヤセーターを何年も大事に着ています

定価だと約1万円するカシミヤセーターは、毎年セール時にGET。「色違いやデザイン違いを買いたして、古い物はもう6年くらい愛用。コスパ抜群です」。

プチプラコスメをYouTubeのメイクテクで使い倒しています

美容系YouTubeでメイクテクを勉強。「自分に合うテクを習得すれば、プチプラで十分。年齢を重ねたら、使用アイテムを減らした“引き算メイク”が◎」。

アラフィフの丸山さんが参考にしているチャンネル

◆ヘアメイク職人「化け子の駆け込み寺」
◆小田切ヒロさんの「HIRO BEAUTY CHANNEL」

※紹介している商品の情報は、24年1月25日現在のものです。

＜教えてくれた人＞
テレビでもおなじみ！節約界のレジェンド 丸山晴美さん
長男（14歳）と2人暮らし。20代でお金を貯めることに目覚め、4年間で600万円を貯蓄。FP、節約アドバイザーとして雑誌、テレビ・ラジオ、Webメディアなどで活躍。

参照：『サンキュ！』2024年4月号「お金のプロ＆貯め達人がリアルにやってる習慣」より。掲載している情報は2024年2月現在のものです。撮影／林ひろし　構成／出下真紀　取材・文／村越克子　編集／サンキュ！編集部