【野菜のプロ監修】「オクラ」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使いきろう!
2022/05/25
この記事では、「オクラ」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。
■記事監修
冷凍?冷蔵?常温?オクラの適切な保存方法や期間を紹介
夏になるとスーパーや八百屋で目にすることが増える「オクラ」ですが、どのように保存したら長くおいしい状態を保てるのかご存知でしょうか。
オクラは、夏野菜であることからも想像できるように、寒さと乾燥を苦手とする食べものです。オクラが寒さを感じないように、低温になりすぎない場所がおすすめの保存場所です。
オクラを常温や冷蔵で保存する場合も、早めに食べきることが大切になります。ここでは、オクラの保存方法と保存可能な期間について解説します。
冷凍保存
寒いところが苦手なオクラにとって、冷凍保存は向いていない保存方法だと考える方もいるでしょう。 しかし、冷凍食品にあるように下処理したオクラは冷凍保存も可能な野菜です。
生のまま保存したいときは、下処理として塩で表面の産毛をとったあと、ヘタとガクをとっておきましょう。ゆでたうえで保存する場合は、生のときと同様に下処理したあと、ゆでるか、電子レンジ40秒程度の加熱をします。
生の場合もゆでた場合も、4~5本ずつ食品用ラップで包み、チャック付きの保存袋に入れて冷凍します。保存期間は長くても1カ月程度だと考えておきましょう。
使うときは冷凍のまま調理が可能です。用途に合わせてカットして保存しておくと便利です。細かく刻んでから冷凍保存すると、和え物などにそのまま使うこともできます。
冷蔵保存
オクラは寒いところと乾燥を苦手とする野菜ですが、保存は5℃から10℃くらいが適しているといわれています。6℃から10℃程度に設定されている冷蔵庫の野菜室や冷暗所は、オクラの保存場所として適しています。
冷蔵庫は乾燥しやすいため、オクラを冷蔵保存する際は食品用ラップやビニール袋などを使って野菜室に入れましょう。 野菜用の布製や紙製の袋などを活用するのも良いでしょう。
冷蔵保存が可能な期間の目安は、4~5日程度です。
常温保存
オクラを常温で保存する際は、乾燥を防ぐために新聞やキッチンペーパーで包んだうえでビニール袋に入れ、立てた状態で冷暗所に保存しましょう。
常温で保存可能な期間の目安は、オクラに適した保存温度は5℃から10℃程といわれているため、夏場なら1日程度、冬場でも2日程度と長くありません。
すぐに使わない場合は、冷蔵するか下処理して冷凍保存するようにしましょう。
オクラを使ったおすすめレシピ紹介
オクラは火が通りやすくクセもあまりないため、いろいろな食材と合います。ここで紹介するオクラを使ったおすすめのレシピを参考に、おいしいオクラ料理をつくってみましょう。
冷凍保存するときには、使いやすい形に切って保存しておくと良いでしょう。
おすすめレシピ1:オクラのオイスターソース漬け
「オクラのオイスターソース漬け」では、電子レンジで30秒加熱したオクラを使います。常温保存のオクラはもちろん、冷蔵や冷凍で保存したオクラも利用できます。
調理時間も短くて簡単にできあがる料理であるため、1品加えたいときには保存してあるオクラを積極的に利用してつくってみましょう。
おすすめレシピ2:サーモンとオクラのバターじょうゆ焼き
「サーモンとオクラのバターじょうゆ焼き」のレシピでは、斜め切りしたオクラをサーモンと一緒に炒めます。
レシピで指定されている加熱時間は短いため、常温や冷蔵で保存されているオクラを使うとオクラの独特の歯ごたえを楽しめるでしょう。
冷凍保存のオクラは少し食感がやわらかくなりますが、同じように使うことができます。
おすすめレシピ3:オクラのぎゅっと焼き
「オクラのぎゅっと焼き」は、生のオクラのまわりにひき肉でつくった種をつけて焼く料理です。常温や冷蔵保存のオクラや、生のまま冷凍保存したオクラを使いましょう。
加熱してから冷凍したオクラを使うことも可能です。生っぽさが残るオクラが苦手なかたは、加熱済みのオクラで試してみるとよいでしょう。
オクラの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!
オクラには、栄養も多く、積極的に食べたいというかたも多いでしょう。
オクラが余ってしまった場合は、寒さと乾燥に弱いというオクラの特徴を理解して保存しましょう。乾燥を防ぐ食品用ラップや保存袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室に保存するか、下処理して冷凍保存しておくのがおすすめです。
いずれにしても、できるだけ早く消費することをおすすめします。今回の保存方法を上手く活用して、オクラをおいしく食べましょう。