彼女の中小企業の倒産に対する強調されたインドの女性取引

がんばっても貯まらないのはなぜ?お金の専門家が解説する「貯まらない人」が間違ってやっていることとは

2022/02/19

一般的に「家計簿をつけている人はお金が貯まりやすい」と言われます。でも「がんばって家計簿をつけているけど全然貯まらない!」と嘆く人は少なくありません。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「そういう人は、家計簿のつけ方を間違えている場合がほとんどです」と分析します。貯まらない家計簿とはどういうものか、どうしたら貯まるようになるのか、聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年1月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「貯まらない家計簿」!

貯まらない家計簿の特徴1:家計簿じゃなく「おこづかい帳」になっている

お金が貯まらない人の家計簿で最も多く見るのが、「おこづかい帳」パターンです。書き込んでいるのは「収入」と「今日、何にいくら使った」という記録、そして収入から使った金額を差し引いた「残金」の3つ程度。これだけでは実際の「お金の流れ」は見えません。

お金の流れが見えるようにするには、最初に「固定費」「変動費」「貯蓄」「その他」に大きく分けてから、それぞれの「予算」を立てること必要です。

まず手取り収入から、先取り貯蓄、固定費の合計、その他出費を引いて、残ったお金で変動費=生活費をやりくりします。

貯蓄や固定費などの払うべき出費を先取りして取り置くと、管理するお金は変動費のみに。こうすれば複雑になりがちな日々のお金をシンプルにすることができ、同時にお金が貯まる仕組みもつくれます。

変動費=生活費が出たら、あとは予算分けしていきましょう。外食費含めた「食費」「生活費(生活費の部分をこまかく分けてもOK)」などの項目別に分け、それぞれの「予算」を立てます。

食費は1人2万円をベースにして、月末に余るようなら予算を減らし、その分をほかの生活費に回すなどしましょう。少しずつ調整して、ベストな予算を見つけていくとよいでしょう。

貯まらない家計簿の特徴2:区切る日が間違っている

家計簿はたいてい1カ月単位で書きます。そのため、予定表などと同じように1日~30日(31日)を1カ月と区切っている人が少なくありません。

でも、給料の振り込み日が毎月25日だった場合、家計簿と現実にズレが生じます。月の総収入額や総支出額がわかりにくく、黒字なのか赤字なのかも見えにくくなってしまいます。

「お金の1カ月」とは、会社員なら給料日から次の給料日の前日まで。自営業など給料日が決まってない場合は、固定費やクレジットカード代金など大きな引き落としがある日を区切りにするとわかりやすいでしょう。家計簿をそのサイクルに合わせることで、お金の流れがしっかり見えるようになります。

貯まらない家計簿の特徴3:1週間分や1カ月分をまとめて書いている

毎日家計簿をつけるのが面倒なため、1週間分や1カ月分をまとめて書いている人も、貯まらない家計簿と言えます。

人の記憶は、日が経つほどに薄れていくもの。いつ、どこで何を買ったのかも、当日のことは思い出せても、2~3日後には記憶が曖昧になります。なぜそれを買ったのか思い出せなかったり、レシートがない場合は買ったことさえ忘れたりしてしまうことに。

家計簿はその日のうちにつける、が基本ルール。挫折しないよう、項目を少なくするなどシンプルな家計簿にするとよいでしょう。

貯まらない家計簿の特徴4:書きっ放しでいっさい振り返らない

せっかく家計簿をつけても、書き込んだだけで終わっては意味がありません。夜、1日5分でいいので、レシートを見て家計簿に書き込みながら、「これは本当に必要な買い物だったか」を振り返りましょう。この作業こそ、家計簿をつけるうえでもっとも重要なポイントです。

今はさまざまな節約テクがネットなどで紹介されていますが、それらを生活のどこに組み込みどう活用するかは、個々のライフスタイルで異なります。自分に必要な方法が何かは、生活の中で自分から気づくしかない部分が少なくありません。

家計簿をつけながら買い物を振り返ることで、「予算が残ったから明日はこういう買い物をしよう」「ペットボトルを買うのをやめて水筒にしてみよう」など、自分の生活に合った対策や節約方法が見えてきます。ときには翌日の夕飯のメニューまで決まることもあり、そうなれば時間を効率的に使えますし、ムダ買いも減らせます。

毎日行う振り返りに加え、給料日の前日には1カ月分をまとめて振り返ることが大切。1カ月のやりくりの成果がわかるので、うまくできればやりくりがどんどん楽しくなります。その好循環が、貯蓄力を高めることにもつながります。

家計簿をつけても貯まらない人には、貯まらない理由が必ずあるもの。そこに自分で気づいて、どう対策するかを考えることがとても大切です。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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