韓国語で「アッパ」と発音する言葉は2つある!?それぞれの違いとは?

2023/11/26

「韓国ドラマでアッパという言葉を聞くけど、どんな意味があるの?」
「なんで全く違うシーンでアッパという言葉が使われているの?」
「同じように聞こえるけど意味が違う韓国語単語ってどんなものがあるの?」
韓国ドラマや映画を見ていて、このような疑問を持ったことはありませんか?

韓国語では同じように聞こえる発音でも、実は違う単語で意味も異なることがあり、理解するのに苦労してしまうこともあると思います。

そこで本記事では韓国語で「アッパ」と発音する言葉の意味について詳しく紹介します。
日常的によく使われる言葉なので、これを理解しておくと韓国ドラマや映画の理解も深あまり、韓国語に触れる機会でも役に立つと思います。

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韓国語で「アッパ」と発音する言葉は2つある?その意味と発音の違いは?

韓国語で「アッパ」と聞こえる言葉は2つあります。
1つは「아빠(アッパ)」という言葉で「パパ」という意味の名詞です。もう1つは「아파(アッパ)」という言葉で「痛い」という意味の形容詞。

カタカナで表記すると同じになってしまいますが、ご覧のようにハングルで表記すると「パ」の部分の文字が違うのがわかります。
当然、発音の仕方も違うのですが、日本人にとっては聞き分けるのが難しいため、同じように聞こえてしまいます。

同じように聞こえる言葉であっても、発音を間違えると異なる意味になってしまうため、正しい発音方法や意味について注目してみましょう。

パパという意味の「アッパ」の発音は「appa」

子どもが父親を呼ぶ時に使う「お父さん」という意味の言葉が「아빠(アッパ)」です。発音をアルファベットで表現すると「appa」となります。

「お父さん」という意味の単語には「아버지(アボジ)」もありますが、「아빠(アッパ)」は日本語で例えるなら「パパ」のようなニュアンスです。

小さい子どもがいる家庭では、妻が夫を「◯◯(子どもの名前)아빠(アッパ)」と呼ぶこともあります。また「〇〇ちゃんのお父さん」のように、子供の友達のお父さんを呼ぶ時も「◯◯(友達の名前)아빠(アッパ)」を使います。

「아빠(アッパ)」の「パ」の発音は、喉の奥を締めて息を出さないようにするのがポイントです。「パ」の前の「ッ」を意識することで正しい発音に近くなるので、カタカナの通り「アッパ」と発音するのが良いでしょう。

痛いという意味の「アッパ」の発音は「apha」

「痛い」という意味で使うのは「아파(アッパ)」で、アルファベットで発音を表現すると「apha」になります。
「아파(アッパ)」の原形は「아프다(アップダ)」という形容詞です。丁寧語ではないときは「아파(アッパ)」といい、相手に対して丁寧に「痛いです」と伝えたいときは「아파요(アッパヨ)」と言います。

「아파(アッパ)」の「パ」を発音する際のポイントは、息を強く吐きながら発音することです。また「ッ」を意識せずに「アパ」に近い流れで発音するようにしましょう。

韓国ドラマで聞かれる「オンマ、アッパ」とは?

Indeed/gettyimages

韓国ドラマを見ていると、「オンマ、アッパ」という単語をよく耳にします。

まず「オンマ(엄마)」は「お母さん」という意味で、子どもが母親を呼ぶ時に使います。
「お母さん」という言葉には「어머니(オモニ)」もありますが、「オンマ(엄마)」は日本語にすると「ママ」に近いニュアンスです。

それではドラマの中で「オンマ!アッパ!」と聞こえたときは、どういう意味でしょうか?

小さい子どもが両親を呼ぶための「엄마!아빠!(ママ!パパ!)」なのか、母親に痛みを訴えるための「엄마! 아파!(ママ、痛いよ!)」なのか。
シチュエーションに注目しながら、発音に気をつけて聞いてみましょう。

「アッパ」以外の父親を意味する韓国語は?

娘と食事をするお父さん
maroke/gettyimages

「アッパ」以外にも、韓国語で「お父さん」の意味を持つ言葉は複数あります。話す相手やシチュエーションなどによって使用する言葉が異なるため、それらに注意しながらチェックしてみましょう。

アボジ

「아버지(アボジ)」は、「父親」「お父さん」を意味する最も一般的な言葉です。
日本では他者に自分の父親のことを話す時は「父」と言い換えることがありますが、韓国ではそのような言い換えはないため、「아버지(アボジ)」を使っていれば問題ありません。

日本では幼少期には「パパ」と呼び、成長したある時点から「お父さん」と呼び方を変えることがあると思います。
韓国でも同じように、子供の頃は「아빠(アッパ)」と呼び、大人になって結婚や軍隊を機に「아버지(アボジ)」と言い換える傾向があります。

シアボジ

妻から見て夫の父親を表す言葉に「시아버지(シアボジ)」があります。日本語で例えるなら「お義父さん」という意味です。
しかし「시아버지(シアボジ)」は第三者に説明するときに使う言葉で、義父本人に呼びかけるときには、「お父様」という意味合いの「아버님(アボニム)」を使います。

一方で、夫から見て妻の父親を表す時には「장인어른(チャンイノルン)」を使います。こちらも「시아버지(シアボジ)」と同様に、本人に呼びかける場合は「아버님(アボニム)」を使うのが一般的です。

アボニㇺ

前述したように父親に対して敬意を持ち丁寧に呼ぶ場合は「아버님(アボニム)」を使います「아버지(アボジ)」と「様」を意味する「님(ニム)」がくっついた言葉です。

日本では日常生活の中で「お父様」という単語を使う機会はほとんどありませんが、韓国では「아버님(アボニム)」はよく使われます。
義理の父、第三者の父などに対して使うほか、面識のない年配の男性に対しても「아버님(アボニム)」を使うケースがあります。

ウリ アッパ

友達など親しい人に自分の父親を紹介する場合は「우리 아빠(ウリ アッパ)」というフレーズが使われます。「우리(ウリ)」には「私たちの」という意味があるので、「私の(私たち家族の)パパ」という表現になります。

「우리 아버지(ウリ アボジ)」に置き換えれば、「私の父」という意味になるので、シュチュエーションに合わせて使い分けましょう。

「アッパ」と聞こえる韓国語は2つ存在!全く意味の違う言葉でした!

日本人には聞き分けが難しい「アッパ」と聞こえる韓国語は2つ存在し、「パパ」と「痛い」という全く意味の違う単語だったことがわかりました。

ドラマや映画に出てきた際には、本記事で紹介した意味や発音のポイントを意識しながら聞いてみてください。そして発音の違いに気をつけながら、実際に口に出してたくさん発音することが、正しい発音を身につける近道です!

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